[語学の天才まで1億光年](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797674148/room510-22/) ![[c65c7b6abe8c7aa7cdd7d2d38f7856a2_MD5.jpg|100]] (著) [[高野秀行]] 集英社インターナショナル (2022/9/5) 2022/9/5 # 関連・思い出した本 [[『ワセダ三畳青春記』]](ここでも語学学習の話が出てきた) # 読書メモ 2022-09-15購入 JCBの20%ポイントもらえば、と思って買った。 1870円 2022-11-10 🐷面白くてメモがとれないので、一回読んで、あとでもう一回メモしよう。 2022-12-02 再読読書メモ完了 読んだ後で読書メモをまとめて書こうとしたら結構面倒。 個人的にはやはりこのやり方は相性が良くない。というかさすがに時間がかかりすぎてしまう。 せいぜい「わからないところをもう一回確認する」くらいにとどめるつもりで、基本的には「読みながら書く」の方が好みだと感じた。量が多くなればなるほどあとからまとめてみるのが辛い。 ## 1章 語学ビッグバン前夜(インド篇) [[頻出英単語ランキングを作って遊んでいたら単語が覚えられた]] 大学で探検部に入ったが、乗り遅れて夏休みはインド一人旅。 英語が全くわからない中、ゲストハウスで知りあった女子にボディガードを頼まれる 一緒に会ったのはマザーテレサだったが、それに全く気がついていなかった著者。 [[コミュニケーションは協同作業]] ここは、結構知っている項目が多かったかな。 完全素人で翻訳の仕事を受けて、フランス語や英語だけでなく完全に未知のイタリア語を翻訳する話。 🐷全般的に、学習法という観点で読み直してから改めてまとめたい。 結構、ノートを丁寧に作ったり、日記がちゃんと残っていたり、どれもきちんとやっているな、という印象。 ## 2章 怪獣探検と語学ビッグバン(アフリカ篇) [[言語とはRPGでの魔法のようなもの]] [[二重録音学習法]] フランス語では勝てないと知り、リンガラ語を学ぶ [[言語を学ぶために自分で教科書を作る]] [[現地の人ぽく話すにはモノマネをする]] [[コンゴ人の言語感はピラミッド]] しゃべりが下手だと言語内で序列がつくられ、下位に見られるようになってしまう アイデンティティクライシスによって言語を学ぶ著者 [[民族を聞くことは失礼だが喋る言語を聞くと仲良くなれる]] ## 3章 ロマンス諸語との出会い(ヨーロッパ・南米篇) [[インド・ヨーロッパ語族の話者は世界の大半を占める]] 英語、フランス語の翻訳の仕事を始めたが、フランス語が全然わからない コンゴで使うフランス語はわかるが、普通のやつは文化が全然わからないから言葉も全然わからない そして、知識ゼロでイタリア語の翻訳までさせられた こういうのを楽しんでしまう筆者 イタリア語に続いて、アマゾンに行くためにスペイン語も学ぶ 大半はブラジルで、ポルトガル語なのに、コロンビアの幻覚剤「ヤヘイ」のためにスペイン語を選ぶ これが、フランス語とすごく似ているらしい 教室には通わないけど、先生の個人レッスンに [[スペイン語は平安京言語である]] [[日本語は不規則変化が非常に多い]] [[スペイン語は日本人にわかりやすい]] [[スペイン語にはピジンやクレオルがない]] [[スペイン語とポルトガル語は誰とでもフラットに接してくれる言語]] アフリカも南米も、母語で研究ができてしまうことが多いことにいらだち、別の路線をいこうとする 卒論は、勝手にコンゴの小説を翻訳して一番優秀な成績をもらってしまう ## 4章 ゴールデントライアングルの他言語世界(東南アジア篇) タイ語集中講座 週5回、毎日ある講座 90分x20 [[外国語は日本人とネイティブと両方から学ぶ]] [[学習はお金を払えば元を取ろうと頑張る]] [[移動時間があれば強制的に勉強ができる]] [[外国語学習は最優先で時間を確保する]] [[理想の学習環境は「近くない」「安くない」「融通が利かない」]] [[語学は練習のリズムとロケットスタートが重要]] そして、日本語を教える準備を何もしていないことに気がつく [[語学の4要素は文法、発音、語彙、文字]] [[タイ語は著者にとって非常に難しいものだった]] [[タイ語の声調は規則さえ覚えれば読める]] [[漫画を使って「生きた言語」を学ぶ]] 観光ガイド講座で日本語を教えた 生徒の、標準のタイ語が話せない「社長」がクンサーの関係者だった [[仲よくなるために言語を教えてもらうという方法を使う]] 英語が通じないからお互いが下手なタイ語で教えあう たくさんの例文を教えてもらって規則を見いだす (探検気分になって盛り上がる著者) そして、周りの関係者にがんがん話しかけて学んでいく →センスックとの出会い ## 5章 世界で最も不思議な「国」の言語(中国・ワ州篇) [[言語は「ノリ」を真似すると通じやすく、聞き取りやすくなる]] そして、シャン州にいきたいことが理由で日本に戻って中国語を学ぶ ニーハオ、に衝撃を受ける とにかく声がでかく、語気が強く、腹から声を出す 屈託や遠慮がない 日本人の先生が話す言葉とは別物に聞こえた 本物の中国語は「ノリ」が全然違う [[中国人は天気の話をしない]] [[語学を学びたいなら日本人がいない場所を選ぶ]] 史上最高の莫先生 [[中国は大きく「北方」「南方」「外国」に分かれる]] [[中国には中国語はなく、あるのは「普通語」]] [[20世紀までの中国は「単位」で生きていた]] 地道的中国話を教えてくれる先生 教科書ではない、リアルの、生の中国語 [[中国語は強く短い音を畳みかけるように繰り出す]] 中国語の音はタイ語よりもシンプルだった 4つの声調、語尾はn,ng以外の子音がない(日本語、スペイン語と同じ) ただし、文字を見ても発音がわからない 読み方がわからない文字を辞書で調べるのはものすごく面倒 →音読みをヒントにして読み方を考えた [[中国語の語尾によって日本語の音読みが変わる]] こういう情報をどんどん調べ、仮説を当てていく まちがっていたら都度直す 覚えるのに役立つし、やっていたら覚えてしまう このつながりは、はじめて「日本語の家族を見つけた」という感覚を味わった [[音韻論による「えつ」の音と日本語の共通点]] [[中華思想は今も残り誰もが文明を受け入れれば「中国人」になれる]] キリスト教宣教師にワ語を習う タイ語でやり取りしていて、中国語で習えばいいことに気がついた (相手は著者が中国語をできることを知らない) だが、相手は雲南の訛りがあって今度はそれでも苦労する [[言語は生物と違い近くのものの影響を受ける]] [[東アジア特有の「〜ね」という語尾の存在]] 習ったワ語は全然わからなかった 「方言」が違って全然聞き取れない 江戸時代に、江戸弁を習って大阪に行ったようなイメージ しかもガイドが江戸弁を話している状態 なぜが学校を作り先生をさせられ、子供たちに「標準語」を教えさせられる 学校というシステムで「優劣」が作られてしまった 貧しく苦しいが比較などされなかった世界に「できない」ことが入り込んでしまう [[狭い世界では「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」がない]] 乾杯の「ア」 「死にたがる」という言葉が使われる 死にそうになると「死ね死ね」繰り返す ケシ栽培やアヘン作りの用語は多い 言語学習スタイル 誰でもいいからネイティブに習う 使う表現から覚える(目的に特化) 実際に現地で使ってウケを取る(なんなら現地で習う) 目的を果たすと速やかに忘れる (最近は)そのまま現地に行って思い出す(かもしれない) [[スマホによって「外国語」が書けるようになった]] [[情報を伝えるための言語はIT化できるが「親しくなるための言語」はなくならない]] [[有り合わせの材料を用いて作るブリコラージュ学習法]] [[世界中の言語はものすごく似ている]] [[概念さえあればどんな言語でも何とか表現ができてしまう]]