ここ数ヶ月、嫁@haruna1221にPhotoshopの使い方を色々と教えてもらって、最近ようやく(ワンパターンながらも)自分の中でわりとアイキャッチっぽい感じのブログ用アイキャッチ画像を作れるようになりました。
Lightroomを使った超簡単画像加工にも言えることですが、Adobeソフトって、なんかすげぇ難しいイメージなんだけど、ある程度のパターンを覚えれば、それなりな感じのものを作るのは結構簡単みたいです。
料理とお絵描きのセンスが絶望的だったgoryugoでもできた、Photoshopを使って上の写真の様なアイキャッチ画像の作り方を紹介したいと思います。
参考:4年前のすごいメシマズな写真をご紹介します | ごりゅご.com
最近は、こんな感じのやつをだいたい5分くらいで作れる様になりました。
Photoshopを使ったアイキャッチの作り方
大雑把にこの「センター文字入れアイキャッチ」の作り方をまとめるとこんな感じです。
- 長方形を作る
- 長方形を真ん中に合わせる
- 長方形の色を背景から選択
- 不透明度の調整(これがぽい感じを生み出す)
- 文字入れ
- 文字の色決め
- 文字のカーニング(1ランク上の雰囲気になる)
- 文字を真ん中に合わせる
私のようなスーパー初心者目線で言うと、特に大事なのが「不透明度」の調整。
これを活用してやるだけでも、なんとなーくそれっぽい感じの「俺が作ったアイキャッチ」感あふれる画像を作ることができるようになります。
Photoshopは昔よりは安い
とりあえず最初に覚えておきたいのは、Photoshopは(昔のイメージと比べれば)それほど高いソフトではない、ということ。
30日間の体験版であれば「Adobe IDを作れば」無料で利用できるし、要するにAdobeIDさえあれば体験版が利用できます。
また、気がつけばいつの間にかAdobeは「月額課金システム」が標準になっており、Photoshop&Lithgtroom(写真管理)が使えるフォトグラフィープランというやつであれば月々の料金は980円。
以前は軽く10万オーバーだったことを考えれば、とりあえず「手が出しやすい」金額にはなった感じはしています。
それでも月々980円ってかなーりお高いんですが、もう一工夫してやればもう一段階安く使えるし、何よりもLightroomが驚くほど簡単で天才(毎月980円払う価値はあると思ってる)なので、Photoshopは言ってみればLightroom好きにはおまけみたいなもんです。
Adobe Photoshop & Lightroomの月間使用料を安く済ませる方法 | ごりゅご.com
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(Lightroomを使った超簡単自動画像加工)
長方形の作成
というわけで、実際のアイキャッチ作成の手順です。
まずは文字入れをする長方形を作成。横幅とかはみ出るのを気にせず「長方形ツール」を選択した後に細長い長方形を作ってやります。
長方形の縦幅は、画像の縦幅の4分の1くらい。縦幅が3分の1まで大きくなると、画像が3等分されてしまい「あんまいい感じじゃない」状態になってしまいます。
文字を入力した後に明らかに変な感じになった時(文字が1行で収まらないとか)は、入力した文字サイズの2~3倍程度の高さを目安にして縦幅を調整し直します。
ちなみに、長方形がうまく作れない時には、左上のほうにある「オプションバー」で「シェイプ」が選択されているかを確認。
長方形を真ん中に移動
その後、長方形を「移動ツール」(ツールの一番上にあるやつ。Vキーを押すと選択される)を使って画像の中央に移動。
長方形をドラッグしてやると、自動的にちょうどぴったりの場所に貼りつく「スマートガイド」ってやつが機能して、ここが中心だよ、みたいなのを教えてくれるので、それに従ってやればきっちりと中心に長方形を配置できます。
(中心に細いピンクの線が表示されてる)
また、長方形のサイズを変えたりしたい時には「バウンディングボックスを表示」にチェックを入れておくと、あとで大きさなどもドラッグで変更できます。
長方形の色選択
長方形を作り終えたら、次は「色」と「透明度」の選択。
長方形の色変更の際には「レイヤー」の「長方形」の中の四角いところをダブルクリック。
ここで、色を選ぶツール(カラーピッカー)が起動します
ここで自分のセンスで色を選ぶというのは私にとって自殺行為なので、そこで役立つテクニック。
「スポイトツールで画像の中の色を選ぶ」という技を使用。
基本的には「黒っぽい色」を選んで、後の文字を白にするのが失敗しにくく、見やすい色選択として無難な方法。
難しい場合は「黒」に決め打ちでも問題なし。
その後「不透明度」の調整。不透明度は70-80くらがちょうどいい場合が多いです。
この「不透明度」を使ってやると、私のような素人からすると一気に「ぽい感じレベル」が上がります。
文字入れ
その後、アイキャッチ画像に入れる文字の入力。
文字のサイズは、だいたい長方形の縦幅の1/3~1/4程度。
文字の量によっても変わってきますが、基本的に文字は1行に収まるように文を調整。アイキャッチなので、長すぎる文章はかえって分かりにくくなります。
文字は「黒っぽい長方形の時は白文字」「白っぽい長方形の時は黒文字」を選択します。
文字のカーニング
続いて行うのは、文字入れをちゃんとデザインする際には必須の「カーニング」
文字詰め、というやつです。
文字と文字のバランスを調整してやって、文字の見栄えを良くする、というテクニック。
ただ、これもまた私のような素人が自分でやっても自殺行為なので、これもPhotoshopの機能の任せます。
やることはごくシンプルで、文字のカーニング設定のところで「オプティカル」を選んでやるだけ。
ここは、手動で文字1個1個の間の数字を調整してやる、ってのが本来のカーニング手段。
- オプティカルはPhotoshopが自動でカーニングを設定する
- メトリクスは「フォントがカーニングデータを持っていた場合」それに基づいてカーニングする
オプティカルとメトリクスはこれらを「自動」で調節してくれる方法です。
とりあえずPhotoshop任せで私的には十分にいい感じになるので「オプティカル」選んどけば大丈夫かと思います。
カーニング大事とか言えるとちょっとプロっぽい気分が味わえます。
文字を真ん中に合わせる
そして最後に、入力した文字をセンターに持っていきます。
文字データの場合に難しいのが、文字を中央に移動させようとしても、基準が「文字の下」にあるため、Photoshopの「ピタッとくっつくやつ」に頼れません。
なのでここはまず文字のレイヤーを選んで「スマートオブジェクトに変換」を選択。
これによって、文字が、文字どおり「オブジェクト」として扱われるので、長方形などど同じように「中心基準」で移動したりできるようになります。
同時に、文字が「文字じゃないもの」として扱われるので、後から文字を変更したり、サイズ調整したり、などということはできなくなります。
(そういう時のためにスマートオブジェクトにする前にレイヤーのコピーを作る、なんてテクニックがあるらしい)
文字を中心に移動できたらこれで完成。
ファイルサイズを抑えた書き出し
ファイル > Web用に保存 でファイルを書き出して完成。
この際、書き出す画像のサイズを本来の画像サイズの2倍のピクセル数で、画質を30程度の低めに設定してやると、Retina画像にも対応した「容量が小さいけどキレイな画像」として保存することが可能です。
画像をRetina対応しつつ容量を抑える方法 | ごりゅご.com
まとめ
改めて手順を簡単にまとめると、いたってシンプルです。
- 不透明度80くらいの黒っぽい長方形を真ん中に置いて
- 白っぽい文字をカーニングして配置する
実にワンパターンな方法なんですが、このパターン1個覚えるだけでも割とPhotoshopが面白くなったりして、私のような絶望的に絵心がない、Photoshopもごちゃごちゃしすぎてホントに意味わからなさすぎる、という人のお役に立てれば幸いであります。
30過ぎてからでも結構いろいろ新しいこと覚えるの楽しいな、と改めて思います。
ほんと俺、料理とデザインは絶望的だったけど、そろそろちょっと人並みを目指しても良いんじゃないかと思えるようになってきました。
参考
Adobe Photoshop & Lightroomの月間使用料を安く済ませる方法 | ごりゅご.com
iPhoneで撮った写真を超簡単に美味しそうにする方法 | ごりゅご.com