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先日予約したKindle Paperwhiteの2015年モデルが到着しました。
Kindle PW 2015年モデルが発売開始 旧モデルとの違いなど | ごりゅご.com
今現在も到着したやつをいろいろ触っているところですが、とりあえず私が持ってる2013年版のKindle Paperwhiteと比較して、どこがどう変わったのかを簡単にまとめてみたいと思います。
予想通りの驚きの白さ
Kindle Paperwhite 2013と2015の比較。たぶんこの白さでこの解像度は、以前試したKindleVoyageと同じレベルのもの。http://t.co/Q8XGpxBzl9 pic.twitter.com/nrhLrSfqKi
— 五藤隆介 (@goryugo) 2015, 6月 30
2015年版のKindle PWを購入したときの記事にも書いたんですが、2015年に発売されたKindle PWの旧モデルとの違いは(カタログ上は)「解像度だけ」です。
ただ、実際に届いた製品を比べてみると、もう明らかに「全然違う」というレベルで新しいKindleの画面は綺麗。
何よりも違いが大きいのは、解像度と「色」
とにかく新しいKindle Paperwhiteは、文字通り「Paperwhite」で、画面がすごーく白くなってます。
当時Kindle Voyageを購入したときと全く同じ感想なんですが「活字だけならさほど違いは気にならないレベル」だけど「漫画を読むならすっげぇ違う」
活字だけだと別に「文字を読むだけ」なので、後ろが白いことはさほど重要じゃない感じがするんですが、漫画の場合「白い部分が白い」おかげで、とにかく「絵が綺麗に見える」
これはもちろん、kindle voyageのピクセル密度が上がって、より細かい点を表現できるようになったってのもあるとは思うんですが、それ以上にこの「白さ」の影響が大きいような気がします。
また、活字に関してはもう少し補足すると、文字サイズなどの表示設定を同じ条件にしても新型Kindleの方が文字が小さい場合がある、という謎の違いもありました。
200ppiと300ppiの違い
「色」以外の解像度という点を比較すると、文字サイズ小さめ(8段階の1~3くらい)だと、わりとはっきりと「違う」ってわかるレベルで文字の見やすさが違います。
この違いを写真で見せるのは私の腕では不可能なので、敢えて文字で表現するならば、2015年版のKindleを見たあとに2013年版を見るとなんだか視力が悪くなって文字が読みにくくなるイメージ。
文字サイズが大きければほとんど違いは気にならないのは事実ですが、2015年版で少し本を読んでみたら、これまでよりも小さい文字サイズで読もうという気になった、てのは意外な発見でした。
5分10分本を読む程度だったら変わらないかもしれないけど、数時間とか本を読むとかなり目の疲れやすさとかも違ってくるかもしれません(まだそこまで使ってない)
動作は速くなってない(むしろ遅い?)
そしてもう1つ、カタログには出ないけど気になる「速さ」
以前私が2012年モデルから2013年モデルに買い換えた最大の理由が「新しいモデルが圧倒的に速くなってたから」ですが、残念ながらこれに関しては期待を下回るレベルでした。
同じマンガを2冊並べてページめくりボタンを連打してみましたが、目に見える違いは無いどころか、むしろ新しい方が遅いんじゃない?という、iPhone3GSからiPhone4に変化した時みたいな「解像度上がった分仕事が増えてもっさりした」みたいな状態になっています。
活字の場合は画面の書き換えが少ない分、ほとんど違いはわかりません(これも右側が新型モデル)
参考までに、2012年モデルと2013年モデルの比較
「遅い」って程ではないですが、少なくとも体感レベルではっきり「速くなった」とは言えないレベルであることは間違いないと思います。
とは言え「通常の使い勝手においては」どちらも別に変わらない、問題ない、と言えるレベルでは無いかと思います。
また、連続でページめくりしない限りは、速さの違いはほとんど「ないに等しい」くらいだと考えて間違いないかと。
まとめ 新旧どちらがいいのか
新旧モデル(2013と2015)の違いをまとめると
- 解像度の違いは結構デカい。文字サイズ1周り小さくして読みたくなる
- 画面全体は圧倒的に白くなり、漫画のクオリティは大きく上がる
- ページめくり速度は変わらない
- 変わらないというかちょっと遅い
- その他の違いはほとんど無し
旧モデルの在庫セールなんかで値段変動が激しくなりそうですが、それでも数千円の違いであれば「見た目の良さ」に軍配が上がります。
とりあえず安いKindleが欲しいならば、ライト無しの一番安いモデルを買った方がコスパは高いです。
とは言え、今時スマホのKindleアプリでも十分なのに、それでもわざわざKindleという端末を購入すること自体の目的って「快適に読書したい」からだと思います。
それを考慮するならば、やはりKindle Paperwhiteのキャンペーンなしモデルくらいからかなり「快適」になるかと思います。
キャンペーン付きモデル、というやつはこういうめんどくささが存在。
広告なしモデルは「電源ボタン」を押したらすぐに本が読み始められるのに対して、広告付きモデルの場合は「電源を押した後にさらに画面のスワイプ」が必要
ボタンを押したらすぐに本が読めるのと、ボタンを押してさらにスワイプをすると本が読めるもの。
違いは「たったこれだけ」でありつつも、読書専用端末でこういう一手間ってかなーりめんどくさくて、これだったら俺は2000円余分に払うわい、って思う人が多いんじゃないかと思います。
お金無制限にあればKindle Voyage一択なんですけどね。今現在さすがにこの価格差ではKindle Voyageはコスパ悪いかなぁ。