## 製品概要
「Soul Roads EKX」は、ソウルミュージックの歴史そのものを凝縮したようなEZkeys拡張音源です。細心の注意を払ってレストアされた、時代の異なる2つのRhodesエレクトリックピアノ(よりアグレッシブな初期モデルと、よりメロウな後期モデル)が収録されています。
これにより、60年代のノスタルジックなサウンド、70年代のファンク、そして現代のネオソウルやビートミュージックまで、幅広いソウルミュージックの文脈に対応する、根本的に異なる2つのサウンドキャラクターを使い分けることが可能です。
## プリセット要約
この音源は、キャラクターの異なる2つのRhodesモデルをベースにしています。
## Rhodes Mk I
一般的に、より初期のモデルであるMk Iは、アタックが強く、バイト感(食いつき)のあるアグレッシブなサウンドが特徴です。ファンクのカッティングや、ロック系の楽曲で存在感を発揮します。
### Basic One
基本的なプリセット。標準では案外トレモロが強く効いている。
### Ballad One
アグレッシブなMk Iを、バラード向けに調整したプリセットと推測します。おそらく、リバーブやコーラスを深めにかけ、高域の耳障りな部分をEQで抑えることで、メロウな響きを実現しているのではないでしょうか。
### Chorus One
Mk Iに、定番のコーラスエフェクトを加えたプリセット。サウンドに広がりと揺らぎを与え、音を豊かにする効果が期待できます。
### Combo Amp
特定のビンテージ・コンボアンプのシミュレーターを通したサウンドでしょう。Mk Iのダイレクトなサウンドとは異なる、アンプならではの飽和感や中域の癖が加わった、ロック色の強い音色と推測します。
### Filtered Vinyl One
レコード(Vinyl)からサンプリングしたような、ローファイな質感を加えたプリセット。高域と低域をカットするフィルター(Filtered)と、レコードノイズが付加されていると想像します。
### In the Phase
Mk Iのサウンドに、フェイザーをかけたプリセット。周期的なうねりが加わることで、70年代のファンクやサイケデリック・ロックで聴かれるような、浮遊感のあるサウンドを生み出します。
[[For once in my life]]で、フェイザーを使わなくても、このサウンドで満足できるかも。プリセットでどうにか、というのは悪くない。これを使う、と決めて曲を作る、というやり方をしてもいいのかもしれない。
### Panned Amps
左右で異なるアンプシミュレーターを使うか、あるいはオートパン(定位を自動で左右に振るエフェクト)を使って、サウンドがステレオ空間を移動するような効果を狙ったプリセットでしょう。
### Rotary Speaker One
オルガンで多用される、ロータリースピーカーの回転効果をシミュレートしたプリセット。独特の揺らぎとドップラー効果が、Mk Iのサウンドにオルガンのような雰囲気を与えます。
### Silver Amp
おそらく、Fender社の"シルバーフェイス"期のアンプをモデリングしたプリセット。クリーンで張りのある、きらびやかなサウンドが特徴と推測します。
### Spring Delay Tape
スプリングリバーブ、ディレイ、テープエコーという、3つのビンテージな空間系エフェクトを組み合わせた、複雑な残響を生み出すプリセットでしょう。ダブやレゲエのような音楽にも応用できそうです。
### Stone Phaser One
MXR社の"Phase 90"のような、いわゆる「スクリプトロゴ」期のヴィンテージ・フェイザーをシミュレートしたサウンドと推測します。「In the Phase」よりも、より温かく滑らかなかかり方をするかもしれません。
🐷個人的にとても好みのPhaserの音。その他、アンプをつないだサウンドは好みの音になりやすい。
### Studio Amp
特定のモデルではなく、スタジオで標準的に使われるような、癖が少なく扱いやすいアンプサウンドをシミュレートしたプリセットでしょう。
### Talking Piano
エンベロープフィルターやトークボックスのような、人の声のような変化をするワウ効果を使ったプリセット。「話すピアノ」という名の通り、非常に表現力豊かでファンキーなサウンドのはずです。
### Tape Echo
テープエコー特有の、サチュレーションによる飽和感と、エコー音が劣化していく感じを再現したプリセット。デジタルディレイとは違う、暖かく不安定な響きが特徴です。
### Touch of Eighties One
80年代に多用された、きらびやかなコーラスやデジタルディレイを駆使したサウンドでしょう。DX7のようなFMシンセのベル系サウンドが薄くレイヤーされている可能性もあります。
### Valve Distortion One
真空管(Valve)アンプの歪みをシミュレートした、オーバードライブ/ディストーションサウンド。Mk Iのアグレッシブさをさらに強調する、ロック向けのプリセットです。
## Rhodes Mk II
一般的に、後期のモデルであるMk IIは、ハンマーチップの材質変更などにより、Mk Iよりもアタックが柔らかく、より澄んだベルのようなメロウなサウンドが特徴です。バラードやジャズ、ネオソウルと非常に相性が良いとされます。
### Basic Two
Mk IIのキャラクターを素直に味わえる基本的なプリセット。Mk Iの「Basic One」と比較することで、2つのモデルの根本的な音色差を最もよく理解できるはずです。
### Ballad Two
元々メロウなMk IIを、さらにバラード向けに調整したプリセット。深いリバーブや滑らかなコーラスが加えられ、非常に美しく感動的な響きが期待できます。
### Dimensional
コーラスやディメンション系エフェクトを使い、サウンドを立体的に広げたプリセット。音の広がりが豊かで、パッドのように使うこともできそうです。
### Double Modulation
コーラスとフランジャー、あるいはフェイザーとトレモロのように、2種類のモジュレーション(揺らぎ)系エフェクトを同時にかけた、複雑な動きを持つサウンドでしょう。
### Electric Cathedral
「電気仕掛けの大聖堂」という名の通り、非常に深く長いリバーブを使い、荘厳な響きを創り出したプリセット。パイプオルガンのような雰囲気を醸し出しているかもしれません。
### Filtered Vinyl Two
Mk IIのメロウなサウンドに、レコードノイズとフィルター処理を加えたローファイなプリセット。「Filtered Vinyl One」と比較して、より落ち着いた、チルな雰囲気を持っていると推測します。
### L.A. Drive
80年代のロサンゼルス(L.A.)のスタジオシーンで流行した、スムーズで洗練されたオーバードライブサウンドをイメージしたプリセットでしょう。フュージョンやAORに最適な、上品な歪みが特徴かもしれません。
### Mellow Plate
メロウなMk IIのサウンドに、明るく華やかな響きのプレートリバーブを組み合わせたプリセット。両者の相性は非常に良く、美しく澄んだ残響が期待できます。
### Pan-O-Rama
ステレオ空間でサウンドが左右にパンする(移動する)効果が特徴のプリセット。おそらくテンポに同期したオートパンが使われているでしょう。
### Rotary Speaker Two
ロータリースピーカーの効果をシミュレートしたプリセット。「Rotary Speaker One」よりも、元々のMk IIのサウンドが柔らかいため、よりジャジーで落ち着いた雰囲気になりそうです。
### Stage Two
Mk IIの標準モデルである「Stage Piano」のサウンドを、ライブステージで演奏しているかのように調整したプリセット。適度なリバーブやEQ処理が施されていると推測します。
### Stone Phaser Two
ヴィンテージ・フェイザーをシミュレートしたサウンド。「Stone Phaser One」と比較して、Mk IIのメロウな音色にかけることで、より滑らかで心地よい揺らぎを生み出しているはずです。
### Tape Echo
Mk IIのサウンドに、暖かく減衰するテープエコーを加えたプリセット。チルなフレーズやダビーなコードに最適です。
### Tines of Glass
Rhodesの心臓部である金属棒「タイン(Tine)」が、まるでガラス(Glass)でできているかのような、非常に硬質で澄んだ、きらびやかな音色に加工されたプリセットでしょう。EQやエンハンサーによる極端な音作りがされていると想像します。
### Touch of Eighties Two
80年代風のきらびやかなエフェクト処理を、Mk IIのメロウなサウンドに施したプリセット。「Touch of Eighties One」よりも、よりバラードやスムースジャズに適した、洗練されたサウンドになっているのではないでしょうか。
### Valve Distortion Two
真空管の歪みを、Mk IIに加えたプリセット。元々のサウンドが柔らかいため、Mk Iのバージョンよりもスムーズで、歌心のあるオーバードライブサウンドが得られるかもしれません。
### Wired Delay
おそらく、ディレイ音にフィルターをかけるなど、ひと癖ある(Wired)処理を施したディレイサウンド。単なる反響音ではない、ユニークな効果が期待できます。