最近、Obsidianで読書メモを残す、という方法にハマっています。1ヶ月くらい試行錯誤して、自分にとってよい方法、というのがようやく大体まとまってきたので、それについてまとめたいと思います。
Obsidianに関しては、以下の記事で紹介しています。
早く読まずに、1冊をゆっくり時間かけて読むようにしている
まずそもそも最近意識して心がけてるのは、根本的な本選びと、その読み方。
最近はライトなビジネス書的なものをサクッと読むということはほとんどせず、自分がよく知らない分野の本だったり、名著、名作みたいな情報密度が高そうな本を読むようにしています。
例えばサピエンス全史なんかは、以前読んだけど密度が濃すぎてまだ理解が足りない感じがしているので、改めてもう一度読みながら読書メモを作り直そうと計画中。
後述する、ハイライトの読み返しがしやすいので、基本的には本はKindleストアで買ってます。(ハイライトできる電子書籍なら、Apple Booksでもなんでもいい。ほぼ慣れの問題)
ハイライトしてスクショを残す
本を読んでいてやる事は基本的にシンプルで、読んでてこれはいいなぁとか気になったり覚えておきたいと思ったことをKindleのハイライト機能を使ってハイライトし、その画面のスクリーンショットを残しておきます。
スクショを見ながらObsidianに記録する
こうやって記録したスクリーンショットは、1日15分ぐらい時間を用意して、その時間に読書メモとしてまとめるようにしています。
Kindleのハイライト部分をコピペするだとか、音声入力を使って引用部分をまるっと記録する、ってことをやっていたんですが、今はそういう事はやめました。
最近はスクリーンショットを見ながら書いてある内容を自分なりの言葉にまとめてノート(Obsidian)に記録するって言うことをやっています。
スクリーンショットは、まだ記録してないメモがあるっていう目印。
それを見ながら、その前後の文章とかも同時に見返しながらできるだけ自分の言葉で書いてあることに見出しをつけたり、内容を要約したりってことをやっています。
で、役目を終えたらスクリーンショットは削除。
お勉強的な行為がObsidianで楽しめるようになってきた
こういうのって、学校のお勉強で、学んだことを自分なりにまとめてノートを作る、っていうものに近い感じかなーなんてことを今は思います。
ハッキリ言って学生時代はこういうノートにまとめる、みたいなのはすごい嫌いなことでした。
でも今は、より多くの事柄をできるだけ素早く整理して吸収していくためには、結局「自分でまとめる」っていうのが1番手短でスマートな方法なんじゃないかなって思います。
とは言え、こういう事をやろうと思えて、やってて効果があると思えているのは「デジタルツールならではのメリットがあるから」
Obsidianでは[[キーワード]]っていう感じでフレーズを二重括弧で囲う事で、他のノートとつながりが作れるし、[[からキーワードを書き始めると、これまでのキーワードが入力候補として出てきます。
こういうことができるおかげで、ある本の内容が、他の本と繋がって、いろんな方向から物事を学ぶことができる。
キーワードの候補に気になったキーワードが出てくるお陰で、忘れかけていた言葉を再び思い出すことができる。
こういう面白さがあるからこそ、かつて嫌いだった「自分なりにノートをまとめる」ってことができるようになった気がするし、こういうことができるお陰で「ノートにまとめる」という行為の価値が高くなっているのではないかと思います。
お勉強で、ちゃんと「わかる」ようになるのって、人にわかるように説明ができるようになることで、そうなるためには一回書かれている内容を自分なりに頭の中で整理してまとめることができないといけない。
その第一段階として、読んだ内容を自分の言葉で1回まとめてみる。
ただまとめるだけではつまんない(と自分は感じる)けど、デジタルの力で、書いたものが他の本内容なんかと繋がるのが見つかったりすると、それはまあ面白い。
知識なんてい必要ないという考え方もあるけど、知識を得るための前提の知識がないと、ちゃんと知識が知識にならない。
もちろん、検索すれば0秒でわかること、っていう事柄もいっぱいあって、どういう基準で「覚えること」「覚えなくていこと」を選り分けるのかというのは難しい話です。
とは言え、行為としての学ぶことの面白さに目覚めると、これは趣味として大変コスパに優れ(2000-3000円で半日以上楽しめる)しかもそれが人生で役に立つかもしれないという、大変優れた娯楽なのではないかと思ったのでした。
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