トイカとマナカの相互利用が出来るようになったのでポイントのこととかを調べてみた

最近は切符を買って電車に乗るのがめんどくさくてたまりません。goryugoです。

ついにというか、ようやくというか、東海地方でも交通系電子マネーの「相互運用」が開始され、TOICAとmanaca、お互いのエリアで「1枚のカード」を使って乗り降りが出来るようになりました。

それに伴い、トイカ及びマナカの両方のエリアの「定期券」も、ようやく1枚にまとめられるようになりました。

とは言え、このトイカとマナカ、なんだかわかりにくい事がいっぱいなので、一体どういった仕組みで、何がどうなっているのか。

どういった使い方をすれば「便利」なのか「お得」なのか。その辺りをちょいと調べてまいりました。

トイカ(TOICA)とマナカ(manaca)

まずは2種類のICカードTOICA(トイカ)とmanaca(マナカ)について。

東海地区のICカードはトイカとマナカの2種類。なんだけど、厳密にはmanacaにも2種類のmanacaが存在しています。

  • JR東海が発行している「TOICA」
  • 名古屋市交通局が発行している「manaca」
  • 名鉄が発行している「manaca」

2012年4月21日からの相互運用の開始に伴い、どれを持ってても、東海圏内なら「どこでも」使える感じになりましたが、結構色々「使い勝手」に違いがあるのです。

そして、「3種類のカード」が存在していることで、これがまたとても複雑でわかりにくいものになっているのです。

使える範囲の違い

まずTOICAとmanacaで違うのが「利用可能エリア」

これは、2013年春にはどちらも「同じ」になる予定ですが、現段階ではTOICAに軍配が上がります。

違いは、東海圏「以外」での利用可能範囲。

manacaは実質東海エリアのみでしか使えないのに対し、TOICAであれば東京、大阪、その他ほぼ日本全国のJR路線ではTOICAを利用することが可能です。

manacaには「ポイント」がある

エリアがわりと有利なTOICAに対し、manacaのメリットは「ポイント」

manacaマイレージポイントという名前で「電車代」をポイント還元してくれる仕組みが存在しています。

この部分、仕組みがとても複雑っていうかわかりにくいので大雑把に書きますが、覚えておきたいのは3点。

  • 地下鉄と名鉄で貯まるポイントは別々
  • もらったポイントはどっちでも使える
  • 1ヶ月に一定以上の利用がないとポイントは付かない

manacaマイレージポイントの計算

詳細は以下のサイトに載っておりますが、名鉄はポイント計算がものすごく難しい上に、付与されるポイントは月数千円の利用では雀の涙。

一方、地下鉄は月に2000円程度利用すれば10%程度ポイントが付きます。

そもそも地下鉄には「ユリカ」という割と還元率の高いプリペイドカードが存在していた影響か、ポイントの還元率はなかなか良い印象です。

名鉄のポイント計算法:manacaマイレージポイント|名鉄manacaと「名鉄たまルン」の公式サイト

地下鉄のポイント計算法:マナカマイレージポイントとは|名古屋市交通局

「名鉄の」manacaには名鉄たまルンポイントがある

そして、最強に複雑かつ難しいのがこの2種類のmanacaの違い

同じmanacaというカードなのに「名鉄たまルン」というmanacaで買い物したときにポイントをもらうためには「名鉄発行」の「記名式」manacaが必要なのです。

まずは「名鉄の駅」で「記名式manaca」を買って、下記ページから入会申し込みをして、入会完了。あとは、自動で「名鉄たまルン」ポイントが付与されるようになります。

「名鉄たまルン」

ぶっちゃけ、ポイントがたまるお店はまだまだめちゃくちゃ少ないし、ポイントを使うためにはもの凄くメンドクサイ手続きが必要なのですが、それでもまぁ今のところ一番お得な交通系電子マネーはこの「名鉄manaca」と言ってよさそうです。

manaca1枚+Suicaとかが全国で割と便利

通勤通学の定期として使っていないのであれば、とりあえずは「名鉄(MIC)発行のmanaca」を1枚持っておく、ってのが今のところ一番良いのではないかな、と考えています。

んで、東海以外のエリアでも利用する可能性がある場合、関東が多ければ「Suica」を、関西が多ければ「ICOCA」をもう1枚追加で持っておく。(TOICAは東海以外の私鉄に乗れない)

これでもまだ「私鉄系」に不便なことが多いのですが、東海圏在住だったら、このくらいが割とバランスが良いのではないかなーと思ってます。

現在のところ私は、「オートチャージ付きSuica」+「地元でmanaca」っていう2枚の運用で生活しています。

この辺り、これからもっと便利になってくれることを期待したいですねー。

TOICA – Wikipedia

manaca – Wikipedia

トイカやマナカの払い戻し(解約)の方法 | ごりゅご.com

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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