○○を読んで、とかそういうタイトルはやめとけ【書評】誰も教えてくれない人を動かす文章術

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○○を読んで、とかそういうタイトルはやめとけ【書評】誰も教えてくれない人を動かす文章術

誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書) posted with ヨメレバ 齋藤 孝 講談社 2010-1 […]

最終更新日:2011年4月14日

斎藤孝 著 誰も教えてくれない人を動かす文章術 読了。

【書評】15分あれば喫茶店に入りなさい この記事のはてな被ブックマーク数

上記記事に続く、斎藤孝氏の著書をブログに書くのは2冊目。今までに書いた書評の量から考えると、かなり多い。

「文章を書く」という事の心構えと練習方法

まず、もっとも面白かった、印象に残ったのがこれ。

「この私をここまでその気にさせてくれた。それだけに、この物語はなかなかたいしたものだ」とあくまで「上から目線」の姿勢でのぞみましょう。
読書エッセイを書くときには、それくらい大きな態度でいいのです。

P104

こんな事を言ってくれている本なので、この書評も「上から目線」を意識して書こうと思う。

ポイントは「人」にどれだけ「響く」のか

「いい文章」は「うまい文章」である必要はない。相手の心を動かす事さえ出来れば、それが「いい文章」

「第3章 ビジネスの文書力」でそれが特に顕著に表れる。ビジネスの「文書」では「うまい文章」はまったく必要ないが「文章力」は必要だというのだ。

「文章力」とは、相手を動かす力。きれいな言葉を並べる事でも何でもなく、とにかく文章で「人の心」に何か影響を与える事が出来るのが言い文章だという事だ。

たとえば私が今書いているこの「文章」で、この本読んでみようかな、なんて気分になった人が多ければ、それは「いい文章」なのだ。

そして、本書で書かれているのは、「いい文章」を書くための技術と、その技術を習得する方法。

以下、参考になった項目。

あんまり技術は印象に残ってない

作り手は、人にどう読まれるか、どう観られるかという点について、多様な読み方をされることを覚悟することが公表する前提になっています。

P187

つまり、あなたはこの記事を読んで、この本を面白いと思うのか、つまらないと思うのか、私がどう思って書いたとしても、受け取り方は自由なのである。

ほとんどの場合は、「今、これに対して何か書かなければならない」という要請があったときに、何かを発見するために読んでいます。

P194

目的を持って本を読む、という意識は少なかったかもしれない。それよりも、もっとも印象に残ったのが上記2つの引用項目な訳だが、文章の書き方とは全く関係ない。

これは「文章を書いた」ことで得られた貴重な体験だ。

「○○をよんで、というタイトルで始まったら、誰にも面白い文章は書けません。

P102

今までずっと面倒で「○○をよんで」ってやってきたなぁ。Webだと難しいのが、読まれるタイトルがあって、検索されるタイトルがあって、それのバランスをどうするのかみたいな、そんな悩みもあったりしますね。

ビジネスパーソンに求められる書き方の能力は、「文章」を書く能力ではなく「文書」を書く能力です。この二つは全く違います。(中略)文章は下手でも、文書は十分に書けると言うことです。

P64

第三章のはじまりがこれ。個人的には三章は非常に役に立った。「ビジネス」メインの話だが、これと五章のメールの書き方。

「文章力」は必要ないと思っているビジネスマンは一度目を通してみるとよい。「心」に訴えかける文書が書けるメリットを思い知る。

まとめ

今回印象に残ったのは「人間関係」という言葉。メールにしてもビジネス文書にしても、必ずターゲットにする「相手」が明確に存在し、それに対してどのようなアプローチをしたらよいのか。

氏が何かと人間関係に非常に気を遣っていることがよくわかる。

逆に、四章の「学生向け」の内容は正直いらなかった。確かに「文章の書き方」が書いてあるのだが、ターゲットを広げすぎようとして、締まりがない。

「テーマ」としてはブレていないのだが、一冊の本としてどうも内容が散漫な印象になってしまった。

参考

【書評】15分あれば喫茶店に入りなさい を読んだよ | goryugo, addicted to Evernoteこの記事のはてな被ブックマーク数

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