骨伝導イヤホンに出会って快適なリモート会議環境を手に入れた

Shokzの骨伝導イヤホンOpenRun Proをレビュー用にご提供いただけたので、使ってみた感想と以前から使っているOpenCommとの比較などをまとめてみます!

OpenRun Pro

AirPods Proを多用していたら外耳炎になった

みなさんはイヤホンを長時間つけていると耳の中が痒くなることがありませんか?

私はイヤホンを1時間以上つけていると簡単に耳が痒くなってしまいます。

AirPods Proに空間オーディオが入ってから「空間オーディオすごい!」と長時間使用していたら外耳炎になりました。(耳の中がかぶれて炎症を起こした)

そんな状態で非常に役に立ったアイテムが骨伝導のイヤホンです。私が使っていたのは、ShokzのOpenCommというブームマイク付きのモデル。

こめかみあたりに当たる部分が振動して、骨伝導で音が聞こえます。物理的に耳の穴を塞がないので、耳の中が蒸れるようなこともありません。

リモート会議の機会が急激に増え、1日に2件、3件参加することもある中、骨伝導タイプのイヤホンのおかげでかなり快適になりました。

骨伝導タイプのイヤホンは物理的に耳の穴を塞がないので、職場や家庭で声をかけられてもすぐに返事ができます。AirPods Proにも「外音取り込みモード」がありますが、変なノイズ(エアコンや空気清浄機の音など)も拾って聞こえてくることがあって少し苦手でした。

骨伝導タイプのイヤホンは室内で使う用途としても十分メリットが多いです。

今回、同じShokzのOpenRun Proをレビュー用に提供いただきましたので、以前から使っているOpenCommとの比較や、OpenRun Proを使ってみた感想などをまとめます。

軽くて長時間使用でも負担にならない

OpenRun Proはランニングや運動をする人向けの製品になっているので非常に軽く、重さは実測で28.1gでした。

以前から使用しているOpenCommはブームマイク付きということもあり、重さは34.4gです。

5–6gほどのわずかな違いですが、数時間使用していると明らかにOpenRun Proの方が付けている負担が少なかったです。

アプリで簡単にマルチポイントペアリング設定が可能なOpenRun Pro

OpenComm、OpenRun Pro、どちらもマルチポイントペアリングに対応しています。複数台の端末(Mac /iPad Pro /iPad mini /iPhone)を同時使用している私にとってはすごく便利な機能です。

OpenRun Proはアプリを使って簡単にマルチポイントペアリング設定ができます。(現在、Shokz APPはOpenRun Proのみ対応)

Shokz App

 

Shokz App

このマルチポイントペアリング設定、イヤホンの操作だけで設定するのは意外と難しいです。(手順が割と複雑に感じる)説明書を読みながら設定をしたのですが、1回目は失敗して2回目(ごりゅごさんにやってもらって)で成功しました。

アプリだと過去に接続した機器名が表示され、スイッチを「オン」にするだけで設定が完了します。マルチペアリングしたくない場合はアプリ上からオフにしておけば自動で切り替わらなくなるので便利です。

マイク性能だけならOpenComm

OpenRun Proにもデュアルノイズキャンセリング・マイクが搭載されているので、リモート会議や通話などにも十分使用できます。

OpenCommにはブームマイクがついているので、マイクの位置がより口に近い場所にきます。そのため外からのノイズを拾いにくく、よりクリアな音になります。

動画の音声で伝わるかは微妙なんですが、実際に録音した音を聞き比べると、明らかにOpenCommの方が周りの環境音が小さいです。(録音時、車道に面した部屋で空気清浄機使用、すぐ隣でキーボードタイプ)

ただし、このブームマイク、使用していないときは結構邪魔です。マイク部分が可動するので、向きを変えれば視界には入らなくなりますが、やや気になります。

リモート会議でも話すことがメインの人はOpenCommがおすすめですが、たまに話す事がある程度の人はブームマイクなしのOpenRun Proでも十分な音質です。

音は十分クリアに聞こえる

初めてOpenCommを使ったとき、びっくりするほどクリアに聞こえて驚いたのを覚えています。外の音が聞こえるのに音楽もはっきり聞こえて、かなり不思議な感覚でした。

OpenRun ProもOpenCommも想像以上に音がクリアに聞こえます。耳の穴を塞いでいないので没入感は感じにくいですが、思った以上にはっきりと音楽や音声が聞こえます。

ただし、電車内や車の多いような外音が大きい場所ではちょっと聞こえづらくなります。周りの音が大きいからとイヤホンの音量を上げると振動も大きくなり、音よりも振動の方が気になってきます。私の場合、音量Maxだとくすぐったく感じてしまうため30–50%くらいの音量で使用しています。

骨伝導イヤホンと言っても全く音が鳴らないわけではなく、小さくは音が鳴っている状態なので、満員電車のような環境での使用は不向きです。

個人的には、ごはんを食べならがポッドキャストを聞いているいる時、AirPods Proだと耳の穴が塞がった状態で自分の咀嚼するときの音?が気になるんですが、骨伝導イヤホンだと耳の穴が塞がっていないので気にならなくなりました。

音質に関しては、普段からあまり音楽を聞かない私の耳ではOpenRun Pro、OpenCommどちらも同じように聞こえます。スペック上はOpenRun Pro(105 ± 3dB)、OpenComm(96 ± 3dB)とOpenRun Proの方が感度が高い数値となっています。

骨伝導イヤホンに出会って快適なリモート会議環境に

オーバーイヤータイプのヘッドホンは耳が潰されてすぐに痛くなってしまうし、AirPods Proのようなカナル型イヤホンは長時間使用すると耳の中が痒くなってしまう体質なので、リモート会議やオンラインイベントなどが増えるなかイヤホンは悩みの種でした。

骨伝導イヤホンに出会ってから、そんな悩みもなくなりとても快適になりました。

特にOpenRun ProはOpenCommと比べても軽く、長時間つけていても全く負担がありません。頭をぶんぶん振ってもズレ落ちたりすることもありません。

また、メガネをつけた状態で使用していますが、メガネのテンプル部分とも干渉しません。

唯一、急速充電(5分の充電で1.5時間の音楽再生)に対応していることは嬉しいのですが、充電ケーブルが専用ケーブルなのが残念です。マグネットでパチっとくっつくケーブル自体は使いやすいのですが、充電用に専用ケーブルが必要なのでその分持ち物が増えてしまいます。

これが汎用ケーブルで充電できるようになったら最高です。

OpenRun Proは製品名的にランニングや運動する人向けの商品ではあるのですが、室内でも十分使用価値が高いです。特に私のように長時間イヤホンをしていると耳が痒くなってしまう人には骨伝導タイプのイヤホンすごくおすすめです。

ということで今日は「骨伝導イヤホンは室内で使う場合も結構おすすめ」というお話でした。

この記事を書いた人

haruna1221

1985年生まれ。2010年よりフリーランスのデザイナー。
iPad Pro 11インチとApple Pencil2を使ってデザインラフ・イラスト・デジタルバレットジャーナルなど手書き中心にiPad活用しています。
夫ごりゅごとブログ執筆、WEBデザイン、SNS運営代行、iPadを使ったワークショップやセミナー主催など。
2014年生まれの息子ポン吉を子育て中。

iPad Workers

月額15ドル/年額120ドルで月1回のiPadオンラインセミナー
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