Obsidianは緊急ではない重要なことを行うツール

Logseqを使うようになってから、Logseqに書く情報量が増えたことによってObsidianの価値が明確になりました。そして結果的に「今まで以上にObsidianが便利」になってきています。

Logseqを使うようになって、Obsidianの使い方がどう変わったのか。どういう情報をObsidianに残すのか。そういった二つのツールの境界線について考えてみます。

最初に書くのはLogseq(迷わない)

仕事、生活に関わらず、なにか思いついたことをメモする場所は完全にLogseqになった。

じゃあそれによってObsidianの価値や使用時間が下がったのかというとそうでもない。体感的に言えば、むしろObsidianを使う時間が増えたとも言えるくらい「執筆」「ノートテイキング」での出番は増えている。

この記事も、最近は「Logseqで少しアイデアを出して」「Obsidianで書く」という手順を踏んでいる。だいたいの書き物は最近はObsidianを使う。この使い分けが、今はうまく「モードの切り替え」として作用している。

まずなんでも書いて考える場所がLogseq。そしてLogseqの中身をある程度まとめて「文章」にする場所がObsidianというのが最近のイメージ。

翌日に必要なものを転記する

こうやって二つを使い分けるときに重要なのが「Logseqに書いたことのとりこぼしがないようにすること」である。メモは書いただけで終わらせず、必ずなんらかの「処理」をしなければならない。

そのために重要なのが、Logseqに書いたことを後日Obsidianに転記する、ということ。具体的には、毎日午前中に「LogseqからObsidianに転記する時間」を設けて、書いたものを振り返りながら「必要なもの」をObsidianに転記する。

では「必要なもの」とはどういうものか?

これは、簡単に一言では表現できない。というよりもこれは「機械的な処理ができない」し、機械的な処理をするべきではない。なので、なにが「必要なもの」なのかはすべて人力で判断して、考えながら転記する。そしてこれは一定以上のエネルギーがないとすぐに雑にコピペをしてしまうので、エネルギーがある午前中に行う。

昨日のLogseqに書いたことを振り返り、「タスク」だと判断すればLogseq上でスケジュールして先送り。書いたものが「日記」や「日誌」だと判断できるならば「そのまま」

Obsidianに転記するのは、それ以外のもの。大抵はアイデアや思いつきなどに分類される内容のもの。

たとえば最近、以下のようなメモをLogseqからObsidianに転記した。

Obsidianに転記したものは完了マークを付ける
Obsidianに転記したものは完了マークを付ける

最初にLogseqに書いたのは、アウトラインの枝の部分。一段下にあるテキスト。あとからこの内容について「Obsidianでもう一回書いて」から「完了のチェック」を付けている。

これらのノートは今後は「Obsidianを使って考える」ことになる。つまり、自分にとって「必要なもの」というのは「タスクではない、近日中になんらかの行動を起こしたいもの」と言えるかもしれない。

思いついた段階では「どうしたらいいかわからない」が、これを元にして「ネタ」として活用したり、行動の指針にしたり、その後も継続的に「考え続けたい」ことをObsidianに書く。

これ以降は、Obsidianを使って「つなげて考えていく」ようにする。

Obsidianは緊急ではない重要なことを行うツール

こうやってLogseqから「必要なもの」だけをObsidianに書き写すようになって、自分の中でのObsidianの用途がはっきりしてきた。

Logseqは「今、目の前のこと」をスムーズに進めるために重宝するツールで「仕事効率化」カテゴリに属する。

対してObsidianは「今すぐこれが無くなっても困る」というタイプのものではない。ニュースレターの執筆はどんなエディタでもできるし、それ以上に重要な「アイデア」や「ノート」を放置しても、明日への影響はほとんどなにもない。

とは言え、一年以上こういうノート作りをしてきた実感として、Obsidianに書くことを続けることで、明確に自分の中の「知識が増えた」し「これまでより深く考えることができるようになった」とは断言できるし、今後も続けていきたいと思っている。

つまり、今の自分にとってObsidianは、7つの習慣でいう「緊急ではない重要なこと」を実行する場所であり、それを実行できるように補助してくれるツールなのではないか。

人間は、時間があっても時間がなくても「緊急ではない重要なこと」を進めることは難しい。だが、今のところ自分は「この上ない楽しみ」として実行できている。Obsidianを使った「ナレッジマネジメント」で「わかるようになる」「考えが整理される」という報酬が、大きな継続のモチベーションになっている。

人間は本来的に「知る」ことは快楽であるはず。その点を踏まえて「楽しくノート整理する仕組み・習慣」が作れれば、おそらく多くの人がObsidianを使って緊急ではない重要なことを進めることができるのではないか。

このあたりの仕組みや習慣作り、そこから得られるものをどう言語化して上手に伝えられるか。明確な答えが出ているわけではないが、こうやって今の自分が実践していることなどを書きながら考えて、少しずつ「楽しくノート整理する仕組み」を言語化していこうと考えている。

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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