💡Ankiの効果と活用シーンの多彩さを語りたい

最近ずっと「Anki」というツールにハマっているので、その面白さ、効果について色々書いていこうと思います。

Ankiは下記ページからダウンロードできる「分散学習システム」を用いた学習用のソフトウェアです。

Anki – powerful, intelligent flashcards

以前から無料で提供されていたソフトで、人気が出て、開発者が「開発に専念するためにモバイル版を有料で作った」という経緯があるソフトです。(気に入ったら是非モバイル版を買いましょう)

AnkiについてWebで情報を調べると、語学学習に関するページばかりが見つかりますが、Ankiの活用範囲はそんな限られたものじゃないよ、もっとありとあらゆる「学ぶこと」で使えるよ、ということをお伝えしたいと思います。

英語は、聞いた瞬間に意味がわからないと「わからない」

まず最初に、過去の自分を含めた多くの人に伝えたいのが「暗記」というか「記憶」というものの重要性についてです。

これは最近英語を勉強している中で痛感した話なんですが、現実の世界で英語を聞き取ろうとする時には、1個1個単語の意味を調べてる時間というものは全く存在しないんですよね。

単語を聞き取って、意味を考えて、あ、あれか、ってわかってももう遅い。

英語を聞き取る、という場合には、英語は「聞いた瞬間に」意味が分からなければ役に立たない。

「読む」ことなら、ゆっくり、自分のペースで読み進めれば英語の文章もある程度理解ができていたので、自分の中では英語はある程度「わかる」ものだと思ってたんですが、これは勘違いだったのではないかと思うようになりました。

英語を聞き取ろうと思ったら、聞いた瞬間に意味がわからないと「できる」と言えない。

さらに言うならば、単語が聞こえてきた瞬間に、その言葉の「概念」が頭に浮かんでこないと「わかる」ようになれない。

少なくとも自分の目的である「アメフトを英語実況で楽しむ」ということを実現するには、この「聞いた瞬間にわかる」というのは必須であることがわかりました。

英語を聞き取って理解しようとするときには、単語の意味を思い出すなんていうことは、時間的にも脳内リソース的にも「そんな余裕はない」

学ぶこと、理解すること全てに同じことが言えるのでは?

この「聞いた瞬間に概念がわかる」ということを最近よく考えています。

なんか、これって言語だけじゃなく、あらゆる新しいことを学ぶ時にも同じことが言えるのでは?

そんなことを最近「ブックカタリスト」をやりながら感じました。

参考エピソード:ブックカタリスト004 アフターショー – ブックカタリスト

「功利主義」「J・S・ミル」「リバタリアン・パターナリズム」「危害の原理」

私が紹介した本の中でこんな言葉、概念などがたくさん出てきましたが、何回も本を読み返して、こういう言葉を「聞いた瞬間に概念が浮かんでくる」レベルまで「記憶」できてからだと、本を読む速度がめっっっっっっちゃ早くなるようになったんです。

読んだ本:これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) | マイケル・サンデル, 鬼澤 忍, 忍, 鬼澤 | Kindle本 | Kindleストア | Amazon

逆に、よく知らない「ジョン・ロールズ」「正義論」みたいな新しい言葉が出てくると、とにかく言ってることがよく分からなくて全然読み進められない。一応なんとか読んだけど、読んでもなんか面白くなくて、よくわかった気がしない。

思考には流暢さが重要

そこで使ったのが「Anki」です。

Anki – powerful, intelligent flashcards

1回本を読んで、どういう言葉、どういう概念が出てきたかはある程度わかったので、Wikipediaなどを見たりしながらAnkiに「ものすごく簡単な問題」を作っていきます。

例:『正義論』(A Theory Of Justice)を執筆したのはジョン・ロールズ。

(後ほど詳しく書きますが、作る問題は、このレベルの「超簡単でシンプルなもの」であることが重要です)

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この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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