Obsidianにハマってから、PKM(personal knowledge management)というのもについて色々学んでいます。 [Zettelkasten(ツェッテルカステン)](https://publish.obsidian.md/knowledge-stuck/Zettelkasten)というキーワードから始まり、色々あって最近は「LYT」(Linking Your Thinking)というフレームワークに到達しました。 https://twitter.com/ankiyorihajimey/status/1333636417176498182 ## 超大雑把なLYTについてのまとめ 全文英語で、色々概念的にも不慣れなことが多くて、[DeepL](https://www.deepl.com/translator)を駆使しながら結構時間をかけて読みました。(最近はこういう精読みたいなのが大事だと思うようになった) すごく色々省略して、ざっと概要をまとめると * LYTはZettelkastenをデジタルで上手に扱えるようにした枠組み * 1ノート1要素の「BOATノート」をじっくりと育てていく(1要素 = Atomと表現されている) * デジタルガーデン、という概念 * 十分に育ったノートは「エバーグリーンノート」 * このノートをたくさん作り上げることで、執筆が「エバーグリーンノートの編集」で大体済ませられるようになる。 * これらのノートを繋ぐために使うのが「MOC」(Map of Contents)というノート。 * MOCはフォルダのような階層を持つものでなく、自由に、どんな形式でも整理できる * MOCも「常に変化し続ける」前提で作る * MOCがあれば超大規模なノート群も自在に行き来ができる * ノートが100を超えるくらいからMOCを意識 * 「HOME」となるMOCを作って、それを作り上げていく ![](img/goryugo.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_0117-3.jpeg) と、概要なのに超絶長いんですが、大体こういう感じです。(わかりやすさ優先で、正確ではありません。[Obsidian Publishを使って別ページに少しずつまとめていっています](https://publish.obsidian.md/knowledge-stuck/Zettelkasten)) ## MOCという「まとめページ」を作るという概念が気に入った 実はこの「BOATノート」だとかそこから育つ「エバーグリーンノート」みたいな概念とか、考え方みたいなのはなんとなくイメージはできてました。 多分その辺は、ツール違いなんですが倉下さんのScrapbox情報整理術のおかげ。これを読むと、1ノート1トピックなどの似たような概念、活用方法などを日本語でいっぱい学ぶことができます。 ![[d735d7fa830bf0ea9f7010d8596554c3_MD5.jpg]] 🚚『Scrapbox情報整理術』🚚 📖[Kindle(Amazon)](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07GJFBWWZ/room510-22/) 🛍️[楽天Books](https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0420ee27.e275520c.0420ee28.758c15b9/?pc=https%3A%2F%2Fbooks.rakuten.co.jp%2Fsearch%3Fsitem%3DScrapbox%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%95%B4%E7%90%86%E8%A1%93) <a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2680428&pid=889373199&vc_url=https%3A%2F%2Fhonto.jp%2Fnetstore%2Fsearch_021_10Scrapbox%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%95%B4%E7%90%86%E8%A1%93.html">📑honto</a><img Src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2680428&pid=889373199" height="1" width="1" Border="0"> <a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2680428&pid=889373206&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.kinokuniya.co.jp%2Fdisp%2FCSfDispListPage_001.jsp%3Fqs%3Dtrue%26ptk%3D01%26q%3DScrapbox%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%95%B4%E7%90%86%E8%A1%93">📚紀伊国屋</a><img Src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2680428&pid=889373206" height="1" width="1" Border="0"> <a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2680428&pid=889373205&vc_url=https%3A%2F%2Fbookwalker.jp%2Fsearch%2F%3Fqcat%3D%26word%3DScrapbox%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%95%B4%E7%90%86%E8%A1%93">📗BOOK☆WALKER</a><img Src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2680428&pid=889373205" height="1" width="1" Border="0"> ただ、自分にとって今回特に面白いなーと思ったのが「MOC」という自分で作る「リンク集」みたいなページ。 いろんなツールに集まった「断片」みたいなものを改めて集めてリンクして整理することで、それによってページ移動などが便利になるだけでなく、同時に自分が考えてることが整理されて、それ自体が執筆などの「素材」に発展する、みたいな考え方はすごく新鮮でした。 Obsidianの検索結果をリンクにするやつとか、この時までなんの役に立つのか理解できてませんでしたが、これは要するに「MOC作るための素材」にすればいいのか! https://twitter.com/ankiyorihajimey/status/1333687352057753600 そのためにもやっぱりノートは「1ページ1トピック」が便利だわ、って思うし、ここ何年かでやってきたことが、ここでようやく1つにまとまったっていう感じがします。 ## 「HOME」を作るだけですごく便利になったのを実感する いわゆる「エバーグリーンノート」みたいなのは、成果が見えてくるまでに時間がかかりそうなんですが、最初の方に出てきた「HOME」という「MOCの起点になるMOC」みたいなやつは「即効性」があって大変ありがたいものでした。 とりあえず自分がよく使いそうな項目を「自分の手で整理してリンクする」ってことをやってあげたら、Obsidianの使い勝手がよくなりまくり。 基本的にここを「毎日見るページ」にしといてあげて、そこからよく使うページにはリンクをクリックするだけで移動ができるようにしておく。 ちょっと覚えておきたいことなんかもここに書いておけばいいし、量が増えてきたら今度は「同じようなやつ」をまとめて別ページに切り出してやればいい。 [Note Refactor](https://github.com/lynchjames/note-refactor-obsidian)というObsidianのプラグインと合わせて、1ページ1タイトルのノートを作る&作ったノートを活用するというのが大変快適で便利になりました。 なんか最近はちょっと賢く、物事をよく考えられるようになったような気分が味わえています。