Obsidianで大変気に入っているけど、たぶんあんまり使われていない?標準プラグイン「Workspace」というのを紹介したいと思います。
「さいきょうの画面配置」は完成しないから複数の配置を使い分ける
Obsidianのワークスペースは、簡単に言うと「今のObsidianの画面配置を保存しておける機能」です。
Obsidianの基本の画面構成は、左側のメニュー、メイン画面、右側メニューの3種類。これらの項目にはそれぞれ好きなものを好きなように並べることができ、さらにそれぞれの項目は、表示方法を調整したりといった細かいカスタマイズも可能です。
このそれぞれの項目を考え尽くして「ぼくがかんがえたさいきょうのくみあわせ」を作ってもいいんですが、Obsidianでいろんなことをやろうとすればするほど「さいきょうのくみあわせ」を完成させることが難しくなってきます。
だったら「場面に応じた一番いい組み合わせ」をいくつか作って、その時々で一番最適な方法を考えればいいやん、というのがWorkspaceを使う意味。
予定を確認したり計画を立てるときのモード
たとえばごりゅごは、Obsidianの中に「毎日見るノート」というものを作っていて(いわゆる毎日のやることリスト)それを見ながらざっと今日やることを確認する、ということをしています。
そういうときに役に立つのが「カレンダー」のプラグイン。
普段のノートを使ってるときにはカレンダープラグインは必要ないんだけど、予定や計画の時には役に立つ。そういうときに「予定モード」のワークスペースを作っておいて、予定を立てるときだけカレンダーが表示されるモードに切り替える。

ノートの振り返りをするとき
予定や計画を立てるときには便利なカレンダーですが、これは自分が書いたノートを振り返るときにはほとんど全く必要ありません。
なので、そのときは代わりに右上にObsidianのリンクを元にして関連ノートを見つけ出すプラグインで、関連しそうなのリストを表示します。
細かいながらも重要なのは、この時は右側に並ぶメニューが変化しただけでなく、左側のメニューの項目も変わっていること。このワークスペースというやつは、メニューの並びなどを覚えてくれているだけでなく、検索にどういうフレーズを入れていたのかだとか、検索結果の見え方をどう変化させているか、Graphをどんなせっていにしたかなどの細かい調整項目もきちんと覚えてくれています。
個人的にはそのあたりはさほど気にしていないんですが、そこもこだわろうと思えば細かく詰めて調整できるのも魅力の一つ。
ブックカタリストなど特定のプロジェクトを進めるときのモード
ほかには、ブックカタリストなど、特定のプロジェクトを進めようとするときにもワークスペースは重宝します。
こういう特定のプロジェクトを進める時って、わりと「常にこのノートを開いておきたい」という場合が多いです。これも、ファイル名を毎回覚えておく代わりに、ワークスペースを使っていつも開くファイルに切り替えるようにしてしまいます。もちろんこれは、ノート1個だけでなく2個でも3個でも全部同時に開いた状態を覚えておけるので、よく見るノートがたくさんあっても大丈夫。
また、ワークスペース自体も何個でも保存できて、キータイプで絞り込みができるので、10や20くらいのワークスペースなら余裕で快適に使えます。
お気に入りの「モード」に素早く切り替えられる
Obsidianはいろんなことができるので、このように目的に応じて「機能の配置」を切り替えてあげると、そのときそのときに応じたモードの切り替えが便利になります。
もちろん、どんな場面でもObsidian使ったら最強やで、なんてこともなくて、あくまでも「Obsidianが得意なこと」をするのが大前提ではあるんですが、ごりゅごの場合、だいたいのことはObsidianで事足りるようになってきているのも事実。
なんにしても、Obsidianは非常に楽しいので、ぜひ使ってみてください。
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→Obsidian – ごりゅご.com