Ez Keys

Toontrack社のピアノ音源「EZkeys」のレビュー。多機能でありながら、なぜ「つまみの少ない楽器」として練習に最適なのか。その理由と、拡張音源を通じた学習について解説します。

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Toontrack社の「EZkeys」は、強力なMIDI機能によって、コード進行の自動生成や、プロが演奏した豊富なフレーズを利用できる、多機能なピアノ音源として知られています。

しかし、私の現在の主な用途は、その特徴的な機能を使うことではありません。むしろ、その逆です。私はこのEZkeysを、「つまみが少なく、迷いにくい、シンプルな楽器」として、日々の演奏練習のために活用しています。

なぜ多機能なEZkeysを「楽器」として選んだのか

EZkeysを選んだ理由は、2つの側面に集約されます。

一つは、「将来的にMIDI機能を学ぶ」という前提です。これはドラム音源「EZdrummer」を選んだ思想と共通しており、ツールの持つポテンシャルに対する先行投資、という考え方です。

もう一つは、より実践的な理由です。ソフトウェア音源は、リアルさを追求するあまり、時に容量が数十GBを超えることも珍しくありません。その点、EZkeysは比較的容量が大き過ぎず、それでいて「アンサンブルの中で埋もれにくい、使いやすい音」を提供してくれます。単体で鳴らした時のリッチさよりも、楽曲全体に馴染む音色が、私の性質には合っていました。

「迷いにくい」ことが練習の質を高める

ソフトウェア音源の多くは、非常に多くのパラメータ(つまみ)を持っており、細かな音作りが可能です。しかし、それは時として「音作りの沼」にはまる原因にもなります。

その点、EZkeysの音源はある程度完成されており、いい意味でユーザーがいじれる部分が限られています。これにより、DAWで「さあ練習しよう」と思った時に、音作りのステップで迷うことなく、すぐに演奏という本題に入ることができます。この「迷いにくさ」が、練習の効率とモチベーションを維持する上で、非常に重要な要素となっているのです。

拡張音源は「身体で学ぶ」ための教科書

私は基本的にはエレピ(Electric Piano)の音色をメインの練習に使っていますが、気分に応じていくつかの拡張音源を切り替えることがあります。

最初は単なる気分転換のつもりでしたが、この行為が意図せず、私にとって重要な学習体験を生み出しました。

それは、「同じ伴奏フレーズでも、音色を変えるとアンサンブル全体の聞こえ方がどう変わるか」ということを、頭(理論)ではなく「身体で学ぶ」という感覚です。音色Aでは聞こえなかった他の楽器の音が、音色Bにすると聞こえてくる。あるいは、曲全体の印象が、明るくなったり、暗くなったりする。この変化を体感すること自体が、アレンジやミックスにおける音色選びの重要性を教えてくれる、生きた教科書となっているのです。

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