AirPods Proの装着感と遮音性を高めるための改造

AirPods Pro(俺専用)を購入したので、念願だった「遮音性を高めるための改造」というやつをやってみました。

参考にしたのは下記の記事(だいたいそのままやっただけ)

Apple AirPods Proを形状記憶フォーム素材を使って改造しフィット感をアップ | 酔いどれオヤジのブログwp
簡単に言うと、AirPods Proの耳栓部分の隙間に形状記憶素材を入れて遮音性を高めよう、と言う感じの改造です。

下記イヤーピースを購入して、主要部品だけ取り出してAirPods Proの隙間に詰め込みます。

最近はこういうめんどくさい手順を踏まずとも、AirPods Pro専用の交換用チップを使う、という方法もあります。

ただ、現在Amazonなどで見つけられるチップはどれも見た目やら質感、耐久性があんま良くなさそうなものしか見つけられず。

それならば肌に触れる部分は「純正のまま」にできて、見た目的にもオレンジワンポイントが割といい感じの自分でパーツ買って組み合わせる方法の方がいいかな、と考えた次第。

以下、実際の取り替えの手順です。

AirPods Pro 装着感アップのための手順

AirPods Proとイヤーチップを用意します。

このチップは「シリコンカバー+形状記憶素材」がくっついた状態になってるので、指先で黒い部分を剥がしてひっくり返します。(極論、外側のシリコンは破れても問題ない)

メイン素材であるオレンジの形状記憶パーツだけを取り外します。

今度は最初にやったのと反対方向の操作。外した形状記憶パーツをAirPods Proのシリコンパーツの間に入れます。

AirPods Proのイヤーピースを取り外し、ひっくり返った状態にした後「ちょっと引っ張って入れ込む」イメージ。千切れたりしないかビビりながらやりました。

上手くはまった。

で、これをAirPods Proに取り付けてやります。

そのままケースに入ります。割と違和感のない仕上がり。(蓋もちゃんと閉じられます)

つけてみた実際の装着感やサイズ選びについて

私がAirPods Proをつけた場合、(標準状態の)Mサイズをつけると「密閉できていません」で、Lサイズをつけると「密閉できています」という感じ。

とは言え、なんかLサイズでもスカスカな感じというか、先にAirPods Proを買って使ってた妻が言う「驚異的に周りの音が消えて無くなる!すごい!」みたいな感じを味わえない状態。

そういうのもあって是非ともAirPods Proの驚異的な「音が消える」状態にしたくてこの改造に手を出した次第。

L+Lだと遮音性はすごいけど圧迫感も強くてダメだった

最初はLサイズのイヤーチップに、この製品のLサイズの形状記憶素材を入れてみました。

ちょっと使ってみた感じ、明らかに密閉感が上がり、音全体もはっきりした印象に変わりました。(よくある、カナル型がきっちりと収まったイメージ)

ただ、しばらくLサイズの形状記憶素材をつけてると割と耳が圧迫されてきて違和感を感じるようになってきました。また、LサイズのイヤーピースにLサイズの形状記憶素材だと、装着する際にも割と耳に強く押し込んでしばらく待つ必要があり、AirPods Pro標準状態に比べて装着するのに手間がかかる印象。

L+Lの場合「音は良くなったし遮音性も上がったけど快適性、利便性が下がった」という感じになりました。

L+Mは割と遮音性がよく装着してて苦にならない

で、途中からは「LサイズのイヤーピースにMサイズの形状記憶素材」という組み合わせに変更。密閉感は多少下がりましたが、装着感はLサイズよりもアップ。

何もつけてない状態に比べると、密閉感と圧迫感は増えるんですが、遮音性もよくなり音質的にもちょっと低音などが聴こえやすくなった感じ。

何度か色々試してみて、総合的に「LサイズのイヤーチップにMサイズの形状記憶素材」というのが音質、利便性、遮音性などのバランスが一番よい感じだな、と思いました。

音質を取るかAirPods Proらしさを取るかは悩ましい

AirPods ProのイヤーチップはLサイズでもなんかスカスカした感じがする、とか思っててLサイズの形状記憶素材を使ってみたんですが、でかい形状記憶素材は良い意味でも悪い意味でもカナルタイプのイヤフォンに近い感じになるという印象。(密閉感が増えるが、圧迫感も増える)

とは言え標準状態のLサイズイヤーチップではなんか隙間が多い感じがするからMサイズの形状記憶素材で埋める。そうするとAirPods Proと耳栓型イヤフォンの中間くらいの装着感になるっていう感じ。(そして自分はそのくらいが好みだった)

これは言い換えると、場合によってはこういう改造をしたら装着感が悪くなって嫌だ、って思う人も一定以上入るだろうなということでもありそう。

この改造をしてみて、実はAirPods Proっていわゆる「耳栓型」でありつつも、耳栓型の嫌なところを上手に取り除いた製品なんだな、ってことを改めて思いました。

あと、実際に買うときは、俺の場合はLサイズ一択だろ、とかって思ってたんですが、結局好みにだったのはMサイズなので、小さな金額をケチらずに「3サイズ揃ったイヤーチップ」を買っておくことをオススメします。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

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