パッドはギターやピアノより手軽なのか。物理的な特徴から比べる

前回のおさらい:Padで始める音楽生活

64Padで始める音楽生活の2記事目です。
前回は パッドとの運命的な出会い と、この連載が目指す方向性をまとめました。

そこで今回は、Padという「楽器」について、もう少しその特徴をまとめてみたいと思います。

まずは、プレーヤー人口がもっとも多いと思われる「ギター」や「ピアノ(鍵盤)」と比べながら、Padの特徴について考えていきます。

ギターもピアノもPadも「和音」が鳴らせる

まず、ギター・ピアノ・Padのすべてに共通する特徴があります。

この「同時に複数の音を鳴らす」ことを「和音を鳴らす」だとか「コードを鳴らす」と言います。人間の声では(モンゴルのホーミーなどの例外を除いて)、一度に1つの音しか出せません。しかし、楽器を使えば複数の音を同時に鳴らすことがは簡単にできるようになります。

これは人間が道具を使いこなせる素晴らしさの1つですが、同時に「自分の体ではない何か」を操作しなければならない難しさが出てくる、ということでもあります。

たとえば、ほとんどの人は知っている曲なら(上手い下手の差はあれど)カラオケでその歌を歌えますよね。これは人間が生まれながらに持っている「歌う能力」のすごさを表しています。

さらに、自分が歌える曲であれば、メロディーが「合っているかどうか」も分かります。つまり、人間は「メロディー」に関してはとても優れた能力を持っているのです。

ところが「複数の音が同時に鳴っているのを聴き取る」となると、メロディーだけを聴き取る時と比べて、何十倍も何百倍も難しくなります。

ただ、複数の音を聴き取るのってめちゃくちゃ難しいけど、それが演奏できるようになるとメロディーだけを歌う時と比べて「音楽やってる感」がめちゃくちゃ大きくなります。その代表格とも言えるのが「弾き語り」というやつです。

ピアノやギターを使って伴奏をしながら、同時に自分で好きな歌を歌う。一人で伴奏とメロディーという2つのことをやるのって、超難しそうに聞こえますが「自分が1人で楽しむ」というレベルならば、おそらく多くの人が思うよりもずっと簡単にそこまでは到達できます。

ごりゅごの経験から言うと、とりあえず自分1人で「弾き語りできた感」を味わうくらいであれば、この連載で「仕組み」を理解したあと、1日30分の練習を1週間も繰り返せば「ぽい感じ」には余裕で到達できます。(最初に「簡単な曲」を選ぶのはだいじ)

ちなみにこの目安の時間はあくまでも「パッドで弾き語りをしてぽい感じに演奏できるようになるために必要な時間」です。

ギターは、おそらく1日30分の練習を1週間繰り返しただけでは、まだ「コードを押さえて鳴らせる」ようになるかどうか。ピアノならば(♯や♭が出てこない曲限定)だったらぽい感じになるかなあ?というところ。

もちろんそれは、個人差や相性などいろんな要素があるので所詮「目安」であるとしか言えないですが、少なくとも第一歩を踏み出す段階であれば、ほとんどの人にとって「一番簡単な楽器」と言っても間違いではないと確信しています。

また、注意していただきたいのはここで到達するレベルというのは、まだ「かっこよくするための工夫」とか「ちゃんとリズムに合わせて弾く」とかを意識する前の段階です。あくまでも「自分一人で演奏して、それっぽい感じになってきたぞ」というくらいのレベルです。

ただ、ちょっと頑張って練習して「ぽい感じ」にまで到達できると、そこからは練習が圧倒的に楽しくなるんですよ。ほとんどの人が楽器を挫折するのって、その「ぽい感じ」に到達できないからなんですよね。

逆に言えば、理屈が分かって、理屈を使って「ぽい感じに出来る」というところまで到達できれば、あとはもう「勝手に練習してうまくなっていくようになる」と言ってもいいでしょう。

物理的な特徴:手軽さと管理のしやすさ

続いては、パッドという楽器の物理的に優れているところである「手軽さ」についてまとめます。

Padの手軽さ

パッドは「物理的な部分」において、ギターやピアノよりも「手軽である」という優位性を持っています。

「入門用」として紹介する予定のLaunchPad Proは、幅268mm × 奥行き268mm × 厚さ18mmで、重さはおよそ1kgの楽器です。

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13インチのノートパソコン(MacBook Pro 2015)のサイズが幅310mm × 奥行き221mm × 高さ15.5mmなので、ノートパソコンよりも横幅は少し小さくて奥行きが少し広いくらい。

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つまり、 ノートパソコンを置けるスペースがあれば、そこにパッドを置いて練習できる んです。これは、後述する鍵盤に比べて圧倒的に優位な部分です。

また、よくも悪くもパッドは「電子楽器」なので、それ自体で音を発することはできません。

どこで買ったやつも、基本的にはみんな同じ。ギターのような個体差が存在しないので、誰かと「同じ設定」にすれば、簡単に「同じ音が出せる」ということでもあります。

もちろんそれは悪く言えば「面白みがない」という言い方もできますが、これもまた「入門用」として手軽な点の1つでしょう。

保管なども特に気を使うようなことはありません。もちろん乱暴に扱わない方がいいには決まってますが、家の中のその辺に転がしといても調子が悪くなるなんてこともありません。

ギターの管理の手間

パッドと比べると、ギターって「管理」大変なんです。

まずギターは基本的に「抱えて演奏する」前提であるため、大抵のギターは「丸い」形をしています。だから、ギターは、それ自体で安定して立てておくことが難しい。安全に保管するためには、スタンドを用意して立てかけておいたり、ハードケースに収納するなどして、物理的に安全な場所を用意してあげないといけません。

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また、四季がある日本の気候は(湿度に応じて、木材が膨張・収縮するので)ギターをきちんと丁寧に保管しようとすると湿度管理なども必要になってきます。

まあ、はじめての練習用ギターでそこまで気を使う人は多くないと思いますが、ギターの「管理の手間」はそれだけではありません。

ギターは、「弦」というものが消耗品なので、これらを定期的に、適切に取り扱ってあげる必要もあるのです。

手汗が多い人なんかは、弾き終えるたびに手入れをしてあげないとすぐに錆ついてきたりもするし、どんな丁寧に扱っていても、弦は時間とともにかならず「延びて」しまい、音質が変化してきます。

また、当然Padよりサイズも大きくて重さも重いので、練習時にパッドよりも肉体的な負荷が大きいです。(ギターは軽めのもので重さ3〜4kgくらい。ギターの練習をしてるときは、生後数ヶ月の赤ちゃんをずっと抱えているような状態だと言える)

個人的には、ギターの練習とパッドの練習の一番の大きな違いは「疲れやすさ」でした。パッドは「疲れないからいっぱい練習できるようになった」んですよ。これは自分的にはかなり大きな発見でした。

ピアノの設置スペース

そして次はピアノの物理的な特徴です。

多くの方はご存知だと思いますが、まずそもそも、本物の「ピアノ」を置ける家は限られます。

グランドピアノを家に置くことはほとんどの人にとって現実的ではないし、普通のアップライトピアノすらも、家に置こうとすれば結構な場所が必要です。

「ちゃんとしたピアノ」は、当たり前だけど↓こういう値段で、さらにこれを家に置いておくためのピアノ専用の部屋まで必要になります。

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もう少しシンプルなアップライトピアノを選ぶとしても、どちらにしても生の音は結構な音量があり、一般家庭でピアノを弾くというのは、けっこうな苦労が伴います。(もちろん今はこういうことに配慮された製品も多いが、デカいし、価格が高いということは変わらない)

現実的には、現代で「ピアノ」という言い方で選択肢に上がるのは、電子キーボード(MIDIキーボード)や、鍵盤付きのシンセサイザー、もしくは電子ピアノ、と呼ばれるものになってくるでしょう。

ただ、これらのモデルでどういうものをエランだとしても、ある程度自由に演奏ができるもの(音域が広いもの)となると、かなり「横にデカい」です。

多くの人が「まともに弾けるギリギリのサイズ」と言いそうなものでだいたいこのくらい。

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パッドと同じように、ノートパソコンが置ける場所にキーボードを置くと考えたら、2オクターブ(ドレミファソラシド2回分)くらいが限界。

これなら確かに手軽ではあるけど、今度は逆に初心者が「ぽい演奏」をするには、音域が小さすぎて難しい。

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パッドと同じ4オクターブくらい出せるものを探すと、結局のところ700〜800mmくらいの横幅が必要になってきます。

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単純計算すると、パッド3個分くらいの横幅になりますね。(パッドは幅268mm)

こうやって、物理的なサイズ、保管の手間などを比べてみると、ギターやピアノに比べてPadが「手軽な楽器である」というのはご理解いただけるのではないかと思います。

各楽器の特徴と演奏のしやすさ

前回、パッドのいいところを以下のように紹介しました。

パッドというのは超大雑把に言うと「ギターとピアノのいいとこ取りをして、さらに小さくて、学びやすい楽器」

フィンガードラムだけじゃない 64パッドで始める音楽生活

これについてもう少し詳しく掘り下げます。そのためにまずは、ギターとピアノ、それぞれの特徴を整理します。

ギター:形で覚える音楽の世界

ギターの特徴を整理すると、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  1. 視覚的に演奏できる(形を横展開できる)
  2. 「弦」による制約が大きい
  3. 制約のおかげで独特のカッコよさを持つ

まず、ギターは非常に「視覚的な楽器」です。基本的に、形を1つ覚えれば、それを横にずらすだけで「音の高さだけが違う同じコード」が弾けます。たとえばCのコード(セーハ)を覚えたら、それを横に2個ずらしてあげればDのコードになります。

ただし、ギターは6本の弦を自分の手で押さえて音を鳴らす、という制約があります。(ピアノは一つ一つの音にそれぞれ弦があるイメージ)

この構造によって、弦やポジションが変わると音色や演奏のしやすさが変化し、これがギター独特の「らしさ」「カッコよさ」につながることが多いです。

ギターの面白い特徴は、「隣同士の弦の音」が4度(ドとファ)の間隔になるように設定(チューニング)されていることです。ただし、1箇所だけがこの音の間隔が異なります。

いろいろ調べてみると、よく使われるコードを普通の人でも押さえやすくするためにこうなったのではないか、と言われていたりするんですが、詳細は分かりません。

この特殊な設定のおかげで、ブルースなどは「ぽいやつ」がめちゃくちゃ演奏しやすいんですが、この音の間隔のズレがあるために、コードが「横移動」にしか応用できません。同じ形で「縦移動」をすると音の並び方が変わってしまいます。

そのため、「形で覚えられる」というメリットはあるものの、縦移動を考えるとどうしても、違うパターンの形も覚える必要が出てきます。(頭で理解するのは簡単でも、演奏が出来るようになるためには「身体で覚える」必要が出てくる)

また、弦を弾いて音を出すという特性上、1つの弦では1つの音しか鳴らせません。そのため、音域が離れた音は同時に鳴らしやすいけど、音域が近い音を同時に鳴らすのは難しい楽器でもあります。

たとえば、ピアノと同じように「ドミソ」という3つの音までなら同時に鳴らせても、「ドミソシ」という4つの音を同時に鳴らすのは、普通の人の手ではかなり難しいです。

ギターのコードの押さえ方っていうのは、よくも悪くも「基本形にならない」(基本形は押さえられない)んです。

つまり、ギターは、よくも悪くも基本とは違う「カッコいいコードの響き」しか作れない楽器で、「基本的なコードの響き」を作るのはとても難しい楽器なのです。

ピアノ:楽譜と相性のいい優等生

次はピアノの特徴です。これも大きく3つに整理します。

  1. 楽譜との相性が抜群に良い
  2. 白鍵だけで基本的な音階が弾ける
  3. コードの形が基準音によって変わる

まず一番大事なのはピアノと楽譜の関係性です。

ピアノはとにかく「楽譜」とめちゃくちゃ相性が良い楽器です。というより、西洋の楽譜システムはピアノのために設計されていると言っても過言ではありません。

ピアノの白鍵を順番に弾けば、それがそのまま「ドレミファソラシド」になります。楽譜の上でもドレミファソラシドは全部お隣同士です。

そのため、ピアノは楽譜を見て演奏するのが簡単で、ギターは楽譜を読むのが難しい(ピアノ用の「言語」をギター用に「翻訳」する必要がある)ということになりがちです。

ただし、楽譜を読むのは簡単でも、ピアノにはピアノ独自の難しさがあります。特に「コード(和音)」を弾く時は、ギターと違って「横にずらす」という方法が使えないのです。

基本的なコードというのは「ドレミファソラシド」の音を「1個飛ばしで演奏する」のが原則です。

ただし、この「ドレミファソラシドを1個飛ばしで出来るコード」って、全部が「違うグループのコード」なんです。

「ドミソ」の3つの音を鳴らすとそれは「C」と呼ばれる「メジャーコード」なんだけど、それを一つ横にズラした「レファラ」はDm(ディーマイナー)という「マイナーコード」になってしまう。

次の「ミソシ」がEm(イーマイナー)なのかと思ったら、その次の「ファラド」はまたF(マイナーがつかないただの「エフ」)ということになってくる。

ギターだと、1回「C」を覚えてそれを横にずらしたら「D」や「E」です。ピアノみたいにDマイナー、Eマイナーにはなりません。

物理現象と楽譜の違い。ギターとピアノの構造から由来する違い。西洋で作られた楽譜という表現の特殊性。教会音楽から始まった西洋の「音楽理論」というやつは、こういうのが歴史的にいろいろとごちゃごちゃに絡まってしまっている。だからといって物理的な基準に従って構造化をしても、それは「音楽」をやる場合には便利とは限らない。今の「理論」にも、ちゃんと便利なところがある。

「理系」の中でも業界が限られますが、電子はマイナスからプラスに移動しているけど、電流はプラスからマイナスに流れることに「なっている」(そうしないともう整合性が取れない)と学んだと思います。

それとは原理的にも構造的にも異なる次元の話ではあるんですが、音楽もこういう「いろんなものが歴史的に積み重なって複雑化している」ということだけ分かっておけば、これから「理論」を知る時にも、少し納得がしやすくなるはずです。

物理現象を基準に考えれば「半音ずつ」並んだ楽譜の方がわかりやすい気がするけれども、西洋の楽譜は「ドレミファソラシドが隣同士で並ぶ」というルールで書かれている。楽譜というやつが、ピアノの構造に合わせて作られていると言ったのはそういうところも理由の一つです。

だからピアノは、楽譜を見てメロディーを弾くのは比較的簡単。少なくともギターよりはずっとシンプルに楽譜が理解できます。だけど、コードの名前だけを見てパッと演奏しようとすると、かなり多くのことを身体で覚えてやらないと対応がむずかしい。

ピアノは「簡単な曲の弾き語り」なら簡単なんだけど、どんな曲でも弾けるようにしようとか、転調に対応しようとなると、覚えることがめちゃくちゃたくさんになってくるんです。

Pad:ギターとピアノの良いとこ取り

で、パッドですよ。

コードをずらせばだいたい弾けるギター君(でも楽譜は苦手)と、楽譜が得意なピアノ君(でもコードはいっぱい覚えないといけない)と比べて、パッド君はどんなやつなのか。

(この連載では「ギターと同じ音の並べ方」である「4度設定」にしてパッドを練習する前提で話します)

パッドは、コード(たくさんの音)を弾くときは、ギターみたいに「形」を1つ覚えれば、あとはズラすだけで演奏が出来ます。

さらに、ギターみたいに「一部の弦だけ音の間隔が違う」ということもないので、形を一つ覚えたら、その形のままで縦や横にずらすだけで「同じグループのコード」に移動できます。

さらに、ピアノの「白いところ」に相当するドレミファソラシドだけを光らせることによって、ピアノよりは難しいけれどドレミファソラシドはわりと簡単に弾けます。

ギターみたいな弦を鳴らすという物理現象が発生しないので、隣り合った音を同時に鳴らすことも簡単。だから「ギターではほぼ無理」と言っていた「ドミソシ」の4つの音を「基本的な普通の響き」で簡単に弾くことが可能です。

これものちのち紹介していく予定ですが「音の響き」を覚えていく時には、ギター独特のカッコイイ響きを覚えるよりも、基本的で普通の響きを何回も聴く方が応用がしやすく、結果的に「聴く能力」も早く上達します。

聴く能力の上達というのは当然「音楽の能力の上達」とも直結しているので「耳を鍛える」という観点でも「パッドは学びやすい」という言い方ができるでしょう。

さらに言えば、基本的な音の並び方は「ギターと同じ」なので、実はギターをある程度弾ける人(セーハコードとか、ジャズのシェルコードがわかる)は、実はギターで覚えてることをほぼそのままパッドで応用することが出来るのです。つまり、多少の変換はあれどギター経験者はは「ギターの経験を活かして」パッドに入門することが可能です。(そして、パッドで学んだことをギターにも応用できる)

もちろんピアノでもそれは同じようなことが言えて、元々ピアノの音程構造をきちんとわかっている人であればあるほど「いきなり上手に弾く」ことは可能です。

とにかくパッドの「全部同じ形でいい」というのが、演奏のしやすさという観点でも、音楽を理解するという観点でも、音楽を楽しむ場合でも、真剣にやる場合でも、あらゆる場面でめちゃくちゃ大きな力を発揮するんですよ。

慣れないうちはたぶんそれって「ふーん」って思うだけです。でも、音楽経験がある人ほど「トライトーンってそういうことだったのか!」」みたいな発見が、たくさん出てきます。

つまりですね、パッドというやつは、ギターを弾く人にも、ピアノを弾く人にも、ありとあらゆる人が音楽を構造的に理解するための教材としても優れているものでもあるんですよ。

あらゆる音の関係を、視覚と聴覚は連動させて、演奏しながら自然に理解が出来るようになっていく。

音楽というものの「構造」を理解することが楽しめるタイプの人であれば、それはもう100%間違いなく「パッドが一番いい」

これはもう心の底から断言できます!

次回予告

ということで、次回はもうちょっと「具体的な話」をしましょう。

実際にパッドを始めてみるとして、どんなものが必要なのか。機材だけじゃなくて、うまく購入するテクニックだとか、実際にどうやって音を出すのか、と言った話も簡単に紹介して「とりあえず触って音を出してみる」まで到達出来るようにしたいと思います。