デイリーノートに慣れて、デジタル的な情報整理の概念が身に付いてきたら、次は「ノートをわけて整理する」ことを考えていきます。
Obsidianなどのリンク型デジタルノートで情報をうまく活用していくコツは、ノートを短く分割していくことです。
たとえば、以下の2つの画像は「長い読書メモ」を「短く分割した」状態です。
![[整理前.png]]
![[整理後.png]]
細かな内容、手法などはひとまず置いておいて、まずはリンクを使ってノートを短くすることがデジタルノートが得意な整理方法である、ということをイメージしておいてください。
今回のサンプルでお見せした読書メモで言えば「本の面白かった部分の目次」を自分で作るようなイメージです。
大抵の本は、先頭付近に目次が掲載されています。
これは、本全体にどんなことが書いてあるかを一覧し、俯瞰するためのものだといっていいでしょう。
読書ノートを短くリンクで分けることも、これと同じです。自分がこの本のどんなことが面白かったのかを一覧し、俯瞰するためのもの。
リンクを使ってノートを整理すると、1つのノートが短くなります。それによって、スクロールすることなく画面全体で一度に見渡せる量が増えます。これが重要なことです。
また、紙の本の目次では「第2章は51ページから始まる」という表現しかできません。Obsidianなどのデジタルノートは、そこを「クリックすれば飛べる」ようになります。
アナログと違い「移動」が一瞬。これはデジタルノートの強みであり、デジタルノートを使うのであればその強みを生かさない手はありません。(特にObsidianは常に手元にファイルを持っているので表示が早い)
> [!NOTE] クリックなしでもリンク先のノートが確認できる
> Obsidianには、リンクをクリックせずにリンク先の中身を確認する、という機能もついています。
> [[目次]]にマウスの矢印を合わせて、Ctrl(コントロール。Macの場合⌘コマンドキー)を押してみてください。これを使うとページ移動なしでノートの中身がチラ見可能です。
100%間違いなく絶対に短い方が便利だ、とまで強い言い方はできませんが、上記のリンク先のノートを確認する機能も合わせれば、ほとんどの場合はノートが短い方が便利である。これを知っておくことです。
また、ここでは深くは掘り下げませんが、ノートを短くするという行為自体に自分自身の思考を整理する効果がある、ということも重要です。
長いノートをうまくまとめられない、短く分けることができない。これは、自分自身がその情報のことをまだよくわかっていない。だからうまく分類したり整理したりができない、ということなのです。
具体的にノートをどのように整理していくのかはこの後で少しずつ触れていきます。まずは、ノートを細かくわけて整理することを目指すこと。同時に、ノートを細かくわけて整理するのはけっこう難しいことで、ノートをわけること自体が「考える」行為であるということを知っておきましょう。