ステップ3は、これまでのステップ1や2と比べて、圧倒的に難しい項目です。
1ヶ月や2ヶ月程度でうまくできなくても、まったくもって落ち込むことはありません。
大丈夫です。観察の能力は、この先何十年もずっと使える、超汎用的なスキルです。何十年も役立つスキルが身に付くのだと考えれば、1年や2年程度の練習期間なんて誤差みたいなものです。
食べものの観察結果を書くという練習は、アトミック・シンキングでの「素振り」「キャッチボール」に相当する、もっとも重要な基礎となる項目だと言えます。
ここから先は、Obsidianの使い方や、ノートを分ける、といった項目も出てきますが、先のステップに進んでからも「食べ物の観察」は可能な限り継続していきましょう。
もちろん、慣れてきたら観察の対象を「食べたもの」に限定する必要はありません。自分が興味を持てる対象を見つけられれば、それを観察することが一番の練習になることは事実です。
とは言え、毎日忘れず確実に観察ができる対象は、私が考える限りで「食べ物」以上のものは存在していません。もしも油断して、観察の癖が抜けてきているな、と感じたら、すぐに「食べ物の観察」に戻ってきましょう。食べ物の観察ならば、再開することも簡単です。
アトミック・シンキングの中で、一番派手で効果がありそうな特徴は「アトミック・ノート」ですが、一番重要なのはこの「観察」という視点です。
日々観察を繰り返していけば、観察者としての視点が少しずつ「あたりまえ」になってきます。『アトミック・シンキング』でもでてきた「ずっとスーパーサイヤ人状態」になれるのです。
この状態が当たり前になると、日常のあらゆるできごとが発見であふれ返ってきます。
そして面白いことに、こうした「発見」には、必ずその人の個性というものが表れてきます。
なにに注目して観察をするのか。これは自分が「何に興味を持つか」と言い換えることも可能です。さらに言えばそれは「自分はなにが好きなのか」ということを観察を通じて見つけていくことでもあるといえるでしょう。
人生をなんとなく生きているだけでは「自分が本当に好きなもの」を見つけることは困難です。
そう、人間は観察をしなければ「自分が好きなもの」すら曖昧でいい加減なままなのです。「趣味:映画と読書」といった表現を乗り越えて、より解像度高く自分が好きなことを見つけるためには、自分自身をじっくり観察していくことが必要なのです。
アトミック・シンキングでの「観察」という視点は「好きなもの探しの生活を始めること」とも言えるのです。
こうした観察を通じて「なにを発見したのか」の違いは、その人がなにに興味を持つかの違いであり、それは結局のところその人の個性そのものであると言えるでしょう。
自分が発見したことは、どんどんデイリーノートに書き残していきましょう。その時は、必ず「観察」の視点を忘れず「楽しかった」だけではない文章を意識してみてください。
そうやって発見した成果は、あなた自身の個性を見つけていくための土台として育っていきます。
観察の視点は、これからの人生でずっと続けていきたい「素振り」でもあります。
まずはこれが当たり前にできるようになることが、アトミック・シンキングの基本です。
そして、デイリーノートを通じて身に付けるべき目標はこの「観察」の視点です。
これに慣れてきたら、次はいよいよ「デイリーノート以外のノートを使う」ことに挑戦していきましょう。
📖次はこちら→
> [!NOTE] ごはんの観察記録はずっと続ける
> アトミックシンキングでもっとも重要な「基礎」がこれ
> 慣れたら「別のものを観察」してもよい
> いつ何時も行き詰まったらここに立ち返る
> [!HELP] ヘルプ
> 困った時は→[[Obsidianの基本的な使い方(概要)]]