```dataview
LIST
FROM "works"
WHERE file.day <= this.file.day - dur(1 d) AND series = "ksセミナー"
SORT file.day DESC
LIMIT 5
SORT file.day ASC
```
```dataview
LIST
FROM "works"
WHERE file.day >= this.file.day + dur(1 d) AND series = "ksセミナー"
SORT file.day ASC
LIMIT 5
```
```dataview
LIST
FROM #ks/📮
WHERE file.day <= this.file.day - dur(1 d)
SORT file.day DESC
LIMIT 1
SORT file.day ASC
```
# 案内
- Obsidianを見せながら話をします
- チャットにリアクションを書いてくれるとうれしい
- 質問は忘れないうちに
- 可能な限り全部答えます!
10時から始めます!
---
![[atomic_thinking.jpeg]]
---
# はじめに
今回はZettelkastenについて一緒に考えることが一番の目的
- 「Zettelkastenってこういうものかも」とざっくり理解する
- 自分にとって合いそうか?
- どこから始めたらいいか?
- Obsidianではどう応用できるか?
- 「自分にもできそう」と思える
- 「まず1つやってみる」が決められる
# タイムテーブル
- 1️⃣ イントロ&Zettelkastenとは?(15分)
- 2️⃣ Zettelkastenと相性がいい対象・他の整理法との違い(15分)
- 3️⃣ Obsidianで実践する(20分)
- 4️⃣ まとめと質疑応答(10分)
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# Zettelkastenとは?
## 意味
- ドイツ語で「紙片(Zettel)+箱(Kasten)」
- カードを箱に入れて整理する仕組み
- 社会学者ニクラス・ルーマンが実際に使っていた
[Niklas Luhmann-Archiv](https://niklas-luhmann-archiv.de/bestand/zettelkasten/)
[メモボックスのチュートリアル - Niklas Luhmann-Archiv](https://niklas-luhmann-archiv.de/bestand/zettelkasten/tutorial#p_3-2)
[ZK I Zettel 1,5A1a - Niklas Luhmann-Archiv](https://niklas-luhmann-archiv.de/bestand/zettelkasten/zettel/ZK_1_NB_1-5A1a_V)
実際に残っているカード例
![[スクリーンショット 2025-06-03 15.05.54.png]]
## 3つのカードタイプ
ルーマンの運用には大きく以下の3つがあったと言われる。
- ただのメモ(なんでもメモ)
- 文献メモ(本の抜き書き・引用)
- 永久保存メモ(自分の言葉でまとめた"考え")
- 今回考えるのはこれ
(そもそも「メモ」という単語自体が好ましくないが、一般的にこういわれているので、ひとまずその名前を使う。個人的にはルーマンのカードからは「思考の足跡」という印象をかなり強く受ける。つまり必ずしも「整理されている」わけではない。カード単位で、書いて考えて、それをつなげていっている)
![[スクリーンショット 2025-06-03 15.05.54.png]]
(↑ 番号の分岐に注目)
1,5A1 → 1,5A2 → 1,5A3
↓
1,5A1a → 1,5A1a1
- 数字とアルファベットが順に並ぶ
- トピックの「並列」と「発展」を両立
- 「続き」と「別の話」ができる
---
## ポイント
- 「いきなり永久保存メモ」は必要ないし作れない
- ルーマン自身のZettelkastenも「第一期」と「第二期」がある
- まずは「学ぶ」ところから
- 「なにについて考えるか」を見つけてからの「永久保存メモ」
(同時に「永久保存メモ」ではない目的でこのナンバリング手法を上手く使える予感がしている。詳しくは後半)
---
# 否定神学的にZettelkastenを定義する
## アウトラインとの違い
### 書き出す前提が違う
- アウトライン:先に並べる場所が必要
- 「inbox」も「並べる場所」である
- Zettelkasten:とりあえずメモしてから並べる
---
## フォルダとの違い
### フォルダは「構造を先に決める」
- フォルダは「最初に構造を決める」
- 書く前に「これは○○の話」と決めてしまうことで、考え方そのものが限定される
- 思考がまだあいまいなときに、勝手に名前をつけて閉じ込めてしまう
### Zettelkastenは「構造は後から見えてくる」
- 作ったノートが「フォルダ的役割」をすることはある
- 「ノート」なので「フォルダ」にもたくさんのことが書ける
- 構造は、後から育つ
---
## ジョニーデシマルとの違い
| 観点 | ジョニーデシマル | Zettelkasten |
| ------ | -------- | ------------ |
| 番号の決め方 | 先に決める | 書いた順に自然に伸びる |
| 成り立ち | トップダウン | ボトムアップ |
| 役割 | 整理番号/分類 | 展開/つながり |
---
## アトミックノートとの違い
| 観点 | アトミックノート | Zettelkasten |
| ----- | ------------- | ------------ |
| 書き直し | 長くなりすぎないことを意識 | 思考のログを残す |
| ノート長さ | 短く保つ | 長い(自然に長くなる) |
| 性質 | 次の思考のための部品 | 思考の記録・流れ |
---
# なぜObsidian x Zettelkastenなのか?
### 紙のZettelkastenの強み
- 一覧性・連続性
### デジタルの弱点
- 一覧性の低さ・前後の見えにくさ
### Obsidianの強み
- Dataview・リンク
---
# DataviewでZettelkastenを進化させる
- Dataviewでノートを一覧表示
- すべてのカードで「好きな範囲のカード」を常時表示
- 構造・前後関係を常に可視化&リンク
---
# RINKというフレームワークを考えた
Relational Index of Networked Knowledge
- Zettelkasten的な仕組みを、Obsidianで実践するテクニック
- を、ごりゅごなりに言語化して整理したもの
## RINKの基本
- Obsidian+Dataviewで実現
- ファイルの命名規則の理解のみで試用できる
- カテゴリ接頭辞+Zettelkasten的インデックス
- クイックリンクでの操作とDataviewでの一覧を両立
- 短く意味付けしたくさん作れる
## ナンバリングの特徴
### 挿入の柔軟性
- `ri1` と `ri2` の間に `ri1a` を追加
- `ri1a1`, `ri1a2`...と下層展開
- 命名の仕方で「くっつける」
### フォルダを使わずに構造化可能
```
ri1
├─ ri1a
│ ├─ ri1a1
│ └─ ri1a2
├─ ri2
│ ├─ ri2a
│ │ └─ ri2a1
│ ├─ ri2b
│ └─ ri2c
└─ri3
```
> 「思考のつながり」をファイル名で表現する
# なにがいいか?
「ほぼ完全なボトムアップ」で構造を作れる
基本的には「続き」か「次」だけを決める
「間に追加」も「名前の工夫」で対応できる
「最終的にどうなるかわからない」ものを「作りながら考える」「くっつけてどうにか構造にしていく」ことができる。
# 例
→[[Astro/Publish/ri.RINKシステム⛓️/ri.00 RINKシステムとは?]]
→[[os.大人の趣味理論 🎯]]
Dataviewも「超シンプル」で「表示範囲も自由」
書き方
> [!NOTE] 目次
> ```
>LIST
>FROM "notes"
>WHERE startswith(file.name, "os.")
>SORT file.name asc
>```
(どちらも、アトミックノート的なものを作っているのではなく、フリーライティングによって思考を進めている。それについては、またこれ以降深掘りして考えていく)
# 応用例:プロジェクト整理
### 未知のプロジェクトでも有効
- 何が必要かわからないときでも、まず書く
- あとからくっつけていける
- 5個くらいなら「リネーム」すればいい
- 多少の手作業を厭わない
### 例:Obsidianのワークシートを配布する
```
ri42 → 全体の構想メモ
ri42a → 目的と問題点
ri42b1 → 問い合わせログ
ri42b1a → 問い合わせその1
ri42b1b → 問い合わせその2
ri42b2 → 送信メールログ
ri42b2a → 送信メールその1
ri42b2b → 送信メールその2
ri42c → 追加したい項目メモ
ri42d → FAQの整理案
ri42e → 作業手順ドラフト
ri42f → 他社マニュアル参考
```
---
「音楽プロジェクト」について、実験的に作ってみているところ
→[[mm.00 音楽ファイルをRINKで整理する]]
# まとめ
- 「とりあえず書く」ことを許し、構造はボトムアップで見つけていく
- ルールは実質「ファイル名の工夫」だけ
- あとは自分の工夫次第
- 例「しおり絵文字」「章単位で絵文字」
- いろいろなアイデア・活用例が集まると嬉しい
リアタイの価値は、リアルタイムでのきっかけ作り。
月に1回くらい「ゆっくり考える」時間を作ってみよう。持続可能性の高い仕事と生活に重要なこと。
そんなゆっくり考えるきっかけとしてこの時間を活用してくれたら嬉しい。
なにをするのがオススメか。
一つ「テーマ」を決めて、Zettel的に掘り下げていってみる
# 次回予定
7/5(土)10:00~
奇数月にはオフ会を開催しようと思ってます。