[直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163915834/room510-22/) ![[e4e60a21f9434001052ba0e6e88be534_MD5.jpg|100]] (著) [[ジェレミー・デシルヴァ]] (翻訳) [[赤根洋子]] 文藝春秋 (2022/8/10) 2022/8/10 2022-09-11 図書館で借りた 2022-09-19 読了 # 関連・思い出した本 [[『進化を超える進化 サピエンスに人類を超越させた4つの秘密』]] # 読書メモ 原題:First Steps: How Upright Walking Made Us Human ## 第一部 2足歩行の起源 人類は、チンパンジーのような姿勢から徐々に直立して、二速歩行に移行したという従来のイメージが誤りである理由 [[人類進化の系統樹(画像)]] ## 1章 人間の歩き方 二足歩行は並外れて足が遅く捕食されやすいのに、なぜ人類は繁栄したのか ダーウィンやダートの仮説は残念ながら間違いだ [[二足歩行はチンパンジーから枝分かれした直後の出来事]] [[二足歩行は遅いし転びやすいしいいことがない?]] [[二足歩行を始めたのは武器を持つためというのは間違い]] ではなぜ? [[二足歩行は食べ物を運ぶのに有利だった]] 泳ぐのは「収束進化」しているが、歩くのは、人間しかいない。 だからまず、ジュラ期に遡ろう ## 2章 Tレックスとカロライナの虐殺者と最初の二足歩行歩行動物 太古の🦎トカゲ、ワニ🐊、そして恐竜🦖から鳥類。進化史では2足歩行は何度も現れた。彼らは二本足で立った理由は、人間と同じなのか? [[古代には様々な二足歩行動物が存在した]] 結局、人間が二足歩行をする理由は大きさやスピードが原因ではない。 ## 3章 人類が直立したわけと2足歩行に関するその他のなぜなぜ物語 人類学者は2足歩行の期限の仮説を山ほど提案してきたが、検証可能な説はほとんどない。「唯一の」の理由を探求しても無駄なのでは? [[過去の二足歩行動物から人類が二足歩行をした理由を探す]] [[人類が二足歩行を始めた理由(過去の仮説)]] ## 4章 ルーシーの祖先 史上最も有名な化石ルーシーは2足歩行していた。では、彼女の祖先は? だがわずかな化石は秘匿され、手がかりはあまりに少ない [[史上最も有名な二足歩行化石ルーシー]] ## 5章 アルディとドナウ川の神 440万年前に生きたアルディーノ、足、さらに1100万年前のダヌビウスの発見。これらは古人類学の定説を覆す新仮説をもたらした。 [[450万年前のアルディは森の中で二足歩行していた]] [[人間はナックルウオークから二足歩行に進化したのではない]] [[1500万年前に大森林が赤道直下から地中海北岸に移動]] [[人類は果実がない冬を乗り切るために尿酸を除去せず脂肪を蓄えることにした]](人間が痛風にかかる理由) [[発酵した果実からもカロリー摂取できるようにするためアルコールの分解もできるようになった]] その後、寒冷化で地中海沿岸の類人猿は滅びた その前に、人類とアフリカ類人猿に共通する最後の祖先が誕生 [[人類ははじめから二足歩行をしていた可能性がある]] ## 2部 人間の特徴 人類のテクノロジー、言語、食生活、子育て法は、直立2足歩行によってもたらされた ## 6章 太古の足跡 3,660,000年前の奇跡(ラエトリの足跡化石 我々はそれを再発見する。二速歩行が足跡の主に与えたものとは何だったのか [[アウストラロピテクスは屈んで歩かずに我々と同じような歩き方をしていた]] 石器もこの頃。300万年前くらい [[我々の身体はテクノロジー抜きには成り立たないような生物に進化した]] [[二足歩行をすると子育てで抱っこが必要になり「協力」が生まれた]] [[サピエンスは弱いからなんでも食べられるようになった]] [[二足歩行は効率的なので遠くまで餌を探しに行けるようになった]] [[捕食圧が強い生物ほど早熟で生まれる]] ## 7章 1マイル歩く方法は一つではない 多数の手が見つかっている。アウストラロピテクス。私はその1つ、セディバの研究に参加する。彼らの歩き方は人間とは異なっていた。 ## 8章 広がるホミニン 2020-00-000年以上前、ホモ族は長い足で急速に世界に広がる。その間に脳が拡大し、言語を獲得した。サピエンス登場の舞台は整った。 [[ホモ・エレクトスはアウストラロピテクスより長距離が歩けるようになった]] この時期に脳が大きくなる 仮説2つ [[人間の脳が大きくなったのは腸が短くなったおかげ]](仮説) [[四足歩行では移動しながら話すことができない]] [[ヒトは歩くのが遅いが長距離の移動が得意]] [[氷期と間氷期の繰り返しで遺伝的隔離が起きた]] だが、最近このストーリーは崩壊し始めた ## 9章 中つ国への移住 つい最近まで、多様な歩き方の色々なホミニンがいた [[アウストラロピテクスの時代に世界各地への大移動が行われたのかもしれない]] ## 3部 人生の歩み ## 10章 最初の一歩 人間の新生児は生後すぐ歩こうとするが、歩行の習得には多くの練習が必要だ。そして歩行を支えの骨にも生まれと育ち、両方が必要だ。 [[子どもが子宮内でキックするのは歩く練習]] [[人間が歩き始める時期は能力ではなく育て方の違い]] ## 11章 出産と二足歩行 人間は狭い産道を通るため早産で、女性は出産に適応して歩行が下手?この有名な節は根拠がない。むしろ女性は歩行が得意なのだ。 [[女性は骨盤の丈が短いために出産で苦労する]] [[新生児は何も出来ないが「生まれるのが早い」わけではない]] [[女性の腰椎はカーブが大きく妊婦がバランスを取りやすい]] [[腰幅が広いと物を運ぶときのエネルギー消費が減る]] [[人類の難産は「現代」が原因かもしれない]] 2 左右の股関節が離れていた方がいいが、二足歩行で膝の圧力が高すぎる 3 直立、に注目 臓器が落ちてきてしまうから [[長距離は女性のほうが速いこともある]] ## 12章 歩き方は皆違う 歩行は単なる移動ではない。個体ごとに特徴が異なり、それぞれ識別できることだ。そして人類は常に誰かと歩調を揃えて歩いてきた。 [[人間にはヒトの歩き方を見分ける脳領域が存在する]] [[人間の足跡も指紋のような特性を持つ]] [[歩き方を見分けられるのは医療にも役立つ可能性がある]] 🐷顔認証なくても、個人が識別されうる未来 ## 13章 運動がつくりだす長寿物質 「使われている」筋肉が作り出す「マイオカイン」 [[歩くことで血中エストロゲンレベルが下がる]] [[ウォーキングは体重を減らすのには役に立たない]] [[1日の余ったエネルギーは炎症反応の強化に使われる]] [[筋肉も内分泌器官である]] ウォーキングは、ガン、心疾患、自己免疫疾患の予防、血糖値低下、不眠改善、血圧低下 ## 14章 歩けば脳が働きだす ## 15章 ダチョウの足と人工膝関節 [[鼠径管ヘルニアは魚から進化したときの名残]] ## 結論 共感するサル 二足歩行は脆弱ゆえに助け合い共感する能力が生まれたのだ [[人類は200万年前から「助け合い」をしていた]] [[320万年前には助産師が存在していた]] [[共感は身体の同期によってはじまる]]