読書メモは完璧を目指さず楽しさで続ける
完璧な読書メモを目指すと読書そのものが止まる。残す範囲を狭める、習慣を一段ずつ増やす、面倒くささを悪い合図と見なさない。読書メモを続けるための考え方を説明する。
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読書メモは完璧を目指さず楽しさで続ける
本を読む動機は「楽しい」「面白そう」で十分です。それ以上は要りません。義務感で選んだ本は、忙しい日や疲れた日にまっさきに止まる。好きな本なら、読みたいから開く。外の事情に左右されない読書は、この違いから生まれます。
そのうえで、メモを続かなくさせる一番の原因が完璧主義です。ここでは「ちゃんとやる」を手放すための考え方を並べます。
完璧なメモを目指すと読書が止まる
最初の章は意気込んで全部書き取れます。でも章が進むほど書くことが重くなって、やがて本を開く回数そのものが減っていく。メモのせいで読書が止まったら本末転倒です。読書メモは網羅の記録ではなく、自分にとって重要な断片だけを残すものと割り切ります。
書き始めたころの拙いメモは、失敗ではなく練習の成果です。後から見返せば改善点を教えてくれる素材で、書き直すたびに要約する力も付いていく。まず量、質は後から。この順番でかまいません。
習慣は一度に揃えず一段ずつ増やす
メモの書式、整理のやり方、道具の設定。全部を一度に始めようとすると、覚えることが多すぎて手が止まり、結局元の習慣に戻ります。最初の数週間はメモを残すだけ。次の段階で書き直し。そのあとに切り出しと整理。一度に増やす要素をひとつに決めると、できたことを確かめながら次に進めます。
面倒くささは悪い合図ではない
本の内容を噛み砕いて自分の言葉に置き直す作業は、正直なところ面倒です。この面倒さを認めてしまったほうが、かえって続けられます。「めんどくさい」という感覚は怠けの証拠ではなく、脳が大きなエネルギーを使って組み直しの作業に取り組んでいる合図だからです。
楽しさと面倒さは同居します。両方を受け入れて「だからやってみよう」と言えたら、読書メモは長く続きます。
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