#🗣プレゼン/2025 ```dataview LIST FROM "works" WHERE file.day <= this.file.day - dur(1 d) AND series = "ksセミナー" SORT file.day DESC LIMIT 5 SORT file.day ASC ``` ```dataview LIST FROM "works" WHERE file.day >= this.file.day + dur(1 d) AND series = "ksセミナー" SORT file.day ASC LIMIT 5 ``` ```dataview LIST FROM #ks/📮 WHERE file.day <= this.file.day - dur(1 d) SORT file.day DESC LIMIT 1 SORT file.day ASC ``` 1年かけてアトミックシンキング その9 # 次回のためのメモ - Obsidianを左に寄せる(カメラ被りを防ぐ) - サイズは3/4 - マイクをSHUREにする - カメラはiPhone - 文字サイズを大きくする() チャットでメールも送れる [[KS030文字起こし]] --- ![[atomic_thinking.jpeg]] --- # 事前案内 - Obsidianを見せながら話をします - チャットにリアクションを書いてくれるとうれしい - 質問は忘れないうちに - 可能な限り全部答えます! 10時から始めます! ## 第一部「アトミックシンキング入門」 - デイリーノート - 毎日のデイリーノートを当たり前にする(身体化) - デイリーノートから思考を広げていく - アトミックノート - 読書メモ作りからアトミックノートを学ぶ - ノートをわけて作るトピックノート - 長いノートを分けて見やすくする - ノートを集めて作るトピックノート - ノートを集めて思考を整理 - ノートを組み合わせて思考を深める --- ## 第二部Obsidian仕事術 Obsidianで自分の仕事を「育てて」いく - ノートを使って「タスク管理に役立つログ」を見つけていく - 書いて考えるタスク管理 - タスクはリストではなくノート - 繰り返しを見つけることでログを再利用できるようにする - "エバーグリーン・タスク管理" - タスクをノートで整理する - 日付で整理 - 絵文字で整理 - タグで整理 - 並べるだけでなんとかなる - コピーを繰り返して改善 - その場限りでなく「蓄積する仕事」を作っていく - ホームノートを作ろう - 気になること、やりたいことはここにある - Dataviewでやることを整理 - Spaced Repetitionをノート作りに応用← イマココ - いつかやろうと思う仕事を進める - 気になることを上手に振り返る - Advanced URIでできること - 標準にほとんど組み込まれたのでスキップ ## 第三部Obsidian整理術 ジョニーデシマル的なノート整理 自分のインデックス作りを考えよう - 「自分のこと」を数字で整理する ## 今後の候補 Obsidian学習術 第三部も作れる可能性?一部と二部に組み入れつつ整理する? Obsidian勉強術(練習・スキルの獲得) スキルの獲得のためにObsidianを活用していく --- # 今シリーズ(第二部)の概要 「Obsidianで仕事をする」とはどういうことなのか? ごりゅごの仕事術、ノート術の根本はすべてが「書いて考える」にある。 (アトミックシンキングでの、目隠し将棋の話とつながるもの) 仕事の計画も実行も「書いて考える(書きながら仕事をする)」ことを基本にする。 この提案がメイントピック。書いて考える、をすべてのベースにする。 書いて考えるために、タスクは(タスクリストではなく)「ノート」で管理する。 これを便利にするために、様々な手法やツールを組み合わせていく。 この手法のメリットは、エバーグリーンノートの概念と同じで、自分の仕事が単発で終らず「育てる・積み上がる」ことができるようになるということ。 あらゆる仕事において、常に前回から学び、少しずつ「成長しよう」という言い方でもいい。 仕事をしながら、きちんと経験値を獲得し、レベルアップができるようになる方法。 --- # 今回の概要 Obsidianを長く使えば使うほど増えていくノート達。 理想的には「すべてのノート」を定期的に振り返り、保管庫全体をスマートな状態に保ち続けたい。が、ノートが増えれば増えるほどそれは非現実的になっていく。 これに「現実的な時間で」対応するための解決策が「Spaced Repetition」 間隔学習の仕組みをノートの振り返りに応用し、重要なものは高頻度で、そうでないものは「忘れた頃に」リマンドさせ、保管庫全体を少しずつ改善していく。 --- ## タイムテーブル - 10:00~ - 間隔学習という概念 - 学習の基礎段階で超役に立つ手法 - 10:20~ - 「暗記ではないこと」に間隔学習の仕組みを使う - インクリメンタルライティング - 10:40~ - 設定方法と操作方法 - まとめ --- # Spaced Repetitionとは? spaced (adjective・形容詞) + adv./prep. (of a number of things) arranged or located with a distance or time between them →(時間的、空間的な)間隔を開けた repetition (noun・名詞) the fact of doing or saying the same thing many times →繰り返す 辞書的には、なにも大したことは言ってない。間を開けて、繰り返す。 --- # もう少し掘り下げよう --- # Spaced Repetition(Obsidianのプラグイン) >Fight the forgetting curve by reviewing flashcards & notes using spaced repetition. このプラグインを使ってフラッシュカード(暗記カード)やノートのレビューをすることで、忘却曲線と戦う。 --- これが「よくある」Spaced Repetitonの説明。 いわゆる「暗記カード」として素晴らしい存在です。 ただし、その目的での話は、[ごりゅごがこれまでに何個も記事を書いている](https://www.google.com/search?q=site%3Agoryugo.com+OR+site%3Abookcatalyst.substack.com+OR+site%3Aknowledgestuck.substack.com+anki)ので、それを読んで欲しい。 (今回の趣旨とはズレるけど)なにかを覚えたい時にはこれは本当に最強に素晴らしい方法でオススメ。 →[『アトミック・シンキング』実践セミナー4動画アーカイブ - by goryugo - ナレッジスタック](https://knowledgestuck.substack.com/p/4-465) Obsidianで使うSpaced Repetitionは「暗記ではないこと」に役立つ。 この観点での話が今回の主題。 --- # 繰り返し考える・忘れないためのSpaced Repetition ## Spaced Repetitionの大雑把な仕組み(イメージ) ずっと正解する場合 ``` ---単語の暗記問題--- 正解→3日後に出題 ---- 3日後 ----- 正解→10日後に出題 ---- 10日後 ----- 正解→30日後に出題 ``` 途中で間違える ``` ---単語の暗記問題--- 正解→3日後に出題 ---- 3日後 ----- 正解→10日後に出題 ---- 10日後 ----- 間違い→3日後に出題 ``` 正解すれば、次の出題間隔はどんどん伸びる。(でも、いつか必ずまた出てくる) 間違えると、次の出題間隔は短くなる。(さらに間違えると、もっと短くなる) もう一つパラメーターがあるんだけど、今回そこには触れない。 --- ## 「暗記問題」以外でもこの仕組みが応用できる たとえばふと「世界一周旅行に行きたい」と思い立つ。普通は「行きたいな」だけで終わる。 「ものすごくやる気に溢れた行動力ある人」ならばここからなにか進められるかもしれないが、大抵は思いつくだけ。 GTDを学ぶと、こういうことは「いつかやりたいこと」に書いておきましょう、と言われる。(そうすると「いつかできる」かのような妄想が生まれる) 世界一周という野望は「いつかやりたいことリスト」に追加され、毎週「レビュー」することになる。 →1年後に1000個の「全部やれるわけがない夢」に押しつぶされる --- なにが問題なのか? --- 10:20~ # 「すべてをレビューする」ことは不可能である ごく簡単に言うと、これらすべてを「毎週レビューしよう」という考え方に無理がある。 ヨーロッパ旅行に行きたいのは、ただ「思いついただけ」程度のもの。これを思いつくことは素晴らしいことである。たくさん集まると、傾向が見えてくる、なんてこともあるかもしれない。 だが、これを「夢」にしてしまうと、夢は無限に思いついてしまい、ほとんどが達成できずに終わる。 慣れてくると「本当にやれそうな夢」と「メモしておくだけでやれるわけがない夢」の区別ができるようになる(大人になる、という)が、いきなりそれを習得するのも難しい。 だから、Spaced Repetitionを使って「先送り」していく。 本当に世界一周旅行に行きたいと思うのかどうか。計画を立てられるかどうか。そこに時間と予算を使うと判断できるのかどうか。 暗記問題での「正解」と「間違い」を「先送り」と「計画が進んだ」に置き換える ずっと先送りする場合 ``` ---世界一周したい?--- 先送り→3日後に出題 ---- 3日後 ----- 先送り→10日後に出題 ---- 10日後 ----- 先送り→30日後に出題 90日→270日→800日→→→ ``` 少しでも計画が進んだ場合 ``` ---世界一周したい?--- 先送り→3日後に出題 ---- 3日後 ----- 計画が進んだ(飛行機代がいくらになりそうか調べてメモした)→1日後に出題 ---- 1日後 ----- 計画が進んだ(世界一周クルーズを調べた)→1日後に出題 ---- 1日後 ----- 忙しかったので先送り→3日後に出題 ``` 理論的に「今日見るべきノート」をすべて見ることができれば、いつかやりたいことは「すべて」管理できる。「昨日見るべきノート」が残っていてもいい。そのあたりは、プラグインがよしなに進めてくれる。じきに現実的に実施できる量に落ち着くし、自分なりのこなせる量、というのも見つかるようになってくる。 「先送り」と「計画が進んだ」という判断は、ノートを開いたときに「ほんの少しでも計画を具体化できたかどうか?」で区別する。 このように、実際に計画を進められれば進められるほど、「また進めよう」が繰り返される。 理論的には、いつか計画は固まり、時間と予算が用意でき、世界一周に行ける。(その代わり、必ず他のなにかを諦めることになる) 現実的な時間で、現実的に実行可能なことだけに着手し、同時に「すべてのやりたいこと」を管理しつづけることができるようになる。 --- この概念は「考え事」「仕事」などにも応用可能。 すべての「考え事」「仕事」を振り返って、ほんの少しでいいから進めていく。やり切れなかったことは、仕方ない。それは「いつか考えたいこと」「いつか進めたい仕事」だったと判断する。 そうするしかない。時間は「ある」けれども「有限」である。そこで「すべて」は不可能なのである。 それを身をもって知るツールであるとも言える。 --- 概念を理解したきっかけ。そして、一番「クリエイティブ」な使い方 --- # Evergreen notesのためのSpaced Repetition [Evergreen notes](https://notes.andymatuschak.org/Evergreen_notes)の中では、「インクリメンタルライティング( [Evergreen notes permit smooth incremental progress in writing (“incremental writing”)](https://notes.andymatuschak.org/Evergreen_notes_permit_smooth_incremental_progress_in_writing_(%E2%80%9Cincremental_writing%E2%80%9D)))」によって「少しずつ、小さな単位で執筆を進めて行く」という方法が提唱されていた。(以前よりも扱いが小さくなった印象) もともと、自分がこの概念に興味を持ったきっかけ、大きな影響を与えてくれたのはこのページ。 その他参考ページ。(アーカイブでリンクなどは配信します) [Spaced repetition may be a helpful tool to incrementally develop inklings](https://notes.andymatuschak.org/Spaced_repetition_may_be_a_helpful_tool_to_incrementally_develop_inklings) [Spaced repetition systems can be used to program attention](https://notes.andymatuschak.org/zB92WZZ5baBHKZPPbWMbYEv) インクリメント >コンピューターのプログラムなどにおいて、整数型の変数の値を1増やす処理のこと。 >インクリメント 〖increment〗
 ①増加。増大。また,増加量。
 ②プログラミングで,繰り返し処理などの際に数値を定まった大きさで増加させること。 イメージとしては、一回でなにかを書き終えてしまうのではなく、少しずつ少しずつ進めていって、時間をかけてライティング作業をやっていこう、という感じ。 熱意に任せるのではなく、少しずつ熟成させていく感じ。 --- # インクリメンタル仕事術 もっといい名前は考え中なんだけど、この2つの概念を組み合わせて、やりたいこと、やらなきゃいけないことを、早い段階から手を付けて、少しずつ進めていく。 やらなくてもいいことを、できるだけ自然に、よい意味でフェードアウトさせていく。 最終的なゴールは「こういうのはきっとやらない」と判断ができるようになることや、やりたいことは、いつかまた必ず出会う。だから今は忘れていい、と考えることができるようになること。 GTDでいう「Mind Like Water」(水のような心。頭の中がすっきりと整理され、抱えているタスクなどに不安を感じていない状態)になれることこそが目標 ぶっちゃけ、その感覚が得られれば、ツールとか手法なんての刃なんでもいい。自分と相性がいい方法を見つけることや「そう思える方法」を見つけ出すこと。 もちろん、完璧になんてならなくて、常に試行錯誤は必要なんだけど、自分が出来ることはこんなもんだ、と理解できるという点でもオススメ。 今回は深掘りする時間は足りないが、この概念をうまく使って「先取りして」「少しずつ仕事を進める」という方法も、追求する価値はある。 とにかく出てきたノート一つ一つを「1分でいいから手を付ける(なにか書いたりリンクを追加したり)」ようにする。 [[§ゆっくり、丁寧に、少しずつ効率を上げる]] という考え方を極めていくようなイメージ。 --- ## 毎日1分の素晴らしさ 少しずつ進めることの、なにが素晴らしいか。 「1分だけ手を付ける」というルールが素晴らしい。 ノートを開いたら、とにかく、ほんの少しでいい、1踏んでいいから手を付ける。 これができれば、無限回繰り返すことでどんなものごとも必ずいつか終わる。完成する。 無限回繰り返すことはできないが「いつか絶対終わる」と信じられることがまず大事。 ほんの少しでいいからやる。そう思えるようになる。 これが根底にある考え方。 結局本質的にあらゆる「タスク管理」で一番重要なのは、やるかやらないか。 で、1分ルールがあるおかげで、1分ならやれる、と思える。 そして、自分と相性がいいものごとは、そこでやる気が出てそのままもっと進められる。 --- 以下、実際の設定の仕方を簡単に。 リンク [Spaced Repetition](obsidian://show-plugin?id=obsidian-spaced-repetition)(Obsidianインストール済みのコンピューターなら直接プラグイン画面に跳ぶ) 設定(ほとんどの設定は、Notesタブだけで事足りる) リボンアイコンのボタンは、罠 (ショートカットを作って、覚えるのがオススメ) --- # まとめ --- リアタイの価値は、リアルタイムでのきっかけ作り。 月に1回くらい「ゆっくり考える」時間を作ってみよう。持続可能性の高い仕事と生活に重要なこと。 そんなゆっくり考えるきっかけとしてこの時間を活用してくれたら嬉しい。 なにをするのがオススメか --- 奇数月にはオフ会を開催しようと思ってます。(今月は休み) ナレッジスタックではないけど、京都でイベントやります → https://bookcatalyst.substack.com/p/0a4 EB7GW6YQ 大きな意味では「考えること」の話で、Obsidianを使ってObsidianのことを話します。 イベント終了後にも時間を設けているので、リアルでもお話をしましょう。 # 質疑応答 # 次回予定 自分インデックスを作ろう Obsidianでジョニーデシマル的に「自分」を整理する (1回で終わるか、複数回開催になるかどうなるか) その後、学び方を学んでいくシリーズをやりたい もうちょっと濃い話を増やしていく予定