【書評】GIGAZINE 未来への暴言 を読んだよ

【書評】GIGAZINE 未来への暴言 を読んだよ

GIGAZINE 未来への暴言 posted with amazlet at 10.12.16 山崎恵人 朝日新聞出版 […]

最終更新日:2010年12月28日
GIGAZINE 未来への暴言
GIGAZINE 未来への暴言

posted with amazlet at 10.12.16
山崎恵人
朝日新聞出版
売り上げランキング: 144

GIGAZINE 未来への暴言 読了。

日本最大級のサイトGIGAZINE。基本的に「中の人」の意見をあまり出さないサイト。

その編集長 山崎恵人氏の、極めてパーソナルな意見、提言。インターネットによって、これから世の中がどう変わっていくのか、どう変わって欲しいのか。理想と希望を持ちながら、彼が「予想」する、これからの時代について書かれた一冊。

ウェブでの情報発信に興味がある自分としては、そりゃあ日本最強にのし上がった人の意見を読まないわけにはいかない。

目次

  • ◆layer01:「Knowledge Is Our Power」知識は我らの力なり
  • ◆layer02:専門バカvsオタクの構図「専門バカになるな、オタクになれ」
  • ◆layer03:「理性・知性・感性」のバランス
  • ◆layer04:インターネットは「悪魔の道具」か「天使の羽根」か
  • ◆layer05:YouTubeのみが真の「破壊的ビジネスモデル」
  • ◆layer06:「個人の力の最大化」=「インターネット」
  • ◆layer07:「フリー」のその先、無料戦略の次
  • ◆layer08:ファンがパトロンになる「パトロンモデル」成立への道
  • ◆layer09:しかるべき場所にしかるべき人を、職業選択の最適化
  • ◆layer10:入試の時にパソコン持ち込み可・インターネット可であれば大学の教授はどういう問題を作るのか?
  • ◆layer11:「文明社会でのサバイバル」を教えるのが学校
  • ◆layer12:好きなことをしてメシを食う時代の到来
  • ◆layer13:10人中9人に嫌われてもいいから残りの1人に興味を持ってもらう
  • ◆layer14:著作権という概念の崩壊、ファイル共有ソフトは最終局面に
  • ◆layer15:量から質が生まれる、大量にならなければ高品質にはならない
  • ◆layer16:超少額決済システムを握ったところが最終的な勝利者に
  • ◆layer17:インターネットの規則を考えるというのは世界の規則、世界のルールを考えるのと同じ
  • ◆layer18:みんなのルールを決めるのは「政治家」ではなく「サイレントガーディアン」に
  • ◆layer19:旧世代と新世代のかつて無いレベルの「激突」
  • ◆layer20:インターネット上に出現する国家のカタチ、領域・人民・権力
  • ◆layer21:結論:「無料であるものに対価を払う」という時代

痛快かつ前向き

タイトル通り、確かに暴言。過剰なまでの前向きさと、インターネットが切り開く世界への夢、希望。

特に、「無料」の次にくるという「パトロンモデル」の時代。人によっては荒唐無稽なものにしか見えないかもしれない。

しかし、こういった世の中の方が私は面白いし、楽しいと思う。「いいものには無料のモノにも金を払う」というこの思想。実際に、わずかながらも自分にもそういった考えは生まれている。

無理にお金を払わなくても問題ないんだけど、好きだからお金を払う。好きだから応援する気持ちで、買う。この気持ちは理解できる。

ネットがいる人vsネットがいらない人

本書で書かれているような時代を迎えるには、世間一般で言う「老害」これをどうにか駆逐せねばならないとの事だ。

ネットがいらない人。

自分は、そういった人を肌で理解できていない部分が多い。

アタマではなんとなくわかる。しかし、ネットを知らない、知ろうとしないという理由が肌で理解できていない。

彼が言うには、この二つの層。「ネットが必要な人」と「ネットが不要な人」

この二つの層の大きな戦いが、今まさに始まる、始まろうとしているのでははないか、などという意見も出てくる。

正直、自分は「全ての人が幸せに」などということは思っていない。

自分と、自分の近しい人間。それらが楽しく生き生きと生活出来ればそれでいい。だが、そうなるためには世の中を変えていく、変えていこうとする意志を持たねば、そういった世界も存在し得ないのでは無いか?

そんな事も考えさせられた。

まとめ

個人的に、YouTubeのみがなぜ「破壊的モデルであるのか」といった意見はとても面白かった。

異様に納得。

そして、ネットでネガティブな発言しかしない人。この人々に真っ向から喧嘩を売っている様子が、読んでいて痛快。

是非とも次作が読みたい。この本で、インターネットが切り開く可能性を信じたくなるし、そのために行動したくなる。

自分のブログは、GIGAZINEに比べれば遙かに影響力は小さい。しかし、これを読むと、それでも、いや、だからこそ情報発信をしたくなる。情報発信をしなければならない。

そんな事を考えさせられた。

最近GIGAZINEは全然見ていなかったが、これを読んだら再度見てみようかと思った。どういう意図でこの記事を書いているのか。そんな事を考えながらGIGAZINEを見たら、また面白い読み方が出来るような気がした。

やはり、どんな世界もトップクラスの人は本当に凄い。自分は、そういう人の意見を聞くのが大好きな人間なのだと改めて思った。

参考

GIGAZINE 未来への暴言
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