読書メモは切り出してつなぐと知識になる
一冊単位の読書メモを独立した命題に切り出し、本のメモをリンクの入口として残し、振り返りのたびにリンクを足していく。読書メモを執筆の素材に変える工程を説明する。
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読書メモは切り出してつなぐと知識になる
一冊ぶんの要約を丸ごと保存しても、次に使う場面では本の内容ごと読み直すしかありません。読書メモを別の場面で使えるようになるのは、論点ごとに切り出して、別の話題との関連を書いたときです。
すべてを切り出す必要はありません。価値を感じた断片だけで十分です。それでも切り出したメモを増やすと、いま読んでいる本の内容と過去に学んだ内容を結びつけられる機会が増えます。
独立した命題に切り出す
切り出す基準は「その一枚だけで意味が成立するか」。タイトルは「〜についてのメモ」ではなく、「〜はこうである」という言い切りの形で書きます。言い切れたら切り出し完了。言い切れないなら、そこはまだ理解が足りていない部分です。
命題の形で書いたメモは、書いた当時の本とは無関係な場面でも、検索したりリンクを開いたりして読み返せる。後日まったく別のことを考えているときに、過去のメモを思い出すことがあります。一冊分を一つのメモにしたままでは、こうした関連を思い出しにくくなります。
本のメモにリンクを書いて残す
論点を切り出したら、元の本のメモに切り出したメモへのリンクを書きます。本のメモは、その本を主題にしたページとして残る。切り出したメモは、別のテーマを考えるときにも使います。
このように使い分ける。
ひとつだけ注意があります。切り出した側から本へ戻るリンクは張らないこと。数十枚を切り出すと、本のメモのバックリンク欄には自分で切り出したメモへのリンクが並び、他のテーマからこの本を参照しているリンクを見つけにくくなるからです。出典は「From: 本のタイトル」のような普通のテキストで残せば、検索結果で確認できます。
振り返りのたびにリンクを足す
読書メモを振り返るときは、内容を読み直すのではなく、リンクを足します。書いた直後は本の内容だけを前提に考えていて、別の本との関連を思いつきにくい。日を空けて読み返すと、その間に書いた別のメモも参照できるので、「似た話がなかったか」と問い直せます。
こうしてリンクを追加したメモは、文章に書く内容の候補になります。何かを書くときは、テーマの語や著者名で過去のメモを検索する。過去に読んだ本のメモを、後で書く文章に使えます。
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