ここまでの具体例をご覧いただいたらわかるように、ノート同士を関連付ける時にも、トピックノートを作る時でも、ノートを見つける時はほとんどの場合「タイトルを使ってノートを探す」ことになります。
特にトピックノートを作って「考える」場合には、タイトルの重要度が上がります。
人間は、一度に目に入れられる以上の膨大な情報から考える、というのが不得意という性質があります。
「目に見える範囲の情報」を使って、そこから考えを膨らませることは出来るけれども、それ以上の情報はうまく処理できない。つまり、できるだけ多様なことを考えようとするならば、まずは目に見える範囲の情報をうまく整理し、並べてあげることが必要です。
これは、見方を変えれば、ノートの中身をうまくわかりやすいタイトルにしてまとめてあげれば、頭の中だけでは出来ないような高度で複雑なことを「考える」ことが出来るようになる、とも言えるわけです。
そのためにも、ノートタイトルは「見ただけでわかる・考えずにわかる」タイトルにしてあげることが重要です。
「アトミックノートとは?」というタイトルを見ただけでは、このノートが何を意味しているのかがすぐにはわかりません。
アトミックノートとはどういうものなのか。それを「考える」ためには、「アトミックノートとは〜である」といった自分なりの考え、定義を集め、それを並べることが基本です。
つまり、トピックノートの目的はあるトピックについてのノートを集め、それらをタイトルを使って整理して、並び替えて、考えることがしやすいサイズにまとめる、ということ。
ここから、自分なりの分析というものが始めていけるようになっていきます。
そして、アトミックシンキングではその分析の基本となるのが個々のアトミックノートであり、もっとも重要なのがアトミックノートのタイトルである、という話に戻ってきます。
5個や10個ノートを作った程度では、この勘所のようなものはなかなかわかってきません。
まだまだ自分は発展途上であるという謙虚な気持ちを持ちながら、同時に「やらなきゃ上達しない」し「やってるから上達している」という自己肯定感も同時に忘れない。
この辺りをいかにしてバランスを取り、楽しんで継続していくことができるのかどうか。これがアトミックシンキング実践のコツです。