整理と整頓の違いから学ぶ整理の難しさ
フォルダやタグでの整理と、リンクでの整理の違いは「整理」と「整頓」という言葉を使って区別すると、よりわかりやすくなるかもしれません。
一般的には、整理という言葉と整頓という言葉は特に区別をせず、どちらも「きちんと整える」くらいの意味で考えられることが多いです。
デジタル大辞泉を調べてみると、以下のように整理整頓の用法が書かれています。
>用法 整理・整頓――「部屋の中を整理(整頓)しなさい」 「書棚をきちんと整理(整頓)する」など、整えるの意では相通じて用いられる。◇「整理」は、「交通整理」 「感情の整理がつく」のように、混乱しているものをきちんとした状態にする意。また、無駄なもの、余分なものを除く意もある。「人員整理」 「蔵書を整理する」など。◇「整頓」は乱れているものの位置を元にもどし、整えること。「教室の机を整頓する」 「乱れた資料の順序を整頓する」
この説明が非常にわかりやすいです。
簡単に言うと、整頓というのは「場所がきちんと整っていればいい」「元に戻す」というイメージが強いのに対して、整理というのは(元々乱れていたものが)ちょうどよい場所に収まる、というイメージです。
その意味で見ると、フォルダ、タグという収めるべき場所にノートを移動させるのは「整頓」だと考えられるし、元々どこに行き場があるのかわからない、乱れた状態のノートを、リンクによってきちんとした場所に収めてあげるのが「整理」だと言えます。
もちろんこれはあくまでもリンクでの整理とはどういうことなのか、というのをわかりやすくするためのイメージである。そのくらいの意味で捉えておくことは重要です。
何度も繰り返しますが、つまり「整理」というのはなにも考えずに出来るわけではない、ということです。
ルールを決めて一律に運用できる、ということはなく、自分自身の頭でどうすれば最適なのかを考えて、試行錯誤を繰り返していくこと。
ノートは、一度居場所を決めたらそれでおしまい、なんてこともなく、いくらでも状況に応じて変化させられる。
そうした感覚を理解し、まずは「整理」という行為は、頭を使う行為であると知ること。そしてさらにそれは、一朝一夕で身に付くようなものでもないし、時間と共に最適な整理の仕方も変化する、ということを理解しておくことです。