Graph Analysisは計算でリンクのないノート同士のつながりを見つける

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Graph Analysisは計算でリンクのないノート同士のつながりを見つける

グラフビューを開くと、ノードと線が広がる絵が出てきます。きれいではあるものの、眺めているだけでは新しい発見にはつながりません。ここで役に立つのが Graph Analysis というプラグインです。ノート同士のリンク構造を数字として読み直し、まだ線でつながっていないのに関連していそうなノートの組み合わせを計算で洗い出します。

人が目で追うと、線が集まっている中心のノートばかりが目立ちます。端のほうにある、少ししかつながっていないノート同士の関係は見落とされがち。Graph Analysis はその見落としを数字で拾い上げて、候補として並べてくれます。

使う前に確認すること

2026年10月25日時点のObsidian公式コミュニティプラグイン一覧では、この記事で扱う graph-analysis の登録を確認できませんでした。この記事は仕組みの解説として読み、現在の入手方法や動作状況は開発元のリポジトリで確認してください。同名に近いプラグインを、このプラグインの後継とみなして導入するものではありません。

追加プラグインを使わずにノートのつながりを見直す方法は、標準グラフビューを絞り込んで孤立ノートを見つけるにまとめています。

直接リンクがなくても関連を見つける

Graph Analysis は、2つのノートが直接リンクしているかどうかだけを見るわけではありません。共通のリンク先を持っているか、同じノートから参照されているか、といった間接的な関係も手がかりにします。だから、一度も互いにリンクしたことのないノートでも、似た話題のノートから参照されていれば関連候補として上がってきます。

出てきた候補を見て「確かにこの2つは近い」と思えたら、その場でリンクを足せばいい。計算が候補を並べて、最後に関係があるかを決めるのは書き手、という分担になります。

希少なリンクほど高く評価する

候補の並べ方を決めているのが Adamic-Adar というアルゴリズムです。2つのノートがどれだけ近いかを、共通してつながっている相手ノートから測ります。このとき、あちこちからリンクされている人気のノートを共通点に持っていても、あまり意味がないと考えます。逆に、ほとんど誰ともつながっていないノートを2つが共通して参照していたら、その一致は偶然ではなく強い関係だと評価する。

数式で言えば、共通の相手ノートのつながりの多さ(次数)の対数をとり、その逆数を足し合わせます。難しく見えますが、やっていることは単純です。つながりの多い相手ほど軽く、少ない相手ほど重く数える。この重み付けのおかげで、キーワードがたまたま一致しただけの浅い関連ではなく、本質的に関連する意外な組み合わせが上位に出てきます。