[謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08BL4BLKB/room510-22/)
![[a61c945e685ddd2bd06b63734e902afa_MD5.jpg|100]]
(著) [[高野秀行]]
B08BL4BLKB
新潮社 (2020/6/1)
# 関連・思い出した本
[[31.24.10『アジア発酵紀行』]](度ストレートに発酵つながり)
[[『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた (文春文庫)』]]
[[『語学の天才まで1億光年』]](次に読む)
# 読書メモ
素晴らしい本だった。続いてアフリカ納豆もすごく読みたくなった。
これもまた、ある意味今の自分が理想とする本の形に思える。
## 1章 納豆は外国のソウルフードだった
タイの🇹🇭北部で、シャン族のところへ
街に納豆作りのおばちゃん
娘が水戸にいて、日本の納豆を食べた話
ネバネバしてて
なんか黄色いものを入れてた
ノルウェー人に超驚かれ、もう調べるしかなくなった
## 2章 納豆とは何か
納豆協会に話を聞きに行ったり、藁納豆を作っている会社を取材したり。
藁の納豆は味が安定せず、商業的に作るのが難しいし、保健所は絶対に許可しない。
納豆の特徴とは「独特の匂いと味、そして糸引きにある」と日本納豆宗の総本山・納豆連のお二方も言っている。それなら「日本とシャンの納豆は同じ」と言うしかないではないか。
アジア納豆は、山の旨味調味料では?仮説
## 3章 シャンの東部
[[味噌のように使われるシャン州の納豆]]
シャン族しかトナオを作らない
## 4章 火花を散らす納豆ナショナリズム
食べ方が生でそのままというのはあまりに粗野で品がない。匂いも臭い。でも納豆は納豆だし、慣れれば、まあ食べられる、というような……。
## 5章 幻の竹納豆を追え!
ミャンマー、カチン州のミッチーナ
ここには、日本と同じ「糸引き納豆」があった。
これは、日本人でも文句つけようがないものだ。
しかもカチン語で「ノップー」と言う
カプラジャンが「私が作った」竹納豆を日本への土産に作ってくれた。
これは、長期保存用の納豆
## 6章 アジア納豆は日本の納豆と同じなのか、違うのか
[[ブータンには乳酸菌入りの酸っぱい納豆がある]]
## 7章 日本で『アジア納豆』はできるのか
長野県飯田市
葉っぱに包んで納豆を作ったら本当にできてしまった
いろんな葉っぱでできた!藁である必然性はない。
![[994D6283-D832-4871-9DA5-AF2093-90-6998A6_1_105_c.jpeg|200]]
## 8章 女王陛下の納豆護衛隊
パッタリ ネパール
飛行機待ってたら美少女に声をかけられ、納豆探しまで手伝ってもらえることに。
19歳の大学一年生
ネパールは2006年までカースト教が国教だった唯一の国
苗字はカーストを示し、2割いるヒンドゥー教以外の人は民族や宗教が「苗字」
インドですら公には「カーストはない」のに、ネパールにはある。
ここだけ。
ネパールの難民の話に触れつつ、さくっと下ネタで盛り上がっている
キャンプではみんな「on the process」と話す。子どものことばかり聞かれるので「on the process」と返す。
## 9章 日本納豆の起源を探る
秋田県南部
[[納豆の起源は秋田県の源義家という説]]
日本では、今作っている家庭が全然ない。
農薬で、藁が手に入らなくなったから。
だが、他のものでもなんでもいい、というのを皆知らなかった。不幸
秋田南部は、とにかく納豆汁。
雑煮は食わないし、餅はおやつとして食べる。正月は納豆。
ここで売ってる1パック500円の納豆も、すごく美味しい。
歴史をたどると、やはり使われ方が「出汁」
江戸時代でも、鴨がないときのみそ汁の出汁に納豆を入れる、という感じ。
## 10章 元・首狩り族の納豆汁
ナガ山地 ミャンマー
かなり長い前置きから、首狩り族のナガのところへ話が進む。
ナガは、部族がたくさんある
首狩りをしていた部族をすべてそう呼んだのでは?
順番に聞いて間に合わないので、祭りで一気に聞く
納豆見せると、みな顔が緩む
みんな作ってるし、呼び名が全然違う
ナガの共通点は、首狩りと納豆
## 11章 味噌民族 vs 納豆民族
中国湖南省
ここも、同じ納豆があり、味噌でなく醤油があった
## 12章 謎の雪納豆
岩手県西和賀町
雪に穴掘って、藁で保温してお湯入れる
一番美味しいと思った納豆
## 13章 納豆の起源
アジア納豆は辺境食
高地で、肉や魚、塩や油が手に入りにくい中での、貴重なタンパク源かつ旨味調味料
日本の藁は、固定観念
手間はかかるが、作ってしまえば保存性抜群
明治には土産物になったのも、これが理由
[[納豆にタレがつくようになったのは80年代半ばのこと]]
[[納豆はグルタミン酸はあるがイノシン酸はない]]
納豆には、方言がない
熊本の「こる豆」「この豆」くらい
珍しい
照葉樹林文化論
食べ物から、人間の見た目まで、とことん似ている
餅もち、赤米、なれ寿ず司し、こんにゃく、茶、納豆、竹細工、絹、漆、歌垣、鵜飼い、そして家の造りまで似ている
日本の縄文時代に、大豆を食べていた
圧痕レプリカ法でわかった
納豆を食べていたと証明するために、トチノキで納豆合宿
匂いのきつい納豆は、ラーメンに入れる
いろいろな、納豆によって組み合わせる
料理よ相性がある
糸引きは、全般的に料理しづらい
![[3B046BAE-F2D6-4E82-AE79-0602DC44CD3D_1_105_c.jpeg]]
![[22F395B2-3928-4723-88C3-31C0469C8CE6_1_105_c.jpeg]]