[資本主義だけ残った――世界を制するシステムの未来](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B097P8P2NW/room510-22/)
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(著) [[ブランコ・ミラノヴィッチ]] (翻訳) [[西川美樹]]
B097P8P2NW
みすず書房 (2021/6/16)
# 関連・思い出した本
[[『隷属なき道』]](資本主義に興味を持ったきっかけ)
[[『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』]](次に読もうと思う)
# 読書メモ
一宮図書館の7階に上がった「働く」関連の特設棚で見つけた。
最終的に全然希望が持てない感じで終わって悲しい。ベーシックインカムも、疑問の提示だけ。否定的。
内容は面白いんだが、読んでてだんだん悲しくなってきて、これをいったいどうしたらいいんだ、とやるせない気持ちになる。
[[資本主義はリベラル能力資本主義と政治的資本主義の2種類がある]]
[[世界の所得不平等の推定値]]
## 2章 リベラル能力資本主義
[[リベラル能力資本主義は民間で生産され、自由に雇用し、調整が分散化されたシステム]]
このシステムの力が、いかに所得分配に影響を与え、上位のエリート層の形成を招くのか
[[古典資本主義、社会民主主義的資本主義、リベラル能力資本主義の主要な特徴]]
[[資本金持ちと労働金持ちが一体化してきている]]
[[資本所得は裕福な国ほど割合が増えている]]
[[資本所得の収益率の違いは資産としての住居の割合も関連する]]
[[富裕国での資本所得と労働所得の不平等具合]]
[[労働所得も資本所得も高いホモ・プルーティア]]
[[20世紀の手法では格差は減らない]]
[[目標は平等主義的資本主義]]
[[二極化は社会保障を壊し福祉国家を維持できなくする]]
[[福祉が充実し所得移動性の低い国は低スキル低野心の移民を引き寄せてしまう]]
[[政治献金によって富の分配はますます偏ることになる]]
[[資本主義は上位への道が開かれているので最高の人間を取り込んでさらに強くなる]]
## 3章 共産主義の位置付け
政治的資本主義、というシステムについての章
[[共産主義は被植民地国の封建制から資本主義への移行システム]]
政治的資本主義の生みの親は鄧小平
[[政治的資本主義の3つの特徴]]
[[政治的資本主義の矛盾点]]
[[腐敗を常に災厄だととらえるのは間違い]]
[[政治的本主義は経済的な成功が魅力]]
## 4章 資本主義とグローバリゼーションの相互作用
[[市民権プレミアム、市民権ペナルティとは]]
[[市民権のレントは原則売買ができない]]
[[移民を完全にゼロにしないために妥協点を探ることが必要]]
[[移民を受け入れるデメリットは底辺層が生まれること]]
[[グローバル・バリューチェーンが経済発展の新たな定義をもたらす]]
[[グローバリゼーションは「もの」「情報」「人間」の順に進む]]
[[企業は積極的にノウハウを共有したい]]
[[グローバル・バリューチェーンに加入することが経済発展の最良の方法]]
[[資本主義が世界に広がった理由はつながりこそが発展の道だったから]]
[[技術の進歩は人間と労働のアンバンドリングに繋がる]]
[[福祉国家は富の移転を防ごうと閉鎖的になっている]]
[[個人間の富の継承は問題視され国家間の場合は関心を引かない]]
## 5章 グローバル資本主義の未来
[[グローバル化された世界は監視の目が働かない]]
[[道徳は消え人を縛るものは規則や法律だけになった]]
[[どんなに公教育を褒めても金持ちは私立教育を利用するのが現実]]
[[週15時間労働を始めたら土地も不動産も海外勢に買い占められてしまう]]
[[資本主義は家庭の中のこともサービスが売り買いできるようにする]]
[[ギグエコノミーやシェアエコノミーはあらゆる空いた時間や場所をお金にできるようにしてしまった]]
🐷個人レベルでなら、なんとかなるが、マクロレベルで「ベーシックインカムやばい」という感じはしてきてしまっている
[[高頻度で変化する世界では信頼行動の価値や効果が下がる]]
[[評価システムはまだマシなシステムだがこれも操作可能]]
[[ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)の問題点]]
[[今後考えられる3つの資本主義の体系]]
[[これからの資本主義を実現するための4つの政策]]