## はじめに
すでにObsidianを使っている場合、今まで使ってきた保管庫と、新しい保管庫をどう使い分ければいいのか?
このガイドでは、その答えを提供します。
## 基本方針:新しい保管庫での1ヶ月チャレンジ
**まず1ヶ月、ごりゅごを信じて新しい保管庫でObsidianを使うことを実践してみてください**
### なぜ新しい保管庫から始めるのか?
1. Obsidianのあらゆる機能を使おうとする
2. ノートを大量に作りすぎる
私が体験したり、見たり聞いたりしたObsidian失敗例のほとんどは、この2つの理由に集約されます。
デジタルノートって、紙のノートとは全然違うんですよ。
作ったノートがなくならずに全部残るし、コンピューターの機能をうまく使えば「自動化」が簡単にできてしまいます。
これは、一見するといいことばかりなんですが「長く使う」ことを前提にすると、案外よくないことも多いんです。
なのでまずは、最初の段階であえてそうした「デジタルっぽさ」を制限します。
たくさんある機能を使おうとしない。
たくさんのノートを作ろうとしない。
この2つを徹底して、とにかくデイリーノートしか使わないことを徹底していきましょう。
この後でも紹介するんですが、実は「日付」というのは現代人が作り出した整理のための偉大なフレームワークです。古代には日付なんてなかったけど、今の我々はこれを当たり前に使いこなせています。
だからまずは「整理の基準は日付だけ」にする。これ以上難しいことはしない。
複雑なことをせず、まずはとにかくデイリーノートしか使わない。デイリーノートだけでなんとかうまくノートを運用する工夫をする。なにか不便が生じたとしても「デイリーノートしか使ったらダメ」というルールの中でできることを工夫し、それを楽しむ。
たとえば、「旅行の計画」を立てる場合には「未来のデイリーノートを作って、旅行予定日のノートに計画を書く」という方法があります。
これは「デイリーノートしか使わない」というルールを守っているから、ルール的にはオーケー。でも「沖縄旅行のノート」を作るのは、新しいノートを作ってしまうからアウト。
こうしたルールを、ネガティブに捉えてしまうのではなく、遊びを面白くするための制約だと考える。
実はこういうマインドは、デジタルノートを長く上手に使う能力が身に付くだけでなく、日々の生活をよりクリエイティブに、楽しくしていくためにも役立つものです。
そして、そうやって制限がある環境での工夫を楽しんでいれば、一ヶ月なんてあっという間です。こうした試行錯誤を一ヶ月も繰り返していると、あれ?実は自分が使うノートって、案外デイリーノートだけでもなんとかなるぞ?ということが「身体で」わかるようになってきます。
もちろん、長くノートを使っていく中で、デイリーノートだけでどうにかする、というのはいつかは限界がやってきます。とは言え、そんな限界が来るのは速くても数ヶ月先のこと。1ヶ月やそこらであれば、下手にノートをわけるよりも、デイリーノートにしかメモを書かない方が、圧倒的に便利にノートが使えます。
まずはできれば一ヶ月。どうしても無理ならば1週間。
それだけの期間だけでもいいので「デイリーノートしか使わない」というObsidianの運用を実際に試してみてください。
どうしてもObsidianの他のノートが必要になったら「古い保管庫」と「新しい保管庫」の両方を使えばいいんです。
とにかく新しい保管庫は「デイリーノートしか使わない」を死守してください。
一ヶ月経っても本当に必要なノートがあるならば、そのノートだけはあとで新しい保管庫に「移動」させましょう。(詳しい方法などが分からない方は、後日こうした方法も紹介するので、それまではひたすらガマンです。やる気の貯金です)
それでも、できれば新しいノートは「週に1個まで」くらいの心持ちであることが重要です。1日に2個も3個もノートを増やすのは、失敗の元です。
この原則は、Obsidianのプラグインについても同じことが言えます。
とにかく、いきなりプラグインを増やしすぎないこと。
というか、まずは最初に紹介したプラグインだけでなんとかやりくりしていきましょう。
正直、最初の段階ではそもそも本当は外部のプラグインは完全にゼロにして運用したいくらいです。今後を見越して4個インストールしていただいていますが、それすら最初は多すぎだと思っています。
よくある「わたしがインストールしたObsidianの便利プラグイン厳選20個」なんてものは、絶対に真似したらダメです。20個なんてなにも厳選されていません。そんなに大量にインストールすると、プラグインの機能を覚えるだけで一ヶ月が過ぎてしまいます。それよりも、まずは「書くこと」を練習し、習慣化していくことが重要です。
とにかくノートを長く使う上で障害になるのは「多すぎること」です。
ノートが多すぎるのはよくない。プラグインが多すぎるのはよくない。
「ゴミ溜め」にしていいのはデイリーノートだけ。デイリーノートだけは、どれだけ大量のメモを書いてもいいし、整理されていなくてもいい。逆に言えば、デイリーノート以外のノートは徹底してきちんと丁寧に整理しなければならない。これが「アトミック・シンキング」のもっとも重要な哲学です。
このワークシートに興味を持っていただき、さらにはご購入までしていただいた皆さんには、是非とも「Obsidianがいい感じに使えて嬉しい」という感覚を持っていただきたいと思っています。
なのでここは、どうかまずは一ヶ月。「新しい保管庫で、デイリーノートしか使わない」
この方針を徹底してObsidianを使っていただきたいと思います。
なお、デイリーノートに関しては、とにかくどこに何をどれだけ書いても自由です。可能な限り、ありとあらゆるメモをデイリーノートに集約していきましょう。
整理なんてしなくても大丈夫。デイリーノートだけはゴミ溜めでいい。この言葉は、今後何回も出てきますが、それは意図的にそうしています。全体的に、今回はあえて「同じフレーズを何回も繰り返す」ようにしています。
記録さえ残っていれば、あとからそれを役に立つものに変換することは簡単です。なのでまずは「すべてをデイリーノートへ」
これを合言葉にしてデジタルノート運用を楽しんでみてください。
以下、ここで書いた内容のまとめです。
## デイリーノート中心の運用方針
### デイリーノートの特徴
- 日付という普遍的な整理基準
- シンプルで維持しやすい
- 柔軟な使用が可能
### デイリーノートの活用例
- 未来の日付にタスクや予定を記録
- すべてのメモを集約
- 見出しやリンクを活用して整理
### 制限は創造性を生む
- 「デイリーノートしか使わない」というルールの中で工夫を楽しむ
- 制限を前向きにとらえ、クリエイティブな解決策を見つける
## プラグインについて
- 最小限のプラグインで始める
- 一ヶ月は初期設定以外のプラグインを使わない
## まとめ
1. 新しい保管庫では1ヶ月間デイリーノートのみを使用
2. すべてのメモをデイリーノートに集約
3. シンプルな運用を心がける
4. 必要なノートは後から移行可能
是非こうした制限を楽しみ、Obsidianのノート運用を楽しんでください。楽しみながら活用すること。これが長続きの一番の秘訣です。