DAWに録音して聴き返すと練習の質が変わる
ケーブル一本でDAWに直結して録音する環境があると、演奏のズレが視覚的にわかり、ゆっくり弾いて聴き返すサイクルが日常に組み込める
楽器を録音するために、マイクを立てて部屋の音響を整えるという従来の手順は、個人の練習環境で再現するにはハードルが高い。エレキギター、シンセ、パッドのようなライン出力を持つ楽器なら、ケーブル一本でDAWに直結して録音できる。録音の準備が簡単になると、練習のたびに録音する習慣がつく。
録音すると、演奏中には気づかなかったタイミングのズレが見えてくる。DAWの画面では波形やMIDIノートが時間軸に並んで表示されるため、グリッドに対してどの音が前にずれてどの音が後ろにずれたかが視覚的にわかる。耳だけで判定するには相応の聴覚訓練が必要だが、視覚フィードバックならその訓練を待たずに使える。
テンポを落としてゆっくり弾いたものを録音すると、ごまかせなくなってタイミングや脱力の状態がはっきりする。速く弾くとタイミングや強さのズレが聴き取りにくくなるが、ゆっくり弾いた正確な演奏を繰り返し記録する方が上達は速い。
Ableton LiveやBitwigにはセッションビューという機能がある。クリップ単位でループを並べて自由に切り替えながら繰り返せるので、4小節のコード進行ひとつで何時間でも練習できる。曲を完成させる必要がない。DAWを練習用に使うなら、セッションビューの有無がDAW選びの判断軸になる。
→ DAWは練習楽器として使うと挫折しにくい → MIDIで録ると演奏をデータとして扱える
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