Ankiを使って英語も知識も忘れない環境を作る

Ankiを使って英語も知識も忘れない環境を作る

2021年1月11日に、Ankiというツールについて学び始め、ここのところずーっとそれについて考えています。

Ankiは、日本語の「暗記」が語源の文字どおり暗記を手助けするためのツールです。

Anki – powerful, intelligent flashcards

AnkiについてはPodcastでも話しているんですが、見事に自分の今のメインテーマ「PKM」とも深く関わる話なので、この機会に「記憶」というものについて考えてみたいと思います。

記憶や知識は必要なくなったのか?

インターネットが登場してから、より正確に言えばGoogleが登場してから世間の風潮として「知識」というものの重要度が下がったと考えるようになった人はきっと多いと思います。(少なくとも私はそうでした)

学生の頃から日本で1番高い山から10番目に高い山までを覚えておくことに意味があるとは感じられなかったし、 鎌倉幕府ができた年が何年だろうがどうでもいい。 なんなら自分が学生時代に理系を選んだ理由は、「数学」「物理」というものが 相対的に記憶の重要性が低かったからだったと言えるかもしれません。

外国語だってそのうち翻訳が進化すれば話せなくてもほとんど問題はなくなるはず、と思って、10年前くらいに英語は「やらないことリスト」に加えていたりもしていました。

学べば学ぶほど新しいことがどんどんわかるようになって楽しくなる

この10年ぐらいはずっとそういうことを考えて生きてきたんですが、Obsidianに出会ってから、いろんなことが変わりました。

自分が学んだことを整理してまとめておくという行為がすごく楽しい。

本を読んで覚えたことをObsidianで整理しておくと、今までよりも読んだ内容がすごくよく「わかる」

これが楽しくなって、本を読んで学んだことをPodcastで話すようになったら、ますますいろんなことの理解が深まって、さらに学ぶことが楽しくなってしまう。

そういう正のスパイラルによって、新しいことを知ることがどんどん楽しくなってきています。

理解するのに大事なのは基本的なことをしっかり身に付けること

そういうことを考え始めていた時に思い出したのがAnkiと言うものでした。

自分の脳内から必要なことをすぐに思い出せない状態と言うのは、自分の部屋が整理整頓がされていないのと同じ状態では無いだろうか?

必要なものがすぐに取り出せない = 整理されていない部屋で、果たして質の高い効率の良い仕事をすることというのはできるのだろうか?

PKMという「 個人が知識をマネージメントする」 と言うことを考えるときに、「暗記」というものは馬鹿にしてはいけないのではないだろうか。

わからない言葉は検索すれば見つかると言う程度のあやふやな記憶で、きちんと自分の考えを整理してまとめることができるのだろうか。

基本の重要性というのは、ブックカタリストと言うPodcastをやって自分の身に染みて痛感したばかりのこと。

ブックカタリスト第03回:功利主義入門 – ブックカタリスト

考えると言うこともしっかりした土台がなければ薄っぺらな考えしか出てこない。結局、きちんと、深く物事を考えるためには、大前提として基本的な知識と言うものが非常に重要なのではないだろうか。

Ankiを使って自分がどのぐらい英語ができるようになるのか実験してみよう

まぁそんなことを考えたのはAnkiを使い始めてからの話で、もともとのきっかけは、人でした。

Obsidianのことを学ぶときに最も 参考にさせてもらっている「ぱだわん」さんは、Twitterでもブログでも、とにかくいろんなところでAnkiAnkiって何回も言っていました。

ぱだわん🐶さん (@ankiyorihajimey) / Twitter

圧倒的な知識量と、その知識量を背景にした説得力に感動した「独学大全」著者の読書猿さんも、Ankiと言うツールを使って「学んで」いることも知りました。

決して後退しない学習ーAnkiを使うとどうして一生忘れないのか? 読書猿Classic: between / beyond readers

そんなことを考えていたら、英語をできるようになりたくなっちゃったんですよね。NFL(アメリカンフットボールのプロリーグ)が 好きでずっと見てるんですが、日本語放送がどんどん減ってきていて、自分が見たいものを見ようとすると結局英語放送しかない。

アメフトを快適に楽しむには、 英語を問題なく聞き取れるようになるしかない。

それならば、Ankiを使って 英語できるようになってやろうと。

自分がAnkiというツールを使って、それだけでどのぐらい英語が理解できるようになるのか実験してみたいという気持ちも大いにあるし、それで英語を聞き取れるようになったらいいことしかない。

幸い、毎日ちょっとずつ何かを続けるというのは、俺は得意なのである。ごりゅごcastは、毎日続けて500回以上継続しているのである。

Ankiを使う理由というのは大体後付けでがんばってかっこいいことを考えてそんな話にしたって言う感じなんですが、 Ankiというツールは割と自分と相性が良いみたいで今のところ楽しく使えています。(3000円のモバイルアプリも買った)

これ以外にも、AnkiとObsidianを組み合わせて「英語以外の新しく学んだことを覚える」 とかも試してて、これもまたすごく便利だなって感じているんですが、これに関してはまたある程度使ってみてからまとめたいと思います。

Obsidian_to_Ankiの使い方 : ZettelkastenとSRSを組み合わせる

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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