デイリーノートに書いたメモから新しいノートを作る。その考え方はわかったとして、では実際に、具体的にどうやってデイリーノートを整理するか、ということを考えてみます。 ここで、旅行のノートは旅行計画のフォルダに入れて、あるプロジェクトに関係するフォルダはプロジェクト資料というフォルダにわけて、ということをやってしまうと、ここまでずっとデイリーノートを使ってデジタル的な記録方法を学んできた意味がなくなってしまいます。 ノート整理の原則は「フォルダにわけない」ことと「リンクor検索で開く」ことです。 すべてのデイリーノートは「daily」フォルダの中。それ以外のノートはすべて「notes」フォルダの中。これ以上の整理は行わない。これを基本方針としていきます。 たまに使うノートは、検索を使って見つけ出せれば問題ありません。(検索に関しては、ノートを検索しやすくする、という工夫ができるが、今回はそこは掘り下げない)週に一回も使わないようなノートは、そうやって見つけ出すことができれば十分です。 今回考えたいのは、そうしたたまに使うノートではなく、一定期間以上高頻度で使うノート。たとえば、さっき紹介した「沖縄旅行計画」は、旅行に行きたい、という気持ちを忘れないためにも、こまめに計画を進めていくためにも、常に目に入る場所にあって、すぐに見たり編集できる状態にしておきたいものです。 そこで、デイリーノートの次に使っていただきたいのが、自分がよく使うノートへのリンクを集めたリンク集。私が「HOME」と呼んでいるノートです。 このノートは、HOMEという名前が示す通り、自分がObsidianを使う時の「家」(HOME)になるノートです。 具体的には、デイリーノート以外の、自分がよく使うノートへのリンクがたくさん集まったノート、というもの。このHOMEから、いつでも簡単に「よく使うノート」を開くことができるぞ、という状態にしておくのがこのノートの役割であり、目的です。 こういうのも、一度具体例を見ていただいた方がわかりやすいので、そのままここで紹介してしまいます。 [[HOMEノートのサンプル]]をご覧ください。 ざっと見ていただくとイメージできるかもしれませんが、別に何もかもがきれいに並んでいるとか、見るからに便利そうとかそういったきらびやかな部分はまったくありません。 どちらかというと、雑多なメモ帳の一ページのような印象の方が近いといえるでしょう。 もちろんこれにも大きな理由があって、それはホームノートというものが「常に変化し続けるノート」であるから。 沖縄旅行の計画は、沖縄旅行に出発するまでは何度も見る、何度も編集するノートになるでしょう。ですが、旅行から帰ってきたらこのノートの役割は実質的に終了です。今度また沖縄旅行に行く時や、別の旅行に行く際の参考にはするかもしれませんが、すくなくともそれを「よく使うノート」にいれておく必要はありません。 要するに、あるプロジェクトに関するノートは、プロジェクトが終るまでは「よく使う」けれども、それが終われば使う機会はほとんどない。 ホームノートは、そうした変化を柔軟に受け入れ、必要なノートを、必要な間だけすぐに使えるようにしておく。なんなら、毎日の最初の仕事は「ホームノートの見直し」にしてもいいくらいです。 では、具体的にこのホームノートをどのように整理・再構築していくのか。基本的なリンクの作り方やマークダウンの基礎も含めて、それを考えていきましょう。