ノートリンク機能の使い道 私のEvernoteの使い方 第12回

Evernote 4.0.4App
価格: 無料
公開日: 2008/07/11
バージョン: 4.0.4

 

最近出来るようになったEvernoteのノートブックリンク

なんかすげーって思いながら、なにをどういう風に使ったらいいのかイメージ出来なくて、基本ほったらかしのままでした。

「キレイに」保存するためにノートブックリンクを使うってのはアリだとは思うのですが、個人的にはメンドクサイ方が上回って、それはイラネって思ってました。

でつい先日、ようやく、自分なりのノートブックリンクの使い道みたいなのがようやく見つかりました。

ノートブックを減らしたい

なんか最近、Evernoteのノートブックが多すぎて、いろいろ不便満載でした。ノートブックが増えると、ノートブックの一覧性は下がるし、ノートを移動させるときに目的のノートブックに移動させにくい。移動するだけでちょーメンドクサイ事になる。

もちろん、スタックを使えってまとめるって方法もあるけど、そこは今回の目的とはちょっとずれてて、なんかもっと根本的に、ノートブックの絶対量を減らしたかった。

「よく見る」ノートブックはだいたい決まってるわけで、それ以外はノートブックとして複数に分けておく必要は低いはず。その辺のバランスを見直したかった。

で、三日三晩ひたすらEvernoteのノートブックを減らす方法を考えてたら、ノートブックのリンク機能とかタグを使うことで、かなーりノートブックの数が減らせそうであることを発見したのです。

GTD風ノートブックをリンク機能を使って減らす

GTDという「ワザ」を学んでから、EvernoteでもGTDっぽいことを実践して、色々とマジメに「次にやる」とか「プロジェクト」とか、そういうノートブックを作ってます。

この目的で使うノートブックを羅列してみると

  • 次にやる
  • プロジェクト
  • いつかやる
  • 連絡待ち
  • 資料

こんだけで既に5個。

さらに、GTD上級編の本を見ると、これ以外にも中長期の目標的な事を書いたリストがあるといい、みたいなことが書いてあって、それも真似してノートブックを作ったら、合計軽く10以上。

イラネ

特に、中長期の目標とかほとんど見ることない。むしろ、単独のノートブックとして存在しているせいで見る機会が減る。これらノートブックはイラネ。ていうかこれは、量が少ないからノート1つにまとめれば問題なし。

そしてもう一個。「資料」ノートブック。これもイラネ。

ていうかむしろ、これはリンク機能を使った方が便利。これちょー便利な事にようやく気がついた。

プロジェクトに資料ノートを紐付けする

ちょーマジメにGTDを見習って「資料」なんてノートブックを作って「資料」になりそうなウェブクリップなんかを放り込んでいたんだけど、これちょー無駄だった。

資料が10とか20になると、もはやこの資料がなんのための資料なのかパッと見てもわからなくて、資料の意味を成していなかった。なんか、せっかくデジタルなのに、やってることがちょーアナログだった。

これを「リンク機能」を使って「プロジェクト」に紐づけてやると、天才的にわかりやすくなった。

たとえば今、自分の「プロジェクト」に「ハワイ旅行」てのがある。結構色々といろんな事を調べたりしてて、それ用の「資料」になるウェブクリップとかがいっぱいある。

これが「リンク機能」を使うことですっげー一覧性が上がる。こうすれば、資料の中身はEvernoteのどこにあろうが問題ない。ぜーんぶまとめて「アーカイブ」に突っ込んでおけばおk。

まだまだ色々スカスカなんだけど、ここに色々気になることとか考えたいこととかメモる。ここが色々調べたり考えたりする本拠地。

そして、細かい資料である「地図」とか、詳しい日程、やりたいことや細かい知識など。とにかく「量が多くなる」細かい情報は全部「リンク」にしてまとめておく。

これで、全体を俯瞰しつつ、同時に細かい部分にも素早くアクセスが出来る。

現在進行形な時にちょー便利だった

なんとなく「リンク機能」にはとりあえずメンドクサイイメージだった。

キレイで見やすいノートを残しておくために便利だよ、って言われてる感じがして、それってメリットよりもメンドクサイの方が上回るじゃねーか、って思ってた。

リンクの便利さは「残しておくため」じゃなくて、今まさに考え中な出来事で使ってやると便利なんだとようやく気がついた。

一つの目的に対して、考えることがいっぱいあるようなこと。

それらの細部は「リンク先」でまかないつつ、本拠地である「リンク元」ではもっと全体を見渡しながら大きな視点で考える。

「本の目次を作る」じゃなくて、「目次を考える」ていうか「目次を考えながら本を作っていく」過程としてリンク機能を使う。なんかそういうイメージでの使い方がすっげーしっくりくる。

ドラッグドロップでリンク作成出来る

「リンク機能」を使えば、全体の俯瞰はしやすくなる。そして、当然ながら「リンクを作る」という手間は増える。

これは、多少簡単にできる。

ノートを別窓で開いておいて、そこにノートをドラッグドロップしてやればリンクが作れる(今気がついた)

右クリックして「リンクを取得」して、ノートに貼り付けるよりはかなり手間は減るだろう。

手間とのバランス

実際、全部のノートとかにいちいち「リンク」を作ったりするのは、明らかにメンドクサイ。全部マジメにリンクとか作るのかって言ったら、たぶんやらない。

「巨大プロジェクト」であれば専用のノートブック一個作った方が便利だし、ちょっとした「プロジェクト」では、わざわざリンクするよりも一つのノートに全部書いちゃった方がわかりやすいこともある。

この辺は、やはりそれぞれ適材適所みたいなものがあって、そのバランスとかは毎回違ってくる感じはする。

ただ、リンク機能のおかげで「方法」ていうか「手段」は増えた。もっともっと色んな「リンクの使いみち」も出てくるだろう。

その面白さに魅了されて、またもや「手段を考える」っていう新しい目的が出来て楽しくなってきた次第。

参考

ちょっと本気でEvernoteの使い方を掘り下げてみる -第六回 GTD風なEvernoteの使い方 –

Evernote for Macについにノート間リンク機能が!!!

この記事を書いた人

五藤隆介(goryugo)

「仕事効率化」「ライフログ」「家族Hack」「デジタル情報共有」みたいなことを書いてます。

面白い本について語るPodcast「ブックカタリスト」も始めました

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