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面白かった本について語るPodcast、ブックカタリスト。
今回は『音と脳』について語りました。
「視覚優位」と言われる現代社会ですが、実は脳の進化において聴覚は視覚よりも遥かに先輩であり、その処理速度は桁違いの速さ(1000分の1秒単位)を誇ります。
本書『音と脳』で特に衝撃的なのは、「読むこと」と「聞くこと」の意外な関係です。ヒトの脳に「文字を読む機能」は備わっておらず、私たちは聴覚処理の回路を借用して文字を読んでいます。つまり、音のリズムや微妙な違いを聞き分ける「聞く力」を鍛えることが、結果として読解力や言語能力の向上に直結するのです。
番組では、脳の可塑性を引き出すには受動的なBGMではなく「能動的な演奏」が必要であることや、現代の「騒音」が脳のリソースを常に削いでいる問題、そしてオウムが音楽に合わせて踊れるのは「リズムによる未来予測」ができているからだという興味深い研究など、知られざる音と脳の関係について語り尽くしました。
ちなみに、本編公開中に思いだせなかった「踊れる鳥」のSnowballはこんな感じです。けっこう衝撃を受けるレベルで「すげえ」って思うんじゃないかと。
https://www.youtube.com/watch?v=cJOZp2ZftCw&t=106s
今回紹介した書籍のリンクなどははこちらから→[📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish](https://publish.obsidian.md/knowledgestack/bookcatalyst_book)
## 参考資料・リンク
- **書籍**: [音と脳――あなたの身体・思考・感情を動かす聴覚](https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/431401203X/room510-22/)
- **動画**: [Snowball (cockatoo) - Wikipedia](https://en.wikipedia.org/wiki/Snowball_(cockatoo))
- Backstreet Boysに合わせて踊るオウム「スノーボール」の動画と、それに関する研究(Aniruddh Patelらによる *Current Biology* 掲載論文 "Spontaneity and diversity of movement to music are not uniquely human")
- **理論**: [The OPERA Hypothesis](https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3108661/)
- 音楽の訓練がなぜ言語処理能力を向上させるのかを説明する Aniruddh Patel の仮説。(Overlap, Precision, Emotion, Repetition, Attention)
### 関連エピソード
- [BC131 短歌を学ぶ](https://bookcatalyst.substack.com/p/bc131-678)