Graph Analysisは計算でリンクのないノート同士のつながりを見つける

グラフを眺めるだけでは端にある希少なつながりを見落とす。Graph Analysisはリンク構造を数値で解析し、Adamic-Adarで希少なリンクを重く評価して、直接リンクのないノート同士の関連候補を出す。

Obsidianのグラフビュー

Graph Analysisは計算でリンクのないノート同士のつながりを見つける

グラフビューを開くと、ノードと線が広がる絵が出てきます。きれいではあるものの、眺めているだけでは新しい発見にはつながりません。ここで役に立つのが Graph Analysis というプラグインです。ノート同士のリンク構造を数字として読み直し、まだ線でつながっていないのに関連していそうなノートの組み合わせを計算で洗い出します。

人が目で追うと、線が集まっている中心のノートばかりが目立ちます。端のほうにある、少ししかつながっていないノート同士の関係は見落とされがち。Graph Analysis はその見落としを数字で拾い上げて、候補として並べてくれます。

直接リンクがなくても関連を見つける

Graph Analysis は、2つのノートが直接リンクしているかどうかだけを見るわけではありません。共通のリンク先を持っているか、同じノートから参照されているか、といった間接的な関係も手がかりにします。だから、一度も互いにリンクしたことのないノートでも、似た話題のノートから参照されていれば関連候補として上がってきます。

出てきた候補を見て「確かにこの2つは近い」と思えたら、その場でリンクを足せばいい。計算が候補を並べて、最後に関係があるかを決めるのは書き手、という分担になります。

希少なリンクほど高く評価する

候補の並べ方を決めているのが Adamic-Adar というアルゴリズムです。2つのノートがどれだけ近いかを、共通してつながっている相手ノートから測ります。このとき、あちこちからリンクされている人気のノートを共通点に持っていても、あまり意味がないと考えます。逆に、ほとんど誰ともつながっていないノートを2つが共通して参照していたら、その一致は偶然ではなく強い関係だと評価する。

数式で言えば、共通の相手ノートのつながりの多さ(次数)の対数をとり、その逆数を足し合わせます。難しく見えますが、やっていることは単純です。つながりの多い相手ほど軽く、少ない相手ほど重く数える。この重み付けのおかげで、キーワードがたまたま一致しただけの浅い関連ではなく、本質的に関連する意外な組み合わせが上位に出てきます。

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