実際にノートをわける、ということを体験していただいたところで、次はもっとも重要な「ノートのタイトル」について考えていきましょう。
[[長いノートを短くわけていくことで整理と俯瞰が同時にできるようになる]]という話はすでに済ませていますが、ここではまだタイトルの重要性にはきちんと触れていませんでした。
具体的なノートの分け方、方法を覚えること以上に重要なのが、ノートのタイトルの重要性を知ることです。デジタルのノートを長く使っていくためにもっとも重要なのがノートタイトルである、と言っても過言ではないでしょう。
デジタルノートは、紙のノートとは違い「ずっと同じノート」を使い続けることになります。そして、基本的にノートを捨てたりする必要がないため、何もしなければノートの数は際限なく増えていきます。
この、いくらでも保存できるということは、もちろんデジタルノートのメリットの1つであるのは事実なのですが、ノートが増えてくるとそのうち人間の能力が追いつかなくなってきます。
具体的な限界の1つが、ノートがたくさんありすぎて見つけられなくなる、という現象。
作ったノートが100個や200個程度であれば、フォルダなんてものをまったく使わず、ノートを並べておくだけで簡単に目的のノートが見つけられます。
1000個や2000個程度のノートでも、何個かフォルダを作ってあげれば、目的のノートを見つけることはそれほど問題なく実行できるでしょう。
そして実際、数年程度デジタルノートを使うだけであれば、この方法で十分にうまく機能させることが可能です。
しかし、10年20年と時間をかけて知識を積み上げ、デジタルノートを使って思考を深めていく場合には、この方法には必ず限界がやってきます。
そうなると、必ずフォルダの限界、というものがやってきます。
フォルダの限界というのは大きく2種類あり、1つはフォルダの数が多くなりすぎて、どこにしまったかわからなくなる、というタイプの限界。
これはこれで大きな問題の1つなのですが、もう一つあるのが「変化に耐えられない」ということ。
人間は変化する生き物です。デジタルノートを活用して知識が増え、思考力が上がっていけば、その変化はより大きなものになるでしょう。
端的に言って「前より賢くなった」時に、賢くなる前の自分が考えた「さいきょうのふぉるだせいりほう」には必ず不満が出てきます。と言うよりも、昔のやり方のままで満足できているのであれば、それはあなたが以前から変化していないということでもあるのです。
知識の増加と共に、思考の解像度は上がっていきます。
そうした知識を「フォルダ」という従来の仕組みで分類し、整理していれば、いつか必ず限界が訪れるのです。
この問題についての解決策の1つが「すぐに見つかるタイトルを付けておく」ことなのです。
(後半では「トピックノート」という別の観点でのノートの見つけ方も紹介します)