最近海外のNewsletterを色々読みはじめているんですが、Ness Labsというところで紹介されていた「タイプ別のノートアプリの選び方」というのが大変しっくりきたので、ざっとまとめてみたいと思います。(独自に要約&追記をしているので、細かいニュアンスなどは異なります)
詳細はこちらから → How to choose the right note-taking app: the ultimate guide – Ness Labs
3つのノートテイキングのスタイル
人間にはいろんなタイプがあり、ノートの取り方にも色々なタイプが存在します。
- The architect(建築家)
- The gardener (ガーデナー)
- The librarian(図書館員)
この3つのタイプを基準にして、自分と相性の良いノートアプリをご紹介したいと思います。
The architect(建築家)
建築家は、計画を立ててプロセスやフレームワークを設計することを楽しみ、アイデアを簡単に構造化できることを好むような人です。
建築家タイプにおすすめなのは、ページとカテゴリに基づいた階層構造を持つアプリです。こういったアプリは、大規模なプロジェクトの整理&生産性の管理にも向いていますが、構造化されたフレームワークをきちんと考え、ワークフローをしっかり作り込む必要があります。
注意すべきは、建築家タイプにおすすめなアプリはどれも習得が大変で、メモを取ることだけなどのシンプルな目的には、機能が過剰すぎるかもしれないことです。
建築家タイプにおすすめなアプリは以下の3つ。
Coda(Macのウェブサイト制作アプリとは異なるもの)
🐷個人的には、どれも個人で使うというよりチームで使うのが向いている印象。どれも多機能すぎて、個人が知識を管理するにはルールが多すぎて破綻しそう。
The gardener (ガーデナー)
ガーデナー(庭師)は、探検を楽しみ、様々な考えを一緒に接続し、アイデアを成長させることができることを好むような人です。
ガーデナータイプにおすすめなのは、双方向のリンクを作ることができ、ノートが何にリンクしているかだけでなく、どのノートがそれにリンクしているかを見ることができまるアプリです。新しいアイデアをブレインストーミングしたりアイデアを生み出すことが目的のライターや研究者には、これらのアプリは特におすすめです。
ガーデナータイプにおすすめなアプリは以下の4つ。
また、DynalistもWorkflowyも、今年中に双方向リンクを実装すると発表しています。そうなればこれらのアプリも良い選択肢になるかもしれません。
The librarian(図書館司書)
図書館司書タイプは、資料を集めたり、カタログを作ったりするのが好きで、自分のアイデアを簡単に取り出すことができることを好むような人です。
静的な情報を大量に保存する必要がある場合にはこのタイプのアプリがおすすめです。ウェブクリッピング、豊富なフォーマット、ファイルの添付、タグ付け、メモのフィルタリング機能があれば、本のメモ、会議のメモ、レシピなど、必要な情報を素早く保存してアクセスしたいような人には特におすすめです。
図書館司書タイプにおすすめなアプリは以下の3つ。
その他、クイックキャプチャのためのアプリ
その他、素早くメモを取るためには以下のようなアプリがおすすめです。
Apple note,Google Keep, Simplenote, Zoho notebook
これらの「クイックキャプチャのためのアプリ」を使う時には「マインドガーデン」ではなく「マインドバックヤード」を作ってしまいがちなので、その点を気をつけないといけません。
あなたがどのタイプの人であろうと、コレクターからクリエーターになりたいのであれば「クイックキャプチャのためのアプリではない」カテゴリーのアプリを検討するのが役に立つかもしれません。
🐷ちなみに、この記事の著者はRoam Researchを使っており、この記事を書いているごりゅごはObsidianを使っています。そして、著者は言外に「ガーデナータイプがおすすめ」と言いたそうな印象を受けました。
Newsletterをはじめました
新しく、こういったObsidianなどのノートアプリや、Ankiという学習法などについて考えるNewsletterを始めました。
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