Podcastでリクエストをいただき、使ってみてよかった買切りアプリの話をしたので、ブログにもまとめます。(iPhone、iPadアプリ。Macでも使えるアプリあり)
すごく考えさせられる話題だった。Google Photoを便利に使っていたけど、これからどうしようかな。いいサービスにはどんどんお金を払っていこうというのはほんとそうだな。
使ってみてよかった買い切りアプリの話を聞いてみたいです。#ごりゅごcast https://t.co/p6kVUdvdNS— あやみ⚡️ (@noooparking) November 13, 2020
使ってみてよかったアプリ一覧
下記3つは、主にごりゅごが、主にブログを書く時に便利というもの。
- iA Writerは集中して文章を書くことができるテキストエディタです。
- 「Pixelmator Photo」をApp Storeで
- 「Annotable — 究極の画像注釈アプリ」をApp Storeで
その他3つは個人的趣味、日記、健康分野から1個ずつ。と最後に1個おまけ。
以下、1個ずつ簡単に紹介していきます。
汎用性が高いデータをきちんと残せるiA Writer
手元にあるファイルを自由に読み書きできるマークダウンアプリ「iA Writer」
Mac用、iPhone,iPad用があります。
マークダウンエディタ、という括りで言えば無数のアプリがあるんですが、このアプリを今使っている一番大きな理由は、アプリ内で閉じていないということ。
ここ10年くらいのソフトウェアの大きな流れは、ファイルを1個1個作るってのは「スマートじゃないこと」で「めんどくさいこと」って感じだったんですが、最近はちょっとずつ流れが変わり「汎用性が高いデータを手元に持っておいた方が安全」という感じになってきています。
サービスやソフトウェアはいつまで続くか分からないから、乗り換えが必要になったときにすぐに乗り換えができることが重要だぞ、ってことを自分もちょっとずつ考えてはいました。
そこに来てGoogleフォトが無制限保存をやめるというニュース。これを受けて、汎用性が高いデータを持っておくことが今後10年を考える上で一番重要なことだ、と考えるようになりました。
で、iA Writeの話なんですが、このアプリは基本iCloud Driveの「iA Writer」というフォルダにファイルを作るんですが、残るデータはただのテキストデータ。(拡張子は.txtや.mdなど自由に選べる)
また、外部のどこにあるフォルダも「フォルダ登録」できて、それらもアプリ内で簡単に読み書き可能。
マークダウンで書くのが基本なんですが、HTMLをそのまま書いてもプレビューできちゃうし、書いたテキストをリッチテキスト、HTML、マークダウンでコピーすることも可能。

最初にも買いたんですが、作ったファイルを他のアプリからも簡単に読み書きできる(汎用性の高いデータを、アプリに囲い込まれずに使える)ことがこれからのツール選びで超重要だと思っています。このiA Writerは、その条件をきちんと満たした「将来も安心」なエディタだと思っています。
ぶっちゃけ今は「結構高いアプリ」なんだけど、いいアプリが長く続くためには、いいものにちゃんとお金を払うことと、それを多くの人に知らせることだと思うので、iA Writerが長続きするためにもたくさんの人が買ってくれると私も幸せになれます。
Pixelmator Photo
「写真編集」系のiPadアプリ。このアプリの何が素晴らしいかって「写真」アプリ内の写真を複数枚、一括で、AI任せで自動補正するだけでかなりいい感じに編集してくれる、と言うところ。
風船がめっちゃ変な色で、カメラが色調整に激しく失敗。

そんな失敗写真を、全自動で「これで十分やん!」ていう出来にしてくれる。あんまり派手派手、ギンギンな色に「しない」というのも好みです。(よい学習をさせていると思う)

俺はRAWできちんと写真撮って、自分でちゃんと現像するんや、って人には全くもって不要なものです。
ただ自分のような「写真は基本思い出になればいい。でも明らかに変な奴は直したい。手軽にちょっといい感じにできるなら、ちょっとくらいは修正してもいい」くらいの距離感で写真を残してる人には最強のアプリだと思います。
また、このアプリの加工は「非破壊編集」であるため、写真アプリから簡単に元の写真に戻せる、というのも便利なところ。(写真アプリ上では「上書き」のように見えるが、戻すのは簡単)
もったいない、というかちょっとめんどくさいのが、この「複数枚を全自動で一括編集」というのが(自分が認識する限り)iPadでしか出来ない、ということ。
MacにもPixelmator Pro、というものがあり、同等の機能はあるんですが「たくさん選んであとは放置」が出来ず、1個1個「自動」みたいにポチポチやらないといけないので、やはりiPad版に軍配が上がります。
M1 Macで無理やり動かせるかもしれないけど、その辺りはまだ把握しておりません。
Annotable
2年くらい前から画像に説明を加える際に重宝してるアプリ。わかる人にわかる説明をすると、Skitchみたいなやつです。
一部の機能は無料で使えて、特定の機能を有料で開放する、というスタイル。
ルーペ機能、というのが便利で、ブログ書くときとかにも重宝してます。
なくなると困るRSSリーダー Reeder5
好きなブログを、全記事きっちり追っかけるのに必須のRSSリーダー。世の中の流れとしてはもうほとんど絶滅しかかっているんですが、だからこそ自分の中ではなくなったら困るものです。そして、無くなったら困るものを作ってくれてる人には、作り続けてもらうためにもきちんとお金を払わないといけない。
実は去年も新しいやつ(Reeder4)が出たばかり(その前は数年間音沙汰なかった)だけど、作り続けて欲しいから新しいのが出たら全部買います。
毎日1秒を組み合わせて記録を作る 1Second Everyday
1日1秒 1年を6分で振り返る動画作成アプリ 子供の成長記録見るのがめっちゃ楽しい – ごりゅご.com
以前にブログを書いてからもう何年も経過し、気がつけば基本無料、プレミアム課金システムになっていて、買い切りアプリと言えるか悩ましいんですが、毎日1秒を組み合わせた動画を作るというのはいろんな活用の場面が考えられます。
例えば子供の動画を毎日とり続けるみたいな、同じ視点をずっと繰り返すもの。逆に、毎日を刺激的に、いつもと違う生活を過ごすために「違う動画を毎日撮ろう」と目指す視点。(作者は、この「毎日が同じすぎる」のに嫌気がさして、アプリを作ろうと思ったらしい)
サンプルの動画なんかでは、妊婦のお母さんが毎日お腹が膨らんでいく様子を記録してるようなものもありました。
面白いのは「たった1秒」なのに、その動画見るだけで、そこから何十倍、何百倍のいろんな記憶が蘇ってくること。
記録の方向としては「思い出系」に寄ってるものですが、子育て記録アプリとしては「最強」だと個人的には思っています。
ちなみに私は、もう息子が6歳になってめんどくさくなっています。最初は、20歳まで毎日1秒撮ると2時間の感動の大作映画ができるんだぜ!って考えてたけど、ショートムービーでいいか、と思うようになりました。
「1 Second Everyday: Video Diary」をApp Storeで
Apple Watchでの自動睡眠記録 AutoSleep
「AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します」をApp Storeで
Apple Watchを持ってるならば是非ともオススメしたいのが「AutoSleep」という睡眠管理アプリ。
AppleWatchでの自動睡眠記録で睡眠預金を管理するようになった – ごりゅご.com
Watch OS7が登場してから、標準でも睡眠時間の記録というのはできるようになったんですが、個人的にはちょっと取得できるデータが物足りない感じでした。
AutoSleepで気に入っているデータは一般的な「睡眠時間」や「深い睡眠」に加えて「睡眠時心拍」を計測してくれていること。
このアプリを使うと、飲酒がどれだけ身体の休息の障害になっているのか、というのを身に染みて思い知らされます。
(こういうのを知ってから飲み過ぎはだいぶ控えてるんだけど、この前のオンライン飲み会は楽しくて危険なことになっていた)

おさけをたくさん飲むと心拍数が正常に戻るまでにすごい時間がかかる、と言うのがよくわかるグラフ。 pic.twitter.com/9I4kjiBFmi
— 五藤隆介(🎙ごりゅごcast) (@goryugo) November 8, 2020
マインクラフト
あと最後に、ある意味最もコスパが良い「使ってよかったアプリ」がマインクラフト 。
iPhone,iPad版を600円で1回買うと、家族登録してる全員のiPhone iPadで遊べて、各自の端末を持ち寄ってのマルチプレイも超簡単。(今は860円になってる!)
6歳の息子は4歳の頃から遊び始め、3人で遊んだ時間は100時間や200時間では効かないレベル。
ゲームというジャンルでありながら「教育用」としても使われるくらいいろんな遊び方があって、やればやるほどすごいものだと思い知ります。
まとめ
結構真面目に「買い切りアプリ」を思い出してみたんですが、重宝してるものはこのくらいでした。
あとは大体Appleの標準アプリだったり無料アプリだったり月額課金のサブスクリプションアプリだったりで、思ってたより買い切りで重宝してるアプリは少なかったという印象です。
その他、ほぼ毎日使うアプリだと、Podcast用にAdobe Auditionとボイスメモ。SlackやらDiscordなどのメッセンジャーやメール系アプリ。情報収集やSNSなどに使うTwitter、Google News。読み物のKindleとかマンガ系アプリ。写真アプリにメモアプリやリマインダー、Musicやカレンダーなどの、Apple純正のもの。プライベートな思い出日記ツールとしてのDayOneくらい?
参考までに「今週」と「今日」の、iPhone、iPad、Macを全部合わせた「スクリーンタイム」の結果はこんなふうになっていました。

iPhoneでゲームとかほぼやらなくなったから、エンターテイメントが少ない!という自分でも驚きの結果に!
Bitwarden(パスワード管理)とかLinguee(DeepL)とかは、ただの待機時間だと思うんで、超正確とは言えなさそうなんですが、Macまで含めた全デバイスの「よく使うアプリ」が誰でも簡単に標準機能で確認できる、というのは面白いですね。
iPhoneとiPadのスクリーンタイムはこんな感じなので、今週は結構真面目にお仕事してたぞ、というのがスクリーンタイムからもよくわかる感じです。

と、なんかめっちゃ話がズレてきましたが、気が向いたら自分のスクリーンタイムの結果など見ると、生活習慣の改善のきっかけにもなるのではないかと思います。(ホントにエンタメ少なくて、俺いつの間にこんなにマジメに、って驚いた)