
先日紹介したLifecycleという全自動ライフログアプリ。
睡眠ログアプリSleep Cycleの会社が出した全自動生活記録アプリが面白そう | ごりゅご.com
最初の何日かはひたすら自動でログがたまるのを待たなきゃいけなかったんですが、ようやくデータもたまり、色々とどんなものかわかってきたので、ちょっとご紹介いたします。
一言で言うとこれ、実に楽しくて大好きな感じのやつで、これなら有料プラン(年1000円)に入ってもいいかな、って思える感じのやつでした。
ていうか、とりあえずお試し1ヶ月無料の有料プランを試したらいい感じだったので、次回更新で有料プランにお金払おうと思ってます。

どこに何時間いたのかはほぼ完璧

2週間ほどずーっとバックグラウンドで起動(というかインストールだけして放置)していて、閲覧できるようになったデータを見る限り、記録と記憶にある「行った場所全て」はほぼ場所も正確で、何時から何時までいたのか、という時間も完璧でした。
1回目の訪問の際には「自分でその場所とカテゴリを登録する」って必要があるんですが、2回目以降ならそういう必要もなし。

訪れた場所だけでなく、移動時間というのもきちんと記録してくれていて、例えばこの日の場合、スーパーへの行きと帰りにかかった時間が14分と11分で、スーパーの滞在時間は28分。
このデータ、1個だけがあってもまぁ別に役に立つわけではないと思うんですが、1週間、1ヶ月と使うに連れて「日頃の食事のためのスーパーでの買い物」にどのくらい時間を使ってるか、ってデータなんかかなりお手軽に、かなり正確なデータとして把握できそう。
よく行くお気に入りのお店なんかも、何月何日の何時から何時、とかはもうしっかりちゃんと記録として残しとけます。
カテゴリ毎の統計も便利

無料で使えるのはこの「基本の円グラフ」だけで、上記のような「トレンドグラフ」は有料版の機能(年間1000円)なんですが、この有料の統計データも、たぶん普通に生活してたら絶対に気がつかないようなデータがたくさんで非常に面白いです。
毎日の「移動時間」はどのくらいなのかだとか、通勤の行き帰りにかかった時間なんかもグラフで分かる。

買い物は、どういう場所に何回行ったとかも記録されてるし、そのための「移動時間」なんかもグラフで見られたりとか。
融通効かないめんどくささもある

で、何よりもすごいのが、このアプリは「1回目の場所とカテゴリ登録」さえ済ませてしまえば、これらのデータが本当に「自動」で記録され、いつでもお手軽に振り返ることができること。
ただまぁ、やっぱり「全自動」には限界があるみたいで、ちょいとアホなところとか融通の利かなさとかもまだ残ってました。
例えば、うちのすぐ近所(本当に徒歩2〜3分)に病院があって、先日そこに健康診断に行ってきたんですが、この場所を「病院」として記録してやったら、以降自宅にいる時間も全部「病院」とかって記録されちゃったんですよね。
で、それはあまりにも不便すぎるので、病院という場所を「常に無視」にしてやったわけですが、こうなると以降(ほぼ可能性はないけど)病院に行った記録は「残らない」わけで。
この辺りの「同じ場所で色々なことがありうる」という、例えば駅の構内での買い物、みたいなやつは、実質「自動記録は無理」で、そのあたりはもう諦めるのしかないのかなぁ、ってのが正直なところ。
一応「手動で時間と場所の記録」ってこともできるんですが、この辺も、ちょっと融通が効かなかったりよくわからんところもあったりして、まぁその辺は諦めて、できる部分だけ記録できればいいのかなぁと。
まとめ 自動記録に面白さを感じるなら使ってみる価値あり
駅前とか、隣の病院とか、そう言う悩みは多少あるんですが、総じて言うとこれは非常に楽しくて面白い「自動ライフログアプリ」ではないかと。
少なくとも私の生活の場合、家にいる時間、外にいる時間はほぼ完璧に把握できるようになったし、日頃の生活での「ご飯のための買い物時間」はほとんど完璧。
超リアルな「食事のための時間コスト」もこれがあればかなり正確に把握できそう。
また、超お手軽な「この前ご飯食べに行った日記」「遊びに行った日記」としても、写真やらSwarmチェックインとはまた別の視点で振り返ることができるようになった感じです。
アプリの説明にもありますが、仕組み的にバッテリーへの影響はほぼゼロ(1日1%も影響しないらしい。記録を見る限りiOSの「よく訪れる場所」を利用してると思う)だし、基本データだけならば無料で利用可能。
文字通り「試して見るぶんにはタダ」なアプリです。
「ライフログ」「Google Latitude」「自動記録」みたいなキーワードが好きな人ならば、一度試してみる価値はあるのではないかと思います。
ぼくはこのアプリは大変面白くて大変気に入りました。