うりなみさんが初心者向けやるなら、いらなくなってきそうだなあ、と思っている。
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64パッドで始める音楽生活、5記事目です。
1記事目では64パッドの概要を
https://note.com/goryugo/n/n017fff21deb5
次の記事では64パッドという楽器の「いいところ」をザッとまとめました。
https://note.com/goryugo/n/nb2c3f2fcbc33
3つ目は「どんな機材を選ぶとよいか」から「実際にちょっと音を出してみる」ところまで進みました。
https://note.com/goryugo/n/ne9dc1e52e9b8
そして4回目では「音楽理論は怖くない」という感じの話。
これを前提にした上で、次はあえて「理論ではなく実践」でいきます。
実践的な内容とはなにか?
とりあえず「2個だけ形を覚えて」
全部平行移動させるだけで一曲演奏できる(弾き語りできる)気分を味わおう、というもの。
「理屈優先」の本連載なんですが「手を動かしてわかること」を一度経験しておくと、理屈もスムーズに入ってくるし、理解しようという動機も生まれます。
## 「メジャー」と「マイナー」だけ覚える
とにかくまず覚えるのは「コード」というもの。
コードって何なのか?
たくさんの音(例:ドミソ)が同時になると、一個の音だけでは表現できない複雑な表現が瞬間的に出来るようになります。
これは、人間の声では事実上表現不可能なことで、ある意味で「楽器演奏の楽しみのひとつ」という言い方ができるかもしれません。
で、この「コード」に関する理論(前回の音楽理論の話を参照)のうちで、もっとも基本であり、同時に重要な組み合わせパターンが「2種類の3個の音の組み合わせ」です。
よく聞く「メジャーコード」と「マイナーコード」というやつで、この2種の音で「明るい感じ」と「暗い感じ」をお手軽に演出できます。
ドレミで表現するならば「ドミソ」(ドから一個飛ばしでピアノの白いところを弾く)が、明るいメジャーコード。
そして「レファラ」(レから一個飛ばしでピアノの白いところを弾く)がマイナーコード。
そう。ピアノの鍵盤って「不規則」なので、同じ一個飛ばしでも、場所によって明るくなったり暗くなったりするというという「異常事態」が生じてしまうんですよ。
ギターとかパッドはそういう現象は存在しなくて、一個の「メジャーの型」「マイナーの型」さえ覚えてしまえば、それを平行に移動させることで「明るい」「暗い」を固定できるけど、ピアノはそうはならない。
そしてさらに細かいことを言うと、ギターは
だから「横向き」にしか平行移動のテクニックは通用しない。
ここがねえ、まずやはり「理論」の第一歩として「意味が分からん」と感じやすい大きな理由になるんですが、パッドを使うとある程度はその「理由」が見えてきます。
まずは一度、パッドの光ってるところを見てみましょう。
赤く光っているところが「ド」(C)の音で、白いところが以降レ、ミ、ファ、と続きます。そして、なにも光ってないのが、楽譜で言う#(シャープ)とか♭(フラット)の音です。
で、この「光ってないところ」を見ると、実は光ってないところって不連続に並んでいます。
ドとレの間には光ってないところがあるのに、ミとファの間、シとドの間には光ってるところがない。
これ、規則としてはピアノの黒鍵、白鍵の並び方とまったく一緒です。
ピアノも、ミとファの間、シとドの間には黒い鍵盤が存在しない。
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すでにご存知の方や、勘のいい方はお気付きかもしれませんが、実は「ドレミファソラシド」って音と音の高さの感覚というのは一定ではないんです。
厳密な話は以前のPodcastで紹介しているので割愛しますが、人間の耳は基本的に「周波数の比率」(空気の振動数)を基準にして音の感じ方が変わります。
低い「ド」から1オクターブ上の高い「ド」の音というのは「周波数が2倍になったもの」を1オクターブ上の音にしよう、と、ルールとして人間がそう決めました。(前回、心理学の話参照)
そして、西洋の音楽のルールでは、この「1オクターブ」は12個の音に分割できることになっています。(これも、人間があとから決めたルールです。自然界の摂理ではありません。こうすることで、和音が綺麗に響くパターンをたくさん作ることができるようになりました)
で、ドレミファソラシドという概念は、この12個の音の中から特に都合が良い組み合わせを「基本」と決めて、ピアノはこの「基本」をとにかく弾きやすくするように作られました。
だから、ピアノは「ドレミファソラシドだけを使ったコード」はめちゃくちゃ得意です。
ただ、同時に「音の並び方」はドレミファソラシド特化なので、シャープや♭が入ってくる曲になると、演奏は一気に難しくなります。
逆にPad(本シリーズで推奨している演奏方法)は、よい意味でも悪い意味でも「ドレミファソラシドとか関係ない」というスタンスの楽器です。
標準設定ではドレミファソラシドが「光る」ようにはなっているけど、ドから1オクターブ高いドまでは、音が「半音ずつ」12個きちんと並びます。
## コードの基本は白鍵一つ飛び
で、ここまで色々話してきたことを踏まえて「コード」というやつを考えましょう。
コードとはなんなのか。これも超大雑把に言えば、さっきも出てきた「何個かの音が同時になると、一個の音だけでは生み出せない独特の雰囲気が出せる」というもの。
## 白鍵同士でも「明るい」「暗い」が変化する理由
ドとレなど隣り合う音同士「半音2つ分」離れているのが基本だが、ミとファ、シとドだけが「半音1つ分」離れているだけ
もう一個光るところがあった。
これは、同じ音である。
ギターもそうなんだけど「同じ音程」を複数の場所で演奏できる。
(ギターほど横に長くないので、同じ音がない場合も多い)
で、それを踏まえてメジャーとマイナーを覚えてみよう。
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### ▼以下、Geminiによる提案(改訂版)▼
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### 【骨格案】
**タイトル案:** Padによるコード学習の合理性に関する一考察
**1. 和音(コード)の基本構成**
* 和音の定義と機能
* 長三和音(メジャーコード)と短三和音(マイナーコード)
**2. 伝統的鍵盤楽器の構造的非対称性**
* ピアノの鍵盤配列とCメジャースケールへの最適化
* 非対称性に起因する運指の非一貫性
**3. グリッドコントローラーの構造的対称性(アイソモーフィズム)**
* 半音単位で等間隔に配置された配列(アイソモーフィック・レイアウト)
* 対称性に起因する運指パターンの不変性
**4. 【演習】長三和音と短三和音の運指パターン**
* 長三和音の運指パターン
* 短三和音の運指パターン
**結論:構造の理解が理論学習の基礎となる**
* Padの学習優位性の構造的要因の要約
* 物理的構造の理解と音楽理論学習の接続
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### 【本文下書き】
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**1. 和音(コード)の基本構成**
和音(コード)とは、高さが異なる複数の音を同時に響かせることで、単一の音では得られない特定の響きや機能を持たせたものを指します。西洋音楽において、その響きの性格を決定づける最も基本的な要素が、長三和音(メジャーコード)と短三和音(マイナーコード)です。慣習的に、前者は「明るい」、後者は「暗い」響きを持つとされています。本稿の目的は、これら2種類の和音をグリッドコントローラー上で、普遍的な「形(運指パターン)」として習得することにあります。
**2. 伝統的鍵盤楽器の構造的非対称性**
ピアノに代表される伝統的な鍵盤楽器の配列は、特定の音階、すなわち長調(メジャースケール)の演奏に最適化されています。これは歴史的に、その音階が西洋音楽の基礎として多用されてきたためです。結果として、鍵盤は物理的に非対称な構造を持つに至りました。例えば、ある音とその隣の音との音程(音の高さの差)は、鍵盤上の場所によって一定ではありません。ミとファ、シとドの間は半音1つ分の間隔ですが、それ以外の隣り合う白鍵同士は半音2つ分(全音)の間隔となっています。
この構造的な非対称性は、コードの運指に直接的な影響を及ぼします。例えば、C(ド)を基準とした長三和音は「ド・ミ・ソ」という3つの白鍵で構成されますが、D(レ)を基準とした長三和音は「レ・ファ♯・ラ」となり、黒鍵である「ファ♯」を含みます。このように、基準となる音によって押さえるべき鍵盤の物理的な「形」が都度変化するため、学習者は12の各音に対して、それぞれ異なる運指を習得する必要があります。
**3. グリッドコントローラーの構造的対称性(アイソモーフィズム)**
一方、本稿で扱うグリッドコントローラー(Pad)の多くは、アイソモーフィック・レイアウト(等価写像配列)と呼ばれる、構造的に対称な設計思想に基づいています。これは、隣り合うボタン(パッド)間の音程が、どの場所においても常に等しく(例えば、右隣は常に半音上など)なるように配置されていることを意味します。特定の音階に最適化されていない代わりに、全ての音の関係性が物理的に等価に保たれているのです。
この構造的対称性こそが、コード学習における合理性の根幹を成します。ある和音を構成する音の相対的な位置関係は、基準となる音の高さに依らず、常に不変です。つまり、一度「長三和音の形」を運指パターンとして覚えれば、どのボタンを基準にしても、そのパターンを適用するだけで、目的の長三和音を演奏できます。これは、12種類の長三和音の習得が、事実上「1つの運指パターン」の習得に還元されることを意味します。
**4. 【演習】長三和音と短三和音の運指パターン**
(※このセクションは、具体的なパッドの図や写真を用いた視覚的な説明が不可欠です。以下は、その説明の土台となる文章です。)
以下に、長三和音と短三和音を構成するための、2種類の普遍的な運指パターンを示します。基準となる音(ルート音)をRと定義します。
* **長三和音のパターン:**
ルート音(R)、Rから半音4つ分高い音、Rから半音7つ分高い音。この3音の相対的な位置関係が、長三和音の運指パターンとなります。
* **短三和音のパターン:**
ルート音(R)、Rから半音3つ分高い音、Rから半音7つ分高い音。この3音の相対的な位置関係が、短三和音の運指パターンとなります。
ご自身のグリッドコントローラー上で、これらのパターンを様々なルート音から開始し、その響きが常に「明るい(長三和音)」「暗い(短三和音)」性格を保つことを確認してください。
**結論:構造の理解が理論学習の基礎となる**
グリッドコントローラーを用いたコード学習の優位性は、その物理的な構造の対称性に起因します。運指パターンが不変であるため、学習者は個々のコードを暗記する負荷から解放され、より本質的な和音の響きや機能の理解に集中できます。楽器の物理的構造が、いかに音楽理論の学習効率に影響を与えるか。この事実を理解することは、今後、より高度な音楽理論を学ぶ上での強固な土台となるでしょう。