abc記法の少し詳しい使い方

主にABC Music Notetionの使い方。

その他ABC記法の参考資料も参照。

情報フィールド

ブロックの上部は、主に「情報フィールド」として使う。 上記サンプルのアルファベットの意味は以下の通り。

T:タイトル M:拍子(例は6/8拍子) L:楽譜を書く時の音符の単位 K:曲のキー Q:テンポ

abc 記譜法 2.2 版(情報フィールド)

G:グループ(楽器など) W:歌詞(下に書かれる) w:歌詞(音符の真下)

歌詞の追加(一般的によく見るのは小文字のwを使った表記)

楽譜の書き方

abc記法は「上の方」に情報フィールドを書き「下の方」に音符を並べていくのが基本。 情報フィールドの書き方はすでに↑にざっとまとめたので、以下では音符の書き方をまとめていく。

音符の書き方

基本的には、A〜G(ラ〜ソ)の音に対応したアルファベットを書けばよい。 アルファベット1文字で、L:楽譜を書く時の音符の単位で選んだ音符が並ぶ。

音の高さ

音の高低は、大文字小文字に加え、記号を組み合わせて使う。

左から上にかけて音が高くなる。(下付き記号は下げる、上につく記号は上げる、と考えると覚えやすい) C,D,E,F…CDEF…cdef…c’d’e’…

L:1/8
C,D,E,F, CDEF cdef c'd'e'f'
L:1/8
C,D,E,F, CDEF cdef c'd'e'f'

音の長さ

アルファベットの後ろに数字を並べる。2倍の長さならば後ろに「2」を付けて、半分の長さならば後ろに /2 をつける。

L:1/8
C,2 D,2 E,2 F,2 C3D E3F c4 d4 e4 f4 c'/2d'/2e'/2f'/2
L:1/8
C,2 D,2 E,2 F,2 C3D E3F c4 d4 e4 f4 c'/2d'/2e'/2f'/2

連符

三連符

L:1/8
(3cde
L:1/8
(3cde
記法意味
(23 回分に 2 音符
(32 回分に 3 音符
(43 回分に 4 音符
(5_n_回分に 5 音符
(62 回分に 6 音符
(7_n_回分に 7 音符
(83 回分に 8 音符
(9n 回分に 9 音符

付点音符

>に「長さ半分を足す」の意味

L:1/4
C>
L:1/4
C>

ブロークン・リズム(3:1のリズム)

``` abc
L:1/8
a>b c<d abcd
```
L:1/8
a>b c<d abcd

臨時記号

コンマとアポストロフィを使う

^=_(シャープ、ナチュラル、フラット)

L:1/8
^a =b _c
L:1/8
^a =b _c

休符

休符は、zまたはxを使う

繰り返し記号

記号意味
|小節線
|]細線-太線 (終止線)
|細線-細線 (複縦線)
[|太線-細線
|:繰り返し開始
:|繰り返し終了
::繰り返しの開始と終了

繰り返しの 1カッコと2カッコ はそれぞれ [1[2

タイ・スラー

- の記号を使って、 abc-|cba や c4-c4 のように書くことでタイになる。 c4 -c4 や abc|-cba はダメ。

スラーは、 ( abc )ように、括弧をつけて、その中に音名を書く。

装飾音は波カッコ {} を使う。

アポジャトゥーラとアッチャカトゥーラを区別するために、 アッチャカトゥーラは最初に波カッコのすぐあとにスラッシュを置く。 例:{/g}C or {/gagab}C:

装飾記号

多くの装飾の略記法が利用可能である:

. スタッカート ~ アイリッシュ・ロール H フェルマータ L アクセント M 下モルデント O コーダ P 上モルデント S セーニョ T トリル u アップボー v ダウンボー

装飾は、装飾音の前に置く。

和音とユニゾン

和音 (すなわち、1つの符幹に2つ以上の音符があるもの)は [] 記号の中に音を記す。例:

[CEGc]

はハ長調の和音を示す。これらは連桁することもできる。

[d2f2][ce][df]

和音内にはスペースがないことに注意。

4.18 和音記号

変動要因: ここでの和音のリストとその扱われ方は今後何らかの点で拡張されるだろう。 それまでは、プログラムのコード記号の扱いは特に柔軟であるべきだ。

和音記号(たとえば、和音/ベース 音符) はメロディーラインの下に(パッケージによっては上に)あり、該当する音符の左に二重引用符でくくって表記する。 例:

5. 歌詞

5.1 行揃え

w: 属性を使う

adcd| defg
w: are da ed da | 日本語 使え ます よ

dohremifasollatidoh

dohremifa

訳注:abcjs で第2の書き方をすると、G A B c に doh re mi fa があたってしまい、誤った表示となる。

分割記法

X: 1
T: 赤い靴
M: 4/4
L: 1/8
Q: 1/4=120
K: Am
%%staves (2 1)
V: 1
| "Am" x8 | "Am" x8 | "Am" x8 | "E7" x8 |
| "Dm" x8 | "Am" x8 | "E7" x8 | "Am" x8 |]
V: 2
| A,B,CD E4 | E2FD E4 | E2A2 _C'2A2 | B4 z4 |
| A2A2 F2F2 | E2EE D2F2 | E3F E2E2 | A,4 z4 |]

V: で声部に分けて %%staves (2 1) で重ねます。 x8 は何拍続けるかの表記。 これだとコード部分を試行錯誤しやすくなります。

ABC記譜法 Scrapbox

わりと高度なことやってて、これ見れば一通りわかりそう abc Music Notation

X: 1
T: 赤い靴
M: 4/4
L: 1/8
Q: 1/4=120
K: Am
%%staves (2 1)
V: 1
| "Am" x8 | "Am" x8 | "Am" x8 | "E7" x8 |
| "Dm" x8 | "Am" x8 | "E7" x8 | "Am" x8 |]
V: 2
| A,B,CD E4 | E2FD E4 | E2A2 _C'2A2 | B4 z4 |
| A2A2 F2F2 | E2EE D2F2 | E3F E2E2 | A,4 z4 |]

いくつかのabcプレーヤーは、 メロディーラインで指定されたコードシンボルに基づいて自動的に伴奏を生成することができる。 この伴奏を演奏するためのGM楽器を提案するには、次の指示文を使用する。

%%MIDI chordprog 20 % Church organ

タブ譜の表記

{
  "tablature": [{"instrument": "guitar"}]
}
---
楽譜

歌詞や注釈

{
  "tablature": []
}
---
X:1
T:Autumn Leaves
M:4/4
L:1/4
K:Gm
|GAB|: e4- | eFGA | d2 d2- | dEFG | 
w:1.~か し を か く の で す
w:2.~に だ ん に か け ま す
s:注 釈 も 加 え られます
[1 c4- | c D =E ^F | B4 | z GAB :|
[2 c4-| cAcB |  G4- | G z ^F G :|
|| ADA2- | AAGA | B4- | BBAB|
| c4- | cFfe| d4- | d z ^c d|
|ee =cc| A3e| d2d2-|d3G|
| c3 B| A2 BD| G4-|G4|]

s:は注釈で、 w:は歌詞 コードの、度数とかを書くのであれば、注釈で書くのがよさそう

ヘッダでレンダー方法の変更

RenderAbc options | abcjs

ここは、また後日きちんと確認する。とりあえず、タブ譜をオンにしたり、変則チューニングでのタブ譜表示も可能。

音色の変更

MIDIコマンドを使って音色を変えることができる

%%MIDI program 24

音色は、General MIDIに則った数字を使う。 General MIDI - Wikipedia

ただし「No.」表記の1つ少ない数字を選ぶ必要がある。 8個単位で並んでおり、大雑把に以下のようなものが選択可能。

ドラムの音を鳴らす

{
  "tablature": [{"instrument": "guitar"}]
}
X:1
T:Drums
M:4/4
L:1/4
V: 1 clef=perc
C,,[C,,D,,]C,,[C,,D,,]C,,[C,,D,,]C,,C,,C,,

パーカッションノート番号