Kindle史上最高値。白黒の電子書籍端末で35kオーバーという恐ろしいセレブ端末「Kindle Oasis」を買いました。これは仕事だと言い聞かせて買いました。
たけぇって言いながら、一応Kindle買うのは半分僕のお仕事だから買った。 – Amazon の Kindle Oasis Wi-Fi バッテリー内蔵レザーカバー付属 ブラック を Amazon でチェック! https://t.co/Xq4LM6SPQy @さんから
— 五藤隆介(⌚️あなたの知らないApple Watch🖋著者) (@goryugo) April 13, 2016
到着したKindle Oasisで、1~2時間くらいKindle Paperwhiteと同時に色々さわったりして、その後2~3時間くらい本を読んでみた状態です。
写真や、現段階での感想、Paperwhiteとの比較などをまとめてみたいと思います。
(良い意味で)電子機器というより文房具のような軽さと質感
最初にKindle Oasisを手に取ってみて感じたのは「なんかこれ手帳みたいな感じだな」って感想。
カバーが欲しくなくてもついてくるから、とりあえずカバーを装着して手に持ってみました。
この手に持った感じが、本当に手帳というか文房具というか、本体が軽いからってのもあるんだけど、すごく電子機器っぽくなくて、手帳を手に持ってるみたいな感じ。
カバー外してこうやってみてみても、なんというか実に手帳っぽいサイズ感。
嫁には「新しい乗って小さくなったんだね」って言われたけど、画面のサイズだけを見れば、これまでのKindleと同じ。上下の余白が小さくなって、確かに小さくなった感じはします。
厚さに関して言えば、薄い部分はものすごく薄いながらも、一番分厚い部分だけ見れば大体同じくらい。
って思いながらも、圧倒的に違うのが重さ。
2台のKindleを手で持ち比べてみると、もうなにこれ全然違うやん、てレベルで重さは違います。
Paperwhiteはやっぱり「ずっしりくる、金属っぽい重み」があるけど、Oasisは同じくらいの厚さの冊子を手に持ったイメージ。
そういう意味でもわりとこのKindle Oasisは「文具っぽい」感じがしてきます。
また、細かいところを言うと、「上のボタンで進む」だと、指の支えがなくて持ちにくい感じがしました。
なので、設定で進む戻るボタンの動作を逆にして、小指で支えつつ、こんな感じでKindleを構えております。
Paperwhiteの時から片手持ちの時はこうやって持ってますが、本体が軽くなると圧倒的に快適さは増します。
画面は暖色系の白
また、今回のKindle Oasisは「Paperwhite」よりも画面の白さが減少し、全体がちょっと黄色っぽくなりました。
2013年モデルから2015年モデルに切り替わった時に、解像度の増加とともに画面がかなり白くなったんですが、今回の色は2013年モデルの色とはまた違う感じのものです。
Kindle Paperwhite 2015年版 旧モデルとの比較レビュー | ごりゅご.com
最近は電子ペーパーのKindleで漫画は読まなくなったんで気にならないけど、漫画好きな人は「なんでまた黄色くなったんだよ!」って思うかもしれません。
また、画面表面の手触りが、Kindle Paperwhiteよりもかなりサラサラな、Kindle voyageと同じ感じのものになってます。
これによって、画面なぞって文章をハイライトするのとかはだいぶ「気分がいい」
(って言っても違いとしての重要度は低い)
画面の発色については、これまでで最も色ムラがないって言われてますが、正直2015年版のPaperwhiteと比べても「ほとんどわからん」くらいのレベルかなぁと。
手触りに関しては完全にOasisの方が好きですが、画面の見え方に関しては、発色の好みの違いがあるくらいで「どっちでも大して変わらん」て感じでした。
というか、2015年版のKindle Paperwhiteの画面が十分すぎるほど優秀です。
ボタンの場所とかカバーとかの見た目
電源ボタンと充電用のUSB端子は上のところにあります
裏面には、カバーから給電するための接続部分。iPad Proのキーボードの接続とかと似た感じのやつです
カバーを側はこんな感じ
カバーをつけると、カバー部分が出っ張ります
ちょっと面白いな、って思ったのが、カバーを付けた状態だと、カバー&本体全体のバッテリー残量を表示して、カバーを外すと「本体のみ」のバッテリーを表示するところ。
ちなみに、カバーを付けておくと、常にカバーが本体を充電しようとします。これは割といい。
また、本体の自動回転も、十分に文句ない感じで優秀(オンオフできないぽい)
個人的に、結構「左手持ち」が多いので、どっちの手でも持てるし、持ち替えもスムーズにできるのは良い機能だと思います。
動作速度は全然変わってない
電子インクのKindleで最大のボトルネックが「動作速度」とか「反応速度」
これはまぁ驚くことに、2013年のKindleから、Kindle Voyage、Kindle Paperwhite2015年、Kindle Oasisと、ずーっと速度は変わっておりません。
(多少早いような気もするけど、体感できるほどの明確な違いはない)
日本で公式発売された初代2012年Kindleから次のモデルに変わった時は全然違うスピードになったので、当時のモデルを持ってる人には十分な買い替えの理由になりえたんですが、それ以降のモデルを持っていても「早くなったな」とは感じにくいんじゃないかと。
ここはもう驚くほど何も変わってなくてむしろ驚きです。
別に「本を読む」ことに関しては、日本で最初に出たKindleから何にも問題はないんだけど、ハイライトするときすらレスポンスが悪い、ってのはどうにかして欲しかったんだけどなぁ。
全体的なまとめ
Kindle Paperwhiteと比べると、圧倒的に軽くて小さくて手に持った感じは馴染みます。
これは間違いなくすごい。
Kindle Voyageは今は手元にないので直接比較はできないんだけど、それと比べても、明らかに本は「読みやすい」です。
Paperwhiteは「支える」ポジションと「ページをめくる」ポジションが微妙に違うんで、どうしてわずかに1テンポだけ動きに無駄がある感じ。
対してOasisであれば、本を持って構えてる状態から0.3mmくらい指を押し込めば、それですぐに次のページに移動してくれる。
ページめくりに関するて手間、手数が、限りなくゼロ。
紙の本は電車で片手読みするには多少技術がいるけど、Kindleは「ほぼ誰でも片手で読める」って素晴らしさがありますが、それが今までよりももっと快適に片手で読める、って感じです。
持ち方とか好みとかの要素は確かにあるとは思うんですが、多分きっと多くの方は「明らかにOasisの方が持ちやすい」って感想を抱くのではないかと思います。
カバーもまぁ悪くないし、外に持ち運ぶときならこれ付けておくと安心なのかな、みたいな感じはします。
でもやっぱ、値段考えたらほとんどの人にはオススメできないってのが正直なところなんすよねぇ。
Kindleのいいところって、電子インクだから目に優しいってのと、安いから気楽に雑に扱えるってところだと思うんですよね。
ここ何年も、KindleをZiplocに入れて、しょっちゅうお風呂に持ち込んで本を読んでたりするんですが、Kindle Oasisの値段だとちょっとそれには勇気がいります。
また、Kindle Paperwhiteは、厚くて重くてちょっと野暮ったいけど、だからこそ「頑丈そうなイメージ」があるので、雑に扱いやすいんですよね。
確かに間違い無く、Kindle Oasisの方が本を読むのは快適です。手に持つとすごくよく馴染みます。
でも、まぁお値段19800円くらいが出せる限界かなぁ。
読書が大好きで、文房具とか手帳とか大好きな人だったら、この値段でも愛せるだろうか、という感じ。
「とりあえず電子インクのKindle」が欲しい、くらいだったらPaperwhiteの購入をオススメします。
Oasisは、今一番いいやつをくれ、と自信を持って言える人用のものかな。
キャンペーン情報だけは無しにしとくべき
あ、あと最後に、Kindle買う場合、端末はどれでもいいと思うけど、それより大事なのは「キャンペーン情報なし」だと思います。
詳細はKindle Voyageの記事に書いてますが、キャンペーン情報付きは「広告が鬱陶しい」んじゃなくて「読み始める時の手間が多くて鬱陶しい」です。
Kindle Voyageを購入したのでレビュー書きます | ごりゅご.com
わざわざスマホでも事足りる電子書籍リーダーを買うならば、この鬱陶しさは余分なお金を払ってでも避けておかないともったいないかと。