[教養として学んでおきたいニーチェ (マイナビ新書)](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B09F6DQN7B/room510-22/)
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(著) [[岡本裕一朗]]
B09F6DQN7B
マイナビ出版 (2021/9/27)
#kindle_Unlimitedで読んだ本
# 関連・思い出した本
[[『教養として学んでおきたい哲学』]]
[[『いま世界の哲学者が考えていること』]]
# 読書メモ
[[ニーチェは基本的に上手な人間関係を築けない人]]
[[ニーチェのアフォリズム形式はタイプライターが原因]]
[[ニーチェの魅力は現代人の考え方の基礎を作ったこと]]
[[ニーチェを学ぶとニヒリズムが到来する]]
## 2神が死んでどうなるか
[[ニーチェがやっていることはパロディ]]
[[「神は死んだ」というのはなにもかもを人間が判断しなければならなくなったということ]]
[[セーレン・キルケゴール]]
🐷注釈は、文字小さくしてインデントして書いた方がいいな。引用を、四角で囲うのもアリかも。
[[初期ニーチェは反出生主義の救済手段として芸術を求めた]]
アポロン的芸術と、デュオニュソス的芸術
理性で判断できる、造形芸術や視覚芸術と
感情を揺さぶる音楽芸術
だからワーグナーが好きで、ワーグナーがショーペンハウアーを評価したからそれも好き。
1880年代にはこの考えを捨てる。
『ツァラトゥストラ』で方針転換
音楽で苦しみから脱却するのは「ロマン主義」だと言い始める。
『悲劇の誕生』では生きることは苦しみだった。
その後、生きることは苦しみではなく、同じことの繰り返しである、という方向に転換。
永遠回帰の思想。
つまらないことを繰り返して生きる意味はあるのですか?
ない
これがニヒリズム
『道徳の系譜学』
系譜学、という出自を調べることが流行っていた。
それにあやかって、道徳の出自を調べ、出どころはルサンチマン。妬みであり、それを正当化するものだと書いた。
系譜学とは?
17世紀ヨーロッパで成立していた
ニーチェが意味を変えた
ニーチェは意図的にこれをやり、
フロイトやマルクスは無意識にやった
このように、ニーチェは「逆手に取る」のが好き。系譜学は、本来権威を上げるためなのに、逆に使った
[[ニーチェの意味を変えながら転用するやり方はポストモダニストに好まれた]]
超人、永遠回帰の思想
永遠回帰を耐えられる人が超人。なんとか永遠回帰をポジティブにするために必要な概念。
そもそも人生に意味を求めるのが間違っている。
自分の人生の中でいかに遊ぶことができるかが、永遠回帰を生きるポイント
ニーチェの遊びは「パロディを作ること」だったのでは?
つまり、思想そのものが遊びと言えるのかもしれない。
この本は、事実だけでなく解釈も含まれている。だが、解釈なくして理解もない。ニーチェの教えに忠実だとおもうが、判断は読者に委ねる。
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## ニーチェが書いた本・概略
『悲劇の誕生』
28のデビュー作。よくも悪くも一生の方向を決めた運命的な本。
初版序文、本論、第二版序文を読むといい。
本編は、3段階の話
1ギリシャ悲劇の誕生とその絶頂期
2ギリシャ悲劇の没落と死
3ギリシャ悲劇の再生
ペシミズム、オプティミズムにデュオニソスとアポロンを対比させる。
ギリシャ悲劇はデュオニソス的な音楽の精神から誕生したが、アポロン的で楽天的なソクラテスによって殺害された。
これを現代に復活させようとしているのがショーペンハウアーやワーグナーで、高く評価して運動にも参加しようとしていた。
その後、第2版でロマン主義として自己批判。
生を苦痛として捉え、音楽を通して忘却する、というのはダメ、に切り替えた。
『ツァラトゥストラはかく語りき』
一番有名だが、取り扱いが難しい。先ず、哲学かどうか判断が分かれる。
小説か脚本のような印象を受けるし、多くの比喩がなにを意味するのか明らかにされていない。
著書『この人を見よ』の中では、この本は「永遠回帰」が根本思想だと明言している。
難しいことを感じても、あまり気にせずに読むといい。はっとするような文章に遭遇して、座右の銘になるかもしれない。
最初は「悲劇」として構想され、後にパロディになった。
『権力への意志』
『力への意志』とも訳される。
ニーチェが自分で出版したものではない。書き残した原稿を妹が中心になって編集した。
本来は遺稿集だが、主著であるかのように出版された。
編集上の問題があり、元々の原稿が書かれた状態に戻し、そのまま並べられるようになった。