読書メモを書くことのもう一つの重要な目的は、「ノートに適切なタイトルを付ける練習」になることです。
### タイトル付けの練習としての読書メモ
アトミックシンキングにおいて、「適切なタイトルを付ける」能力は極めて重要です。タイトルは、そのノートの内容を極限まで圧縮・抽象化したものであり、思考の結晶そのものだからです。
一番わかりやすく「勉強している感じ」が得られて、かつタイトル付けの練習としても効果が高いのが読書メモです。
本に書かれている内容を自分なりに解釈し、それを一言で表すタイトルを考える。これは、他人の思考を自分の思考へと変換するプロセスそのものです。
### 継続を優先するためのマインドセット
ただし、この練習を「いきなり完璧にやる」のはお勧めしません。
気合を入れて1週間続けることはできても、それを5年続けるのは難しいからです。
だからこそ、「いつできなくなってもいい」「毎日できなくてもいい」という前提で取り組むことが大切です。
最も大事なのは、読書メモを書くことそのものよりも、できるだけ毎日「デイリーノートを書くこと」を忘れないようにすることです。ここまでの流れで言えば、読書メモも当然、まずはデイリーノートに書いていけば良いのです。
### 長期的な視点とモチベーション維持
私自身、この「読んだ本について書く」という習慣が、間違いなく最も効果が高かったと確信しています。もちろん、時間はかかりました。
5年続けて、ようやくかなり「わかる」ようになり、読書という体験が次のステップに進化したと感じています。
これは結局、「今から読書力を高めたら、今後数十年めちゃくちゃいいことがある」と信じて、目の前の数ヶ月(あるいは数年)を丁寧に過ごせるかどうかの勝負です。
もちろん、修行のような読書ばかりでは疲れてしまいます。楽しみとしての読書も併用しなければ、モチベーションを保つのは難しいでしょう。
そうしたモチベーションを保つためにも、Discordコミュニティなどを活用し、他者と緩やかにつながりながら実践していくことをお勧めします。