[珈琲の世界史 (講談社現代新書)](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062884453/room510-22/)
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(著) [[旦部幸博]]
講談社 (2017/10/18)
2017/10/18
# 関連・思い出した本
[[『コンテナ物語』]]
[[『世界史を大きく動かした植物』]]
(1テーマでの歴史)
# 読書メモ
>医学博士。専門は、がんに関する遺伝子学、微生物学。人気コーヒーサイト「百珈苑」主宰。自家焙煎店や企業向けのセミナーで、コーヒーの香味や健康に関する講師を務める。
という著者。コーヒーの歴史でありつつ、そこに関連する歴史もちゃんと書かれてて、半端無い知識に驚く。
(コーヒー好き目線で見ると)かなり様々な歴史の転換点にコーヒーが関わっていて、そのへんもまた興味深い。
保険の誕生、フランス革命、ボストン茶会事件(からの独立戦争)などなど。
コーヒーにまつわる最古の記録はイブン・スィーナー(アヴィセンナ)が書いたものである、みたいな豆知識も。
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コーヒーの歴史を知ることは味を変える
プラセボは実際に効果がある
「情報」で味は変わる
ただし、プラセボ薬を高値で売りつけるのは医療倫理にもとる
コーヒーの歴史も同じ
「ナポレオンが愛した」のはセントヘレナ島のコーヒーではない
「本物のコーヒー」のために「本物の物語」を
コーヒーは、水、お茶(65億杯)の注ぐ世界3位の消費量の飲み物
茶葉2g、コーヒー10g使うので、分量だけならコーヒーの方が多い
人類も、最初のコーヒーもエチオピアから始まった
人類よりコーヒーの方が古くからある
コーヒーが飲まれるようになったのは15世紀と言われているが、もっと古い可能性も
チャは、5000年、カカオは4000年。超えるかもしれない
コーヒーは、鳥や哺乳動物には無害(昆虫には有害)ので、きっと人類は食べていた、という主張もある
🐷コーヒーもコーラも元がアフリカ
そこに人類の原点のようなものがある?
9世紀ごろ、エチオピアからイエメンに奴隷が送られるようになり
10世紀ごろから医学書などにコーヒーらしきものの記述が見られる
アル・ラーズイ(ラーゼス)と、イブン・スィーナー(アヴィセンナ)
2人の記録が今のところ最古の記録
次の記録は15世紀のイエメン
コーヒーはエチオピアから伝わったが、今の飲み方はこのエリアで生まれた。
そして17世紀ころからヨーロッパに伝わっていく。
イギリスでコーヒーハウスが流行る。貴賤の差なく、中でコーヒー片手に学べる。
シラフで語れる場所、というだけで貴重だった。
女人禁制で主婦に嫌われたり、数が増えすぎて飽和。だんだんマンネリ化もする。
18世紀になると、オランダやフランスがコーヒーを安価にしたせいで、イギリスは高値で仕入れることになり下火に。18世紀後半から紅茶の国になる。
海運近くのコーヒーハウスから保険が生まれた、とも言われる。
フランス
ずっとカフェが流行
チェス喫茶なんかも流行る
抽出方法も試行錯誤され始める
フランス革命家も、カフェから始まった
1773年
ボストン茶会事件
コーヒーの苗木は、各植民地で盗み出されて広がっていく
ブラジルは、ジゴロな男が領事の奥さんをそそのかして手に入れる
けっこういろんな歴史的出来事とコーヒーが絡んでいて面白い
ナポレオンも「コーヒー通」ではなかったがコーヒーが好きだったり
19世紀
ハイチは独立するが、コーヒー大国から転落してしまったて手に入れる