広い空間で音が聞こえにくくなる主な原因は、音源からの距離による「減衰」と、壁や天井からの「反響」である。
通常のスピーカー(点音源)は、距離とともに音が急激に減衰し、拡散する。
特に低音は拡散しやすく、体育館のような場所では反響音と混ざり合うことで、明瞭度が著しく低下する。
この対策として、スピーカーを縦一列に並べる「ラインアレイ(線音源)」という手法が用いられる。
音源を線状に配置することで音の指向性を高め、拡散(減衰)を抑制できる。
この効果により、到達距離は点音源と比較して最大で300倍程度まで伸長可能とされる。
[[聞こえにくくなる原因は耳の機能だけでなく脳の衰えも原因]]
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from 『音と脳』